小惑星探査機「はやぶさ2」カプセル&リュウグウの“かけら” 初の同時一般公開

小惑星探査機「はやぶさ2」カプセル&リュウグウの“かけら” 初の同時一般公開

サンプルを直接扱うJAXA研究者によるトークイベントも12月11日(土)にオンラインで開催 日本科学未来館は、

2021年12月4日(土)~12月13日(月)に特別企画『帰還一周年 「はやぶさ2」カプセル&リュウグウの“かけら” 大公開』を開催します。

会場では小惑星リュウグウからサンプルを持ち帰ったカプセルの実物(一部レプリカ)や、

1回目と2回目のタッチダウンで採取したサンプルの一部各1個(合計2個)をご覧いただけます。

『帰還一周年 「はやぶさ2」カプセル&リュウグウの“かけら” 大公開』メインビジュアル

『帰還一周年 「はやぶさ2」カプセル&リュウグウの“かけら” 大公開』メインビジュアル

■展示内容

小惑星探査機「はやぶさ2」は、 月よりも遠い太陽系の天体にたどり着き、 サンプルを採取し持ち帰るという宇宙探査技術の向上と、

サンプル分析から太陽系の起源を探ることに挑戦する画期的なミッションです。 本展示では、

「はやぶさ2」のリュウグウ到着からカプセル帰還までの軌跡をたどるとともに、 現在、 進められているサンプルの分析、 研究の現場を紹介します。

1. 「はやぶさ2」ミッションとは

地球以外の天体からサンプルを持ち帰る目的や、 目標とする天体として小惑星リュウグウが選ばれた理由をパネルで解説します。

「はやぶさ2」のイオンエンジンやサンプル採取装置を忠実に再現した実寸大模型、 大きさ約900メートルのリュウグウの縮小立体モデルなどが、

見る人に約52億キロに及ぶ「はやぶさ2」の宇宙の旅を想起させます。

2. 「はやぶさ2」がリュウグウのサンプルを地球に持ち帰るまで

貴重なサンプルを確実に研究者のもとに届けたのが「はやぶさ2」のカプセルです。 サンプル容器やパラシュートなどが収められたインスツルメントモジュール、

カプセルの頭脳ともいえる搭載電子機器部、 大気圏に突入するときの加熱からカプセルを守る前面・背面ヒートシールド(前面はレプリカ)、

そのほか回収したカプセルを日本まで運んだ輸送ボックスなどを展示します。

3. リュウグウのサンプルの初期分析と分類

「はやぶさ2」は、 2回のタッチダウンに成功しました。 1回目ではリュウグウの表面物質、 2回目では衝突装置により掘り返された宇宙風化の影響が少ない地下物質、

合計約5.4グラムのサンプルを採取しました。 本展示では、 各回で採取したサンプルの一部各1個(合計2個)を展示します。 さらに持ち帰ったサンプルを管理、

記載、 分配、 保管する「キュレーション」と呼ばれる作業を解説。 そして現在も続いている「はやぶさ2」拡張ミッションについて紹介します。

■開催概要

タイトル:特別企画『帰還一周年 「はやぶさ2」カプセル&リュウグウの“かけら” 大公開』

会期:2021年12月4日(土)~12月13日(月) 10:00~17:00 ※12月7日(火)は休館日

会場:日本科学未来館 1階 企画展示ゾーン

入場料:常設展入館料のみ(大人630円、 18歳以下210円、 未就学児無料)※土曜日は18歳以下無料 ※入館券の販売は16:30までです

協力:宇宙航空研究開発機構(JAXA)

URL:

https://www.miraikan.jst.go.jp/events/202111052206.html

* 関連イベント

「はやぶさ2」が持ち帰ったサンプルの特徴を整理、 分類し、 世界中の研究者に分配する専門作業を担うJAXAキュレーションチーム。

そこでリーダーをつとめる臼井寛裕氏から、 リュウグウの“かけら”を直接扱う仕事の内容や面白さをうかがい、

私たち一人ひとりが宇宙研究とどのように関わることができるかを、 ともに考えるオンラインイベントを開催します。

タイトル:トークセッション「どうなった?リュウグウの“かけら”~宇宙研究をちょっと身近にする話~」

開催日時:2021年12月11日(土) 14:00~15:30

参加方法:Zoom ウェビナーによる限定生配信

ゲストスピーカー:臼井寛裕氏 (JAXA宇宙科学研究所太陽系科学研究系 教授)

URL:

https://www.miraikan.jst.go.jp/events/202112112222.html

* 日本科学未来館とは

東京・お台場にあり、 観光スポットから足を延ばして、 気軽に科学・技術に触れることのできる場所です。 展示をはじめ、 トークセッション、

ワークショップなど多彩なメニューを通し、 日々の素朴な疑問から最新テクノロジー、 地球環境、 宇宙の探求、 生命の不思議まで、

さまざまなスケールで現在進行形の科学技術が体験できます。

https://www.miraikan.jst.go.jp/

https://www.miraikan.jst.go.jp/

所在地: 東京都江東区青海2-3-6 日本科学未来館

電話番号: 03-3570-9151(代表)

アクセス:

新交通ゆりかもめ 「東京国際クルーズターミナル駅」下車徒歩約5分/「テレコムセンター駅」下車徒歩約4分

東京臨海高速鉄道りんかい線 「東京テレポート駅」下車徒歩約15分

日本科学未来館

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