世界がん撲滅サミット2021 in OSAKA–ノーベル賞候補 中村祐輔氏からのメッセージ!

OSAKA–ノーベル賞候補 中村祐輔氏からのメッセージ! このたび『世界がん撲滅サミット2021 in

OSAKA』の登壇者の1人で世界を代表するゲノム医療研究者の中村祐輔氏からがん患者の皆さんに対してメッセージが寄せられた。中村祐輔氏

中村祐輔氏

大会事務局によれば中村祐輔氏のメッセージは次のようなものだ。

『がん撲滅サミットが日米がん撲滅サミットとなり、 今年は世界がん撲滅サミットに発展して開催されます。 規模が拡大していくことはもちろん喜ばしいことですが、

それにもまして喜ばしいことは、 これまでの東京開催から、 私のふるさとの大阪で開催されることです。 私は大阪で生まれ、 大阪で育ち、

31歳まで大阪で生活していました。 大阪大学、 大阪府立病院、 市立堺病院で医療を学んだあと、 大阪を離れて数十年の歳月が流れましたが、

ふるさとは何歳になっても恋しいものです。 大阪の皆さん、 そしてがんを撲滅したいと願っている皆さん、 一緒に盛り上げましょう』

そのうえで同氏は、 新型コロナウイルス感染症のワクチンは短期間で開発できないと日本の専門家は考えてきたが、 今回mRNAワクチンが見事にその常識を打ち破り、

あっという間にブレークスルーを可能にしてみせたことに触れてみせる。 そして、

実はmRNAワクチンを開発したビオンテック・ファイザー連合のビオンテックとモデルナ社は、

そもそもmRNAを利用してがんのネオアンチゲンを作製してがん患者の免疫を高める研究を行ってきたのであり、 今回、

その技術が新型コロナウイルスワクチンに応用されたのだと明かしている。

さらに現在は中村祐輔氏をはじめとする人々が取り組むネオアンチゲンを利用したがん治療は米中を中心に90以上の臨床試験で検証されつつあるという。

つまり新型コロナウイルスワクチン開発という不可能を可能に変える技術を産んだのはがん治用の研究だったのだ。

そもそも医学、 医療の発展とはそういうことであり、 標準治療は素晴らしいのだが、 それはあくまでも人の命を支えるツールの1つだ。

しかし逆に標準治療を支えているのが人の命だと勘違いしている日本の医療が多勢を占めているのであれば、 現状、 本末転倒になっていないかどうか、

その認識を改めなければならない時期に来ているのではないか、 ということだろう。

さらに中村祐輔氏はメッセージの中でこう語っている。

『技術革新で大きな壁を乗り越えることができる可能性をmRNAワクチンは証明しましたが、 これは治らないと考えられているがんも、

技術の進歩で治すことができる可能性を示したことでもあります。 そして、

私の旧友のジョンスホプキンス大学のボーゲルシュタイン教授のグループは抗体を利用したT細胞療法に取り組んでいます。

大阪では30年以上にわたる技術革新が病気の原因を見つけ、 治らない病気を治せるようにしてきた歴史を振り返ると共に、

がんを撲滅することが夢ではないことをお話ししたいと思っています。 』

そのうえで同氏は最後にがん患者の皆さんへのメッセージをこう力強く締めくくっている。

『皆さん、 夢が現実になることを願って、 共に闘いましょう!』

繰り返すが、 制度は人の命を守るためにあるのであって、 制度を守るために人の命があるのではない。大会長 原 丈人 氏

大会長 原 丈人 氏

もし、 人の命を制度が守れなくなったのなら、 命を守れるような制度に変えればよいのである。

中村祐輔氏が主張する『共に闘おう!』とは、 そのことを述べているのであろう。

皆さん、 ぜひ当日会場に足を運ばれて同氏の語る情熱と未来に触れてみてはいかがだろうか。

『世界がん撲滅サミット2021 in OSAKA』は2021年12月5日(日)午後1時より大阪国際会議場で開催される。大阪国際会議場

大阪国際会議場

現在、 大会HP(

https://cancer-zero.com)にて入場エントリーを受け付けており、

4名まで登録可能。

また、 お問い合わせは大会HPの『お問い合わせコーナー』より、 すべてメールにて受付けている。

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