春を彩る懐古行列華やかに

「川西市源氏まつり」が「清和源氏まつり」に名称を変更し、3年ぶりに開催 4月10日、 「清和源氏発祥の地」川西市で、 勇壮な源氏の騎馬武者や子ども武者、

稚児行列など約220人が参加する「第58回清和源氏まつり」(主催:清和源氏まつり実行委員会・川西市観光協会・川西市)が行われた。

会場のアステ川西(川西市栄町25-1)や懐古行列が行われた沿道には、 市内外から約7,000人が訪れ、 若葉が彩る中、 華麗な時代絵巻を楽しんだ。

改めて川西市が清和源氏発祥の地であることを市内外にアピールするため、 58回目となる今回より「川西市源氏まつり」から「清和源氏まつり」に名称を変更し、

多田地域の歴史的背景を大切にしながら、 市中心市街地に場所を移して開催された。

メインの懐古行列に先立ち、 午前11時から行われた「川西能勢口」駅前のアステ川西ぴぃぷぅ広場でのイベントでは、

よろいかぶとを身に付けた武者に扮した越田謙治郎川西市長の他、 巴御前などの三御前と若武者(八幡太郎義家公)役などがそれぞれに口上を述べ、 会場を盛り上げていた。

同まつり最大のイベント懐古行列は午前11時15分にアステ川西プラザぴぃぷう広場(栄町25-1)をスタート。 よろいかぶとに身を固めた源氏ゆかりの武者をはじめ、

川西観光プリンセスの眞野梨穂奈さん(まの りほな、 21歳:巴御前)や上田琳さん(うえだ りん、 19歳:常盤御前)、 福場莉帆さん(ふくば りほ、

22歳:静御前)の3人、 若武者役として八幡太郎義家公役に選ばれた倉ヶ市海斗さん(くらがいち かいと、 20歳)などが徒歩で市役所に向かった。

市役所に到着すると、 待ち構えていた稚児や少年少女武者と合流し、 総勢220人となった行列は、

騎馬武者を最後尾に再出発してキセラ川西せせらぎ公園(火打1丁目)まで行進し、 騎馬武者のみ公園外周を1周した。 巴御前役の眞野さんは、 「3年ぶりで、

場所や名称が変わるという大きな変化もあり、 心待ちにされている声を多くの人から聞いていました。 たくさんの人に支えられ、

巴御前役として二度とない貴重な経験ができてうれしいです」と話した。

※清和源氏まつりに関わる歴史について今から千年あまり前、 第56代清和天皇の曾孫に当たる源満仲が、 川西の多田盆地に移り住み、

天禄元年(970年)に多田院(現在の多田神社)を創建し、 清和源氏の礎を築いた。 後世、 鎌倉幕府を開いた源頼朝や全国に名を馳せた源氏武将たちは、

満仲の子孫であり、 川西市は「源氏と武士団発祥の地」と言われている。

清和源氏まつりは、 この清和源氏の祖、 源満仲公をしのび、 「清和源氏発祥の地かわにし」の歴史、 文化、 観光をPRするため、 毎年開催している。

川西市

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