~運動後は足のつりに注意!対策方法もご紹介~スポーツと漢方

主なトピックス 1.運動による足のつりの実態調査 2.足がつる原因・対策・おすすめの漢方薬など 3.体づくりにおすすめの食材や漢方薬など

漢方薬を中心とした一般用医薬品と医療用医薬品を販売するクラシエ薬品株式会社は、 運動による足のつりの実態調査を行いました。 併せて、

足のつりや体づくりにおすすめの食材、 漢方薬などについてご紹介します。 * 約6割の人が運動による「足のつり」を経験

コロナ禍による巣ごもりの増加に伴い、 外出の機会が減ったことで、 運動不足を感じている方も多いのではないでしょうか。 アウトドアの季節を迎え、

運動やスポーツなどを始める方は多いと思われますが、 急な運動には注意が必要です。

久しぶりに身体を動かしたり、 汗をたくさん流した後、 「足のつり」に悩まされる人も多く、 当社が行った調査※1によると、

約6割の人が運動後に「足のつり」を経験したことがあると回答しました。 年代別では40代(77.5%)が最も多く、 60代(75%)、

50代(45%)と続きました。

※1 調査概要

○調査対象:全国の20代~60代の男女200名(有効回答数)

○調査期間:2021年5月6日~11日

○調査方法:インターネットアンケート * 漢方で見る足のつり

足のつりは、1.発汗による、 筋肉を動かすのに必要なミネラルのバランス乱れと2.冷えによる血流の悪化・筋肉の緊張状態によって起こります。

漢方では、 人の体は「気(き)」「血(けつ)」「水(すい)」の3つで構成されていると考えられており、

この3つがバランス良く巡っていることで心身の健康が保たれます。 このうち、「水※2」と「血※3」のバランスが乱れた状態になることで、

足のつりが起きやすくなります。

運動時はもちろんですが、 運動した日の就寝時は特に筋肉疲労により血が不足しがちなだけでなく、 発汗によるミネラルの排出や、

朝方の低気温での筋肉のこわばりなどを起こしやすく、 より一層気を付ける必要があるでしょう。

つらい足のつりには、 できれば悩みたくないものです。 対策や症状へのおすすめの漢方薬など、 ぜひ次ページにて確認してみてください。

※2 血液以外の水分や体液を指すもの

※3 全身の組織や器官に栄養を与えるもの

<足のつり予防策>

冷えを避け、 とにかく温め、 水分と栄養分を補給することが効果的な予防をする上で大事です。

その1.:足湯

・足裏にはたくさんのツボがあります。 ツボは押すだけでなく、 温めることでも刺激になるので、 足湯でも体全体があたたまる効果があります。

その2.:ふくらはぎマッサージ

・血行を促進し、 冷えを予防する足のマッサージが効果的です。 夜の就寝前に、 ふくらはぎをやさしくほぐしてみましょう。

その3.:足首ストレッチ

・足首を向こう側へ倒したり、 手前に曲げたりして数回ゆっくり繰り返します。 寝ながらできるので、 夜の就寝前に行うのがおすすめです。

その4.:締め付けないレッグウォーマー

・冷え対策で靴下を履く場合、 締め付けの強いものだと逆に血行を悪化させてしまうことも。 ふんわりと包み込んでくれるレッグウォーマーで、

足首の冷えの予防をしてみましょう。

その5.:就寝前の一杯の常温のスポーツドリンク

・睡眠中も、 実は発汗をするものです。 就寝前のスポーツドリンクなどで水分と栄養分の補給をしてみましょう。 ただし、

飲み過ぎは逆に冷えやむくみ・足のつりにつながるので要注意です。 できるだけ、 常温か温かいものを一口ずつゆっくり飲むのがコツ。

その6.:筋肉疲労に役立つ食べ物

・漢方では、 赤い食材は血を増やし、 血の巡りを改善して体を温めると考えられています。 鶏肉・牛肉・魚・大豆製品・酢のほか、

クコの実・なつめなどの積極的な摂取も有効です。

<足のつりにおすすめの漢方薬>

足のつりには漢方薬もおすすめです。 漢方は、 一時的な対症療法ではなく、 原因から改善し、 身体のバランスを整えていくことを目的としています。

【おすすめの漢方薬】 芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)

就寝中の突然のこむら返り、 久しぶりの運動中の足のつり、 筋肉のけいれんによる急な痛みなど、 急激な筋肉のけいれんでお悩みの方におすすめの漢方薬です。

漢方薬は即効性がないとイメージされがちですが、 「芍薬甘草湯」は“今、 効いて欲しいとき”に役立ちます。 万が一の足のつりに備えられるよう、

常に携帯しておくのもよいでしょう。

<漢方セラピー>

「クラシエ」漢方芍薬甘草湯エキス顆粒

【第2類医薬品】

希望小売価格:1,341円(税込)

効能:体力に関わらず使用でき、 筋肉の急激なけいれんを伴う痛みのあるものの次の諸症:こむらがえり、 筋肉のけいれん、 腹痛、 腰痛

* 根本的な体づくりには「気」が欠かせない

健康的な体を保つには運動も大事ですが、根本的な体づくりのためには体質改善も重要です。

漢方では、 人の体の3つの構成要素であるうちの1つである「気」が不足している状態のことを「気虚」と言います。 気は目には見えない、

人の体を支えるすべての生命エネルギーのようなものですが、 気虚になると下記のような症状がでてきてしまいます。

■疲れやすく、 元気がでない

■気分が落ち込み、 やる気がでない

■手足やカラダが冷える

■風邪をひきやすい、 感染症にかかりやすい

■食欲がない、 消化が悪い、 さらに食後に眠くなる

身体の「気」を補うには、 食事から改善していくのもおすすめです。 気虚に効果的な食材のほか、 あわせて漢方薬についても紹介します。

<おすすめの食材>

足りないエネルギーを補充するためには、 栄養をたくさんとる必要があると思いがちですが、 気虚ではすでに胃腸が疲弊している状態です。

特に食欲がない時は無理に食べることは避け、消化に良く、 胃腸に負担をかけないものを食べる習慣をつけるようにしましょう。

食物アレルギーを懸念される方はご自身で慎重にご判断をお願い致します

<気虚におすすめの漢方薬>

気虚には漢方薬もおすすめです。 漢方は、 一時的な対症療法ではなく、 原因から改善し、 身体のバランスを整えていくことを目的としています。

【おすすめの漢方薬】 補中益気湯(ほちゅうえっきとう)

気が不足していて、 胃腸のはたらきや体力が低下している状態の方におすすめの漢方薬です。 胃腸のはたらきをアップし、 食欲を出すことにより「気」を増やし、

「気」を上の方に動かし循環させることで、 疲れを改善していく処方です。 疲れを感じていて体に倦怠感がある方や、 食欲不振の方に効果的です。

<漢方セラピー>

補中益気湯エキス錠クラシエ

【第2類医薬品】

希望小売価格:1,551円(税込)

効能:体力虚弱で、 元気がなく、 胃腸のはたらきが衰えて、 疲れやすいものの次の諸症:虚弱体質、 疲労倦怠、 病後・術後の衰弱、 食欲不振、 ねあせ、 感冒