靴を通じて前向きに生きることをサポートする「fitfit/フィットフィット」立命館アジア太平洋大学の社会連携セミナーでワークショップを開催

女性の足に生涯寄り添う「靴の開発」や「足と靴のサービス」を展開している株式会社 fitfit (本社:東京都世田谷区)は、

11月5日に立命館アジア太平洋大学にて「倫理的に正しい経営と求められる人材」というテーマで、 外国人留学生含め約20名の学生とワークショップを行いました。

立命館アジア太平洋大学は「21世紀の来るべき地球社会を展望する時、 アジア太平洋地域の平和的で持続可能な発展と、 人間と自然、

多様な文化の共生が不可欠である」との認識に立ち「アジア太平洋の未来創造に貢献する有為の人材の養成と新たな学問の創造」を目的として2000年に設立されました。

学生の半数が留学生で、 国内外の幅広い業界に人材を送り出しているグローバルな学校です。

同校は、 毎年数回、 実社会で活躍する企業経営者や専門家を講師として招聘し社会連携セミナーを実施しており、

今回はfitfitが依頼を受ける形によりワークショップの開催が叶いました。

※「fitfit」は(株)fitfitの登録商標です。

セミナーの様子

ワークショップ全体は約100分。 まずはfitfitの現行のビジネスモデル、 事業の一般的な流れの説明があります。 その後、

fitfitを例に「自分は靴の企画製造販売会社の経営者である」と仮定し、 倫理的に正しい経営をしながらも、 しっかりと利益を生み出すためにはどうすればいいのか、

3つのチームに分かれてディスカッションを行います。 最終的に “どのような事業内容” と ”ビジネスモデル” にするかを重点的に、

各チームからそれぞれのプランを発表してもらいました。

実際にディスカッションをしている様子

実際にディスカッションをしている様子

約30分間、 誰に向けてどのような商品を販売するのか、 価格の設定や生産場所、 販売体制など細部にわたり活発な議論がおこなわれた結果 1.高齢者向けで、

膝が痛くならない、 8000円~1万円くらいの単価の靴の販売 2.ユニセックスシューズで、 国内生産で、 無店舗でグローバル販売をおこなう

3.就活から仕事まで継続して履ける痛くないパンプスを8000円くらいで販売、 などそれぞれ違った視点からの案が出されました。

受講した学生たちの声

「売り上げの中で、 人件費や家賃、 広告費やその他経費などの内訳を考えたり、 利益分をどのように活用・分配していくかを考える必要がある。 その際、

どのように分配・活用していくかという点で、 公正性・倫理を逐一考えることが重要であり、

現状のシステムの中に倫理的不備があると自覚・内省し続けることが重要」だと理解できた。 「自分はビジネスの中で倫理的実践をするためには、

絶えず内省をしていなければならず、 それは忍耐力のいる事だと思っていた。 そのため、 本セミナーの内容に共感しながら聞いていた。 また、

市場の中で競争していくのと、 ひとりひとりへの倫理性に気を配ることは、 かなり精神的に負荷がかかるのではないかと思い、

その点の乗り切り方なども聞ければよかった。 ただ、 これから内定先で働く身として、 人を人として理解し向き合う姿勢を崩さず、

倫理的な態度のまま働いていければと思った」

「ただ値段が安い製品を作るだけではいけないこと」、 「商品の値段が安い方が消費者は手に取りやすいですが、 それだけでは倫理的に正しい経営とは言えません。

その企業で取り扱う商品が消費者の手に届くまでの全工程に責任を持ち、 その企業に働く社員さんや、 その製品を作る工場で働く社員さんの労働環境も守り、

かつ利益も出る値段にしなければなりません。 このように、 搾取が起きない形の適正な価格を設定する必要があり、

全てのセクターの人が同様に利益をもらえるシステムが倫理的」であり、 「性別や国籍や人種に関わらず採用条件や雇用後の昇進のシステムは同じでなければならず、

その企業に入社したあとも、 入社した年だけではなく継続してスキルアップできるような環境整備が必要」だと理解しました。

「私は数字にめっぽう弱いので、 経営的なことを将来の進路に考えるのは無鉄砲なのかと考えていました。 ですが、 今日のセミナーを通して、 実力があれば、

そして収入を増やしたいや楽しい仕事がしたいと考えて環境を変える努力をすれば、 たくさんのことに挑戦することができるのだということが期待できました。 また、

収益モデルで売り上げを広告費や人件費、 物流費、 内部留保等々さまざまなコストに分けていくことで、

どのくらいの金額を次の投資に使えることが分かっていく図がとても興味深かったです。 これを今の私の漠然とした将来のことに当てはめると、

将来どこでどんなことをしてどれくらい稼ぎたいか、 そのためにはなにが必要かを細かくブレイクダウンしていったら、

少しは道をクリアになるのではないのかと思いました」。

「このセミナーで学んだことは、 全体最適が倫理的経営にとって重要であるということです。 倫理的経営と聞き、 私は始めにどんなモノ、 サービスを提供し、

社会貢献を行うのかということを想像しました。 しかしながら、 提供する商品が倫理的であればよいというものではなく、 モノを生産する過程の、

原価(使用する素材や労働環境)、 人件費(キャリアアップ制度)、 家賃(従業員に配慮した店舗レイアウト)、 効率的な広告、 物流など全てにおいて、

倫理的な考えを持って工夫、 経営活動を行うことが倫理的経営であるということを学びました」。 「オンライン授業が多く、 最近は家とアルバイト先を行き来する毎日で、

大学に通っている本来の意味を忘れがちになり日々をダラダラと過ごしていました。 そんな中、 このセミナーを受け、 目が覚めたような気持ちになり、

残り少ない大学生活をしっかり意味のあるものにしようと思いました」。

改めてfitfitが考える事

SDGsの機運の高まりやコロナによる価値観の変化もあり、 企業の経営理念・事業内容・実際の行動の一致がより求められる時代になりました。

サプライチェーンの上から下まで、 すべての過程に高い倫理性が求められ、 その課題から逃げない会社やブランドだけが生き残ることができると考えています。

fitfitは、 足の痛みをもつ女性が履ける『今までにないおしゃれな靴を誰もが購入できる価格でつくる』という社会課題解決を目的として創業された会社のため、

その意味では軸が明確で、 ブランドが発するメッセージとアクションには嘘がない誠実な事業だと思います。 しかし、 サプライチェーンにおける環境負荷低減、

従業員の長期の持続的勤務が可能な環境や制度の実現など、 着手したばかりの領域はまだ多く、

今回のワークショップの準備の過程や学生さんたちとのディスカッションを通じて、 その重要性と緊急性を再認識させてもらいました。 ひとつひとつ丁寧に取り組みながら、

これからもfitfitは「靴事業通じて貢献していく所存です。