スポーツマックス 2021年秋冬コレクション

マックスマーラは2月27日 10:00am(イタリア時間)、 イタリア ミラノにてスポーツマックス2021年秋冬コレクションを発表致しました。

Remember All Tomorrow’s Parties

崇高な裸体のギリシア彫像、 ルネサンス期にボッティチェリが描いた女神、 1940年代のファムファタール、 1960年代のサイケデリックなスピリチュアリスト、

1970年代のアクティビスト、 そして1990年代のテクノ世代――これらは、

スポーツマックス2021年秋冬コレクションで紡がれる銀の糸に沿って時空を移動する1人の女性の多様な姿です。 本コレクションは、

時間の概念を探究するイコノグラフィー(図像学)の研究をベースにした、 女性への賛歌です。 同時に、 歴史上の様々な新時代には、

象徴的な表現が改めて生み出されたり繰り返されたりしたことを受け、 崇敬されるトーテムのような神話を振り返ります。 また、

社会規範の外に飛び出し先入観を超越することで、 制約をものともせずに自らを表現し、 エンパワーメントを高めた真に自由な女性たちに捧げるオマージュでもあります。

今コレクションの中心となるのは、 1920年代を特徴づけ、 現代にも漂う不確実ながらも希望に満ちた空気です。 この2つの時代は、

どちらも暗闇を経験したことから光溢れるパーティを切に願い、 生き生きとした感情がほとばしる中で、 再び夜に明かりを灯そうとするのです。

20世紀にアーティストや作家、 パフォーマーとして活躍したクロード・カーアンは、 現代に通じるジェンダーベンダーの価値観を打ち出した先駆的存在でした。

本コレクションのレトロ・フューチャリスティックな持ち味のインスピレーションとなったミューズです。 マキシマムとミニマムの遊びが共存。

アンドロジナス的な雰囲気の中で、 グラマラスな魅力と厳粛さ、 慎み深さとセンシュアリティが衝突を起こします。 そのすべてが想起させるのは、 過去1世紀にわたり、

グレイス・ジョーンズやアニー・レノックス、 シネイド・オコナーなどの自由を勝ち取った女性たちの中にクロード・カーアンのスピリットが生きていたことです。

「狂騒の20年代」の流れるようなラインが、 身体をアートのように表現します。 際立つショルダーシェイプに重なり合うライン、

すらりと見せながら胸元を包み込むドレープ。 長いヘムラインのスカートやパンツ、 時には意外なパラシュートシェイプでエネルギーが吹き込まれます。

彫刻的でありながら動きも感じさせるパラドックスなシルエットが生まれているのです。

レザーは中心的な役割を果たし、 ドレスやアウター、 シャツ、 スカートにあしらわれています。 フランネルやピンストライプ、 ウールなど、

マスキュリンなサルトリアーレ(仕立て)の世界から取り入れた素材が、 革新的なフェミニティ感覚に加え、

フリンジや独特なタイダイ染めで魅力を増幅させたナチュラルなテクスチャーや切りっぱなしのディテールとコントラストを奏でます。 ニットウェアは、

ソフトなモヘアの糸を使用することで生まれた透け感のある精緻な仕上げで強調されています。

こうした女性を象徴するルックは、 グレーやブラック、 ホワイト、 カーキを使用したモノクロームな色彩に、 イエローやレッド、 フューシャ、

ブルーといった力強い色彩で刺激を加えることで、 遊び心を効かせながら進化しています。

アクセサリーでは、 細いストラップを施したベアフットサンダル、 モダンなメリージェーン、

そしてバイカーディテールやカーリーなドローストリングをあしらったブーツが揃い、 洗練性やフェミニティ、 アンドロジニーを表現しています。

ポンポン風に編んだニットのサック型バッグ、

加工を施したレザーにメタリックなバンドで光沢を添えた飾り気のないポシェットはコレクションに少し思い切った雰囲気を吹き込みます。

印象的なビジューや洗練されたロンググローブがルックを完成させる一方、 メタリックなフレームのアイウェアは軽やかさを表現。 小さなレンズやカラフルなレンズ、

スクエアレンズ、 大きなアビエーターレンズは、 バーチャルリアリティ(VR)ヘッドセットなどのハイテクアクセサリーから着想を得ています。 アイウェアに関連して、

「狂騒の20年代」のフラッパールックを現代的に解釈した、 額につける伸縮性のあるバンドも登場します。

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