5年ぶりにサプリメント専用工場を新設

サプリメントの需要増とグローバル化に対応 株式会社ファンケルの完全子会社「株式会社ファンケル美健」(本社機能所在地:横浜市栄区、

代表取締役社長:柳澤昭弘)は4月26日(月)から、 静岡県三島市に新設した「ファンケル美健 三島工場」の稼働を開始します。 サプリメントを生産する専用の工場で、

昨今の健康意識向上によるサプリメント需要の増加と今後のグローバル展開に対応します。

<工場新設の背景>

当社はこれまで第1期中期経営計画(2015~2017年度)における「広告先行成長戦略」や、 2015年4月から開始された「機能性表示食品制度」により、

「えんきん」や「内脂サポート」といったスター製品が誕生したことから、 サプリメントの売り上げが伸長しました。 また、

2018年に中国で開始した越境ECでの販売も好調に推移。 昨年12月からは中国国内で届出が受理されたサプリメントの販売も開始し、 グローバル化を推進しています。

今後さらに少子高齢化や医療費問題、 昨今の健康意識の高まりにより、 国内でのサプリメント需要の増加が期待されます。 併せて、

グローバル化の推進によるサプリメント事業の拡大に対応するため、 サプリメント専用工場を新設しました。 生産の内製化を進め、 急激な需要の変動に対応します。

<工場の特長>

本工場の設立により、 従前の生産能力と比べて錠剤の製造で約1.3倍、 アルミ袋製品は約1.4倍となります。

設備の増強などで最大で3~3.5倍の生産が可能な拡張性の高い工場です。 今後、 2019年8月に資本業務提携したキリングループの製品の生産も行い、

協業シナジーを創出します。 * 製造エリアは、 医薬品(固形製剤)レベルの衛生環境を整えました。 これまでのサプリメント製造で得た

知見や厳しい管理基準を取り入れ、 安心・安全な製品を提供します。

* ハードカプセル充填機を導入しました。 ハードカプセル製品を自社で生産するのは初めてです。

* 無人夜間運転が可能な錠剤製造機や、 最新型の錠剤選別機などを導入し、 自動化や省人化を実現。

安全な製品を効率的かつ安定的に供給できる体制にしました。

* 製造に関わる帳票類の電子化を図り、 ペーパーレス化を推進しました。 今後、 太陽光発電システムも導入して、

環境負荷低減の取り組みを推進します。

ファンケルグループは2030年に目指す姿として「VISION2030」を掲げ、 世界中の多くのお客様の美しく健康で豊かな生活を支え、

信頼され愛される企業集団となることを目指しています。 生産基盤を強化して、 「いつまでも美しく健康でありたい」というニーズに応え、

さらなる成長を目指してまいります。

■サプリメント専用工場 概要

【正式名称】 ファンケル美健 三島工場

【所 在 地】 静岡県三島市松本 66

【敷地面積】 34,671平方メートル (10,488坪)

【延床面積】 30,715平方メートル (9,291坪) ※自社工場最大

【建物階数】 SRC造地上 6 階建

【投資規模】 約80億円

【稼働開始日】 2021年4月26日

■株式会社ファンケル美健 概要

【設 立】 2002年10月

【本社機能所在地】 横浜市栄区

【代 表 者】 代表取締役社長 柳澤 昭弘

【資 本 金】 100百万円

【事業内容】 ファンケルグループの化粧品や医薬部外品、 健康食品の製造

<参考> 当社における各工場の概要と生産担当分野

【ファンケル美健 三島工場 西門】

【ファンケル美健 三島工場 西門】