船齢94年 『CYNARA』がアジア初 英国「Classic Boat Award 2021」受賞!日本初の英国製大型木造クラシックヨット本格修復が三浦のリビエラシーボニアマリーナで完遂     

Boat Award 2021」受賞!日本初の英国製大型木造クラシックヨット本格修復が三浦のリビエラシーボニアマリーナで完遂

歴史的価値を有するCYNARAのオリジナルにこだわり、可能な限りリユース(船体のチーク材92%再利用など)修復。SDGsにも通じるリビエラの理念に基づき再び100年の新しい命が吹き込まれました

<<English follows Japanese>>

心豊かなライフスタイルを提案するリビエラグループ(グループ本社:東京都港区 代表取締役会長 渡邊曻、 以下リビエラ)が所有し、

レストア(本格修復)を行った大型木造帆船『CYNARA(シナーラ)』が、 英国の権威ある専門誌Classic Boat主催「Classic Boat

Awards 2021」において「帆船レストア・ オブ・ザ・イヤー(40ft以上)(Restored Sailing Vessel of the Year,

over 40ft)」を受賞し、 4月15日(英国時間)に開催されたデジタルセレモニーで発表されました。 このアワードは、

「クラシックヨットに関わる全ての人の情熱と献身を讃えて送られる賞」です。

リビエラでは 2015 年に「CYNARA レストアプロジェクト」を立ち上げ、 CYNARA

のホームポートであるリビエラシーボニアマリーナ(三浦)の特設ドックに世界12 カ国・50 人以上の職人が集結し、 6 年の歳月を経て完遂しました。

このレストアによって、 大型木造帆船レストア技術を日本へ技術伝承すると共に、 CYNARAへ新たに100 年の息吹を吹き込みました。

(公式ホームページ:

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* 歴史的木造帆船「CYNARA」とは

『CYNARA』は、 1927(昭和2)年に英国サウサンプトン近くの港で進水した全長96フィート(29.26m)、 全幅18.7フィート(5.69m)、

総重量73トンの2本マストのガフケッチ型ヨットです。 初代オーナーの「世界最高峰の船を造る」という意向を受け素材集めに約10年かけ、 Charles E

Nicholson(チャールズ・ニコルソン)が設計し、 英国の大手造船会社が建造しました。 『CYNARA』は、

クラッシックヨットの中でも希少価値の高いヴィンテージヨット(建造から約100年近くを経て、 かつ完成度の高い帆船)に分類されます。

ノーサンプトン侯爵やレーシングドライバーのダンカン・ハミルトンなど歴代オーナーの下で、 ヨーロッパやアメリカ、 バミューダ、 カリブ海などをセーリングし、

1966(昭和41)年公開のトニー・カーティスとザ・ザ・ガボール主演の映画「アリベデルチ・ベイビー」に登場したり、

1972(昭和47)年開催のミュンヘン五輪ではセーリング・イベントに参加するなど世界中で魅力を発信してきました。 そして1973(昭和48)年に大西洋、

カリブ海、 パナマ運河、 太平洋を横断、 195日間の航海を経て英国から三崎に入港しました。 以来48年間、

日本のリビエラシーボニアマリーナをホームポートとし、 現在リビエラが所有しています。 7枚の帆が美しく優雅な『CYNARA』は、

「海の貴婦人」と称されています。

リビエラでは、 2015(平成27)年「CYNARA レストアプロジェクト」を立ち上げ、

リビエラシーボニアマリーナの特設ドックにて日本初となる大型木造クラシックヨット本格修復が、 6年の歳月を経て完遂しました。

* 『CYNARA』のレストア(本格修復)について

世界を代表する名艇『CYNARA』は、 2001年にリビエラ所有となって以来、

サステナブルを大切にした「リビエラ未来創りプロジェクト」の理念の一つ「古き良きモノを磨き上げ次の世代へ」に基づき、

セーリングしながら磨き上げ保全に努めて参りました。 それは、 『CYNARA』は日本が世界から譲り受けた宝物である、 との想いからです。

リビエラでは、 「海の貴婦人CYNARA」を帆走できる船として後世に残していくために、 2015年に「CYNARAレストアプロジェクト」を立ち上げました。

日本では大型木造帆船のレストア技術が未成熟なため、 当初はヨーロッパの造船所でのレストアを検討しましたが、

困難は覚悟の上で日本でレストアを行うことを決めました。 世界から帆船レストア技術を持つ職人を招聘し日本にその技術を伝承すること、

そしてそれらを記録し貴重な資料として残すことも目的の一つとしました。

『CYNARA』が艇齢90歳を迎えた2017年、 海から上架しレストア(本格修復)作業がスタートしました。 「約100年の歴史的価値を有するCYNARAを、

ひたすらオリジナルにこだわって修復し、 末長く後世に残したい」というSDGsにも通じるリビエラの理念に呼応して、

CYNARAのホームポートであるリビエラシーボニアマリーナの特設ドックに、 世界12カ国から合計50人以上の職人が集結しました。

想像をはるかに超えた困難の連続でしたが、 6年の歳月を経てレストアが完遂し、

約100年前に建造されたCYNARAは「海の貴婦人」と称された優美な姿を取り戻すとともに、 新たに100年の息吹が吹き込まれました。

レストアにあたっては、 SDGsにコミットした「リビエラ未来創りプロジェクト」の理念に則って、

可能な限り100年前の建造当時の部材をリユースすることに努めています。 一例をあげれば、 船体のチーク材は一枚一枚取り外し、 磨き上げて92%再利用しています。

さらに100年帆走させるには心配な部材については、 貴重な資材として保管し、

一部は2020年3月に開業したマリブホテルなどリビエラの施設でモニュメントとして利用しています。

私たちは、 この作品に込められたクラフトマンシップと職人技を正確に記録し、 環境・海洋学の教材として活用していきます。 セーリングできてこその帆船であり、

日本で唯一レストアされた大型木造ヴィンテージヨット『CYNARA』が帆走している姿を見てもらうことで、 前時代の優れた造船を今に伝える存在として、 教育や環境、

ヨット文化へ貢献していきたいと考えています。

* Classic Boat Award 2021(クラシックボートアワード2021)について

世界の最も美しい船を紹介する英国の権威ある専門誌Classic Boatが主催する“Classic Boat Awards 2021”に、

アジアから初めてノミネートされました。 これは、 「クラシックヨットに関わる全ての人の情熱と献身を讃えて送られる賞」で、 「CYNARA」は「帆船レストア・

オブ・ザ・イヤー(40ft以上)」の部門6艇の中にノミネートされていました。

コロナ禍の今年は、 デジタルセレモニーが4月15日(英国時間)に開催され、 「CYNARA」の「帆船レストア・

オブ・ザ・イヤー(40ft以上)」受賞が発表されました。

【CYNARA公式サイト】

https://cynara.jp/ja/news-cynara-wins-classic-boat-award-2021-2/

【クラシックボートアワード】

https://awards.classicboat.co.uk/

【デジタルセレモニー】

https://awards.classicboat.co.uk/live-event/

* “Classic Boat Awards 2021″受賞への感謝のメッセージ

2015年にプロジェクトを立ち上げ、 総力を結集してレストア(完全修復)に取り組んできたリビエラ所有の歴史的木造帆船『CYNARA』。

6年の歳月を経て「海の貴婦人」と称された姿を取り戻したCYNARAが、 この度、 英国の権威ある専門誌『Classic

Boat』主催の「クラシックボートアワード2021」において、 「帆船レストア・オブ・ザ・イヤー(40ft以上)」受賞の栄に浴しました。

多大なるご声援をいただいた皆様、 熱き一票を投じてくださったすべての方々に、 衷心より御礼申し上げます。

約100年の歴史的価値を有するCYNARAを、 ひたすらオリジナルにこだわって修復し、 末長く後世に残したい――。

SDGsにも通じるこのリビエラの理念に呼応して、 CYNARAのホームポートであるリビエラシーボニアマリーナ(湘南・小網代Bay)の特設ドックに集結したのは、

世界12カ国・50人の職人たちです。 まさに“リビエラファミリー”として深い絆を築き、 この「海の貴婦人」に新たな100年の息吹を吹き込んでくれた仲間たちに、

心から感謝しています。

この6年を振り返れば、 数え切れないほどの困難に立ち向かった日々でした。 全員の創意工夫と、 必ずやり遂げるという強い信念が、 この度の受賞に結実しました。

今、 日本はもとより全世界がコロナ禍で大変な状況です。 しかし、 「最後まで決して諦めない」という熱い心の先には、 必ず感動があります。

CYNARAの優美な姿が、 あらゆる人々の希望となることを願っております。 ありがとうございました。

リビエラグループ

<リビエラシーボニアマリーナについて>

東洋屈指の規模と内容を誇るマリーナとして、

ヨットハーバー・レストラン・プール・リゾートマンションを有する1967年に産声をあげた歴史あるプライベートマリーナです。

マリンスポーツのメッカといわれる三浦半島南端の相模湾に面し、 富士山を望む美しい景観と、 奇跡の森「小網代の森」、

穏やかな入り江が交わる小網代湾に位置してます。 温暖な気候に恵まれただけでなく、 水質の良さと水深の深さ、

ハーバーに求められるあらゆる自然条件を備えた理想的なマリーナとして、 プレステージ会員制クラブ「リビエラリゾートクラブ」のベースとなり、

マリンスポーツや各種スクールなど関東のマリンレジャーの中枢基地となっています。

(公式ホームページ:

miura

<リビエラグループについて>

リビエラグループは、 1962年創業の米ロサンゼルス「リビエラカントリークラブ」と1927年建造大型木造帆船「シナーラ」をフラッグシップとし、

国内ではリビエラ逗子マリーナ(逗子)、 リビエラシーボニアマリーナ(三浦)、 リビエラ東京(池袋)を中心に、 マリーナ事業、 不動産売買・管理、

プレステージ会員制クラブ運営、 ホテル、 レストラン、 イベントプロデュース、 ウェディング事業を手がけ、 心豊かなライフスタイルを提案しています。

また事業展開と同時に「リビエラ未来創りプロジェクト」を通し、 国連の持続可能な開発目標(SDGs)を推進しています。

(公式ホームページ:

https://www.riviera.co.jp/

【PRESS RELEASE】

Cynara wins Classic Boat Award 2021

The classic wooden sailing yacht Cynara, restored in a project undertaken by

Japan’s Riviera Group, was elected as the winner in her category of the Classic

Boat Awards 2021. The awards, given by Classic Boat magazine, were announced at

a digital ceremony held on Thursday, April 15. Cynara was named winner in the

category, “Restored Sailing Vessel over 40 feet (12.2 meters)”, and the award

was accepted by Riviera’s Chairman Noboru Watanabe.

Cynara is a 96-foot (29-meter) rig gaff ketch that was designed by Charles E.

Nicholson and built by Camper and Nicholsons, the renowned Southampton boatyard,

in 1927. After sailing the seas around Europe, the Americas and the Carribean

under several owners, including the Marquess of Northampton and racing driver

Duncan Hamilton, she undertook a 193-day voyage to Japan in 1972. For the past

48 years her home port has been the Riviera Seabornia Marina, located on Koajiro

Bay on the Miura Peninsula, adjacent to a primeval forest and with spectacular

views of Mt. Fuji.

Cynara was restored by her owner, the Riviera Group, which owns and operates

marinas, among other business interests. Planning the project began in 2015. In

The restoration began in a purpose-built shed at the company’s Riviera Seabornia

Marina in in 2017 and took over four years to complete. The project was the

first time the restoration of a classic wooden yacht of Cynara’s size and

historical importance had ever been attempted in Japan.

An international team of shipwrights and carpenters that included Japanese

craftsmen was assembled for the restoration job. Large sections of the boat,

particularly the teak hull (92 percent) and mahogany interior, were able to be

restored. Other materials were locally sourced as much as possible to maintain

the Riviera Group’s focus on sustainable practices.

Cynara is presently berthed at the Riviera Seabornia Marina, from where she

sails the seas around Japan. It is hoped her appearance and the story of her

life and restoration will help promote interest in classic yachts and yacht

culture as well the sport of sailing in Japan. Longer ocean voyages are being

planned for her future.

Press Inquiries:

Public Relations Dept., Riviera Group

Email: [email protected]

Official Website (CYNARA):https://cynara.jp

https://cynara.jp

Official Website (RIVIERA):https://www.riviera.co.jp/

https://www.riviera.co.jp/

Classic Boat Awards 2021 Website:https://awards.classicboat.co.uk

https://awards.classicboat.co.uk

【PRESS RELEASE】

Riviera Completes the Restoration of the Classic Yacht Cynara

The Riviera Group is proud to announce the completion of the restoration of the

classic yacht Cynara. The restoration was over four-year project, undertaken in

purpose-built facilities at the company’s Riviera Seabornia Marina.

Cynara is a 96-foot ketch that was designed by Charles E. Nicholson and built by

the renowned Southampton shipyard Camper and Nicholsons in 1927. She was owned

by several European and American owners, including the Marquess of Northampton

and the F-1 race driver Duncan Hamilton, before sailing to Japan in 1972, where

she has remained.

The restoration project began in 2017 with an international team of shipwrights

and carpenters, including Japanese craftsmen. Large sections of the boat,

particularly the teak hull and mahogany, were able to be restored, while new

materials were locally sourced as much as possible in following the Group’s

focus on sustainable practices.

The project was the first time the restoration of a classic wooden yacht of

Cynara’s size and historical importance had ever been attempted in Japan.

Cynara is presently berthed at the Riviera Seabornia Marina, from where she

sails the seas around Japan. It is hoped her appearance and the story of her

life and restoration will help promote interest in classic yachts and yacht

culture as well the sport of sailing in Japan. Longer ocean voyages are being

planned for her future.

Press Inquiries:

Public Relations Dept., Riviera Group

Email: [email protected]

Official Website (CYNARA):https://cynara.jp

https://cynara.jp

Official Website (RIVIERA):https://www.riviera.co.jp/

https://www.riviera.co.jp/