妖狐、妖狸、妖猫たちが跳梁し、百鬼が横行した江戸時代。異界への扉が今開かれる。『新装版 定本 実録 大江戸奇怪草子 忘れられた神々』刊行

インプレスグループで鉄道・旅・歴史メディア事業を展開する株式会社天夢人(本社:東京都千代田区、 代表取締役社長:勝峰富雄)は、 2021年6月16日に、

『新装版 定本 実録 大江戸奇怪草子 忘れられた神々』(花房孝典著)を刊行いたします。

本書は『実録 大江戸奇怪草子 忘れられた神々』(1997 年・三五館刊)を補筆・定本化して復刊しながらも品切れになっていた『定本 実録 大江戸奇怪草子

忘れられた神々 』(2018年・天夢人刊)の装いを新たにして再刊行したもの。 江戸版本の中から、 現代人の心の琴線に触れる奇怪譚・滑稽譚・迷宮譚を精選。

第壱部では「狐狸」、 第弐部では「不思議話」、 第参部では「縁起由来」に焦点を当て、 江戸時代の庶民生活の裏側を覗く伝承に迫る。

筆者の貴重なコレクションなどから関連図版も掲載し、 98タイトル百数十話を収録。 一読すれば、 まるで古老の話を聞いているような余韻が心の中に広がる。

「貨幣」「不定時法」「度量衡」など、 巻末の資料編も充実。

【目次】

第壱部 狐狸の業

狐の復讐/狐もかなわぬ/河童/水虎/海中の河童/猫の怪/狸の書/狐の証文/物を言う猫/振り袖老婆

/鼬(いたち)の怪/天狗に雇われた少年/不思議な山伏/蝦蟇(がま)の怪/鰻/魔魅(まみ)/首吊り狸/空から降ってきた男/芝居見物/蛇の祟り/篠崎の狐/天狗になった男/蛇が蛸になる話/怪僧/怪僧再説/青山狐/美濃の弥次郎/天狗隠し/浄瑠璃語り/馬霊

第弐部 不思議話

不思議な小箱/学者狐/扇筥(おうぎばこ)の秘密/金の精/善導寺の狸/書道奇談/幽霊の謝恩/幽霊の置き土産/骸骨の頼み/おぢい/狐の報恩/梅屋敷/虚ろ舟の蛮女/大陰因果咄/忠臣猫/天女の接吻/占い老婆/不思議な客

第参部 縁起由来

川の怪/観音坂の妖怪/池尻の女/呼び出し山/小日向の怪/和野の怪事/小右衛門火/三本五郎左衛門/牛鬼/空き長屋の怪/倉の中/怪棒/枕の怪/不思議な竈(へっつい)/魍魎(もうりょう)/癪(しゃく)のかたまり/金精神(こんせいしん)/狐祟(こすい)/妖しい人形/働き者の狐/疫病神/通り悪魔/山神/餓鬼/海の怪/あの世を覗く/帰ってきた娘/生まれ変わり奇談/因果応報/所の掟/濡衣/仲人狐/嫉妬(りんき)の火の玉/心残り/中山家の怪/子供の心/お菊虫

/怪しい少女/神主長屋の惣八/怨念/殺生の果て/妖怪/地中の亡霊/土産の刀/犬嫌いの疫瘡神/疱瘡鬼/石像が生まれた/失踪した女/二十年/南蛮人の秘術

【筆者プロフィール】

花房孝典(はなふさたかのり)

1946(昭和26)年、 名古屋生まれ。 作家・評論家。 慶應義塾大学法学部卒業。 雑誌『ホットドッグ・プレス』の創刊メンバーで同誌名の案出者。

著書に『柳』『アイビーは、 永遠に眠らない』『コリア・ビギナーズ・ブック』『銀座の歩き方』『アイビーをつくった男 石津謙介の知られざる功績』『粋を食す

江戸の蕎麦文化』などがある。 音楽や雑誌文化にも造詣が深く、 関連寄稿も多数。

【書誌情報】

書名:『新装版 定本 実録 大江戸奇怪草子 忘れられた神々』

仕様:四六版 304ページ

定価:1760円(本体1600+税10%)

発売日:2021年6月16日

全国書店、 オンライン書店のAmazonなどで発売中。

https://amzn.to/3uDAunl

【株式会社天夢人】

https://temjin-g.com/

2007年設立。 隔月刊雑誌『旅と鉄道(奇数月21日発売)』をはじめとする、 鉄道・旅・歴史・民俗・カルチャーをテーマとした雑誌や書籍を発行し、

人生を豊かにするための情報を発信しています。

【インプレスグループ】 https://www.impressholdings.com/

株式会社インプレスホールディングス(本社:東京都千代田区、 代表取締役:松本大輔、 証券コード:東証1部9479)を持株会社とするメディアグループ。

「IT」「音楽」「デザイン」「山岳・自然」「モバイルサービス」「学術・理工学」「旅・鉄道」を主要テーマに専門性の高いメディア&サービスおよびソリューション事業を展開しています。

さらに、 コンテンツビジネスのプラットフォーム開発・運営も手がけています。

以上

【本件に関するお問合せ先】

株式会社天夢人 担当:野口

Tel: 03-6413-8755 / E-mail: [email protected]

URL:https://temjin-g.com/

https://temjin-g.com/