日本初!ニッケは「循環型学生服」の実証実験を開始します

日本初!ニッケは「循環型学生服」の実証実験を開始します 卒業生の想いがこもった制服が新入生向けによみがえる。捨てない「循環型学生服」プロジェクト始動。

日本毛織株式会社(通称社名ニッケ 大阪市中央区 以下当社)は、 卒業生の制服を回収して再生させる、 服から服への「循環型学生服」実証実験を開始します。

今回の実証実験は、 私立駒場学園高等学校(東京都世田谷区)の協力を得て実施するもので、 ウール混の学生服をいったん原料の状態まで戻し、

糸から再生させる取り組みは日本初(当社調べ)となります。 卒業生からの制服回収開始は2023年3月、

再生原料を使用した制服の着用開始は2024年4月を予定しています。

* <実証実験に至った経緯>

当社は天然繊維であるウールを取り扱うメーカーの使命として、 以前から環境負荷の低減に向けてさまざまな取り組みを進めてまいりました。 今回はこれらを一歩進め、

学生服のサプライチェーン全体にわたる持続可能性について検証を行うものです。 SDGs教育に注力している駒場学園高等学校の要望に応える形で打ち合わせを開始し、

半年以上検討を重ねた結果、 このたび実現の運びとなりました。 卒業生からの制服回収開始は2023年3月、

再生原料を使用した制服の着用開始は2024年4月を予定しており、 それまでの期間でサプライチェーン各段階の関係者と細部を詰めていくことになっています。

* <従来のリサイクルとの違い>

ウール混の衣類を回収してリサイクルする仕組みは以前から存在し、 当社も手掛けておりますが、 再生後の用途はカーシートなどの産業資材が大半で、

条件が良い場合でもユニフォーム等のブレザー・スーツ向けにはならない太い糸(紡毛糸)を引くのが精一杯でした。 これは、

解きほぐした原料(反毛原料)を用いて衣類用の細い糸(梳毛糸)を紡出することが、 従来の紡績技術では困難であったからです。

当社は長年の研究により、 この課題を解決する独自の梳毛紡績技術を開発しました。 試験段階では通常品とほとんど変わらない外観と品質を再現することに成功しています。

今回の実証実験は、 当該技術の量産化の検証に加え、 実際に下図のプロセスを回してみることで各段階の課題を抽出し、

本格的な展開に向けた道筋を探ることを目的としています。

* <社会課題解決への思い>

まず、 従来は廃棄されていた学生服を回収し、 新しい服によみがえらせることで、 シンプルに廃棄物を削減する狙いがあります。 また、

製造や流通のプロセスにおいても、 従来以上に環境負荷を低減する取り組みを進める計画です。

学生の皆様には、 着用する制服に卒業生の想いを感じ取り、 母校への愛着を高めていただきたいと考えています。 また、 この取り組みが学校教育の現場において、

環境配慮というテーマについて考えるきっかけになってくれれば、 という思いもあります。

持続可能な社会の主役は、 今を生きる子どもたちです。 ニッケは学校や企業の皆様と共に、 サステナブルなスクールユニフォームを通じて、

子どもたちの「将来の力になる教育」に貢献してまいります。

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