コロナ禍の2021年の日々を綴った75篇のエッセイアンソロジー『ベスト・エッセイ2022』8月5日(金)発売!

小・中・高等学校向けの教科書を発行する光村図書出版株式会社(所在地:東京都品川区、 代表取締役社長:吉田直樹/以下、 光村図書)は、

日本文藝家協会より委託を受け、 書籍『ベスト・エッセイ2022』を8月5日に発売しました。 『ベスト・エッセイ』は、

新聞・雑誌などに発表された数多くのエッセイの中から精選し、 まとめあげた年間アンソロジーです。

2021年は、 パンデミックと小康状態を繰り返す新型コロナ、 さらには土砂災害、 地震、 台風の発生など、

これまで以上に大自然の脅威を目の当たりにすることになった1年でもありました。 そうした中、 さまざまな書き手たちが、 恐怖や不安、 悲しみと向き合いながらも、

ささやかな楽しみや喜びを発見し、 心を優しくいやしてくれる素敵なエッセイを数多く書き残してくれました。

日々の雑感、 考察、 失敗談から、 心に残る追悼文まで、 珠玉の75篇のエッセイを通して、 多彩な作家、 書き手たちとの新たな出会いをお楽しみいただけます。 * 編纂委員からのメッセージ

コロナ禍の中、 表現者たちは、 いったい何を見つめ、

何を考えていたのだろうか。

この本を読むと2021年の空気が伝わってくる。

苦しいことだけではない。

喜びやユーモアが、 洗練された文章で綴られている。

日本語の美しさも感じとってほしい。 ――林 真理子

試されているのは人類か、 時代か。

心の言葉が開かれてこそ、

世界に光が射すのだろう。 ――藤沢 周

気持ちが沈むことも多い日々ですが、

本書を通して考えたり笑ったりする

時間をお楽しみいただければ幸いです。 ――三浦しをん

* 編纂委員

角田光代、 林 真理子、 藤沢 周、 堀江敏幸、 町田 康、 三浦しをん

* 収録作品著者(全75名)

青木耕平(東京都立大学非常勤講師)/ 青山文平(作家)/ 彬子女王(京都産業大学日本文化研究所特別教授)/

井上理津子(ノンフィクションライター)/ 岩松 了(劇作家・演出家・俳優・映画監督)/ 宇佐見りん(作家)/

内田洋子(ジャーナリスト)/ 海猫沢めろん(作家)/ 大矢鞆音(安野光雅美術館館長)/小川さやか(文化人類学者)/

奥本大三郎(フランス文学者・ファーブル昆虫館館長)/ 尾崎世界観(ミュージシャン)/ 尾上松緑(歌舞伎俳優)/ 小山田浩子(作家)/

温又柔(小説家)/角田光代(作家)/ 加納愛子(お笑いタレント)/ 川上容子(ミュージシャン)/ 川本三郎(作家) /神林長平(作家)/ 岸田奈美(作家)/

岸本佐知子(翻訳家)/ 金田一秀穂(言語学者)/ 倉本 聰(脚本家)/黒井千次(作家)/ 小池水音(作家)/ 小泉武夫(発酵学者・東京農業大学名誉教授)/小泉

凡(民俗学者・小泉八雲記念館館長)/ 齋藤陽道(写真家)/ 酒井順子(エッセイスト)/佐倉 統(東京大学大学院教授)/ 佐々涼子(ノンフィクション作家)/

沢木耕太郎(作家)/椹木野衣(美術評論家)/ 茂山千之丞(大蔵流狂言師)/ 柴田一成(同志社大学特別客員教授)/志茂田景樹(作家)/ 鈴木

聡(演出家・脚本家)/ 鈴木忠平(ノンフィクションライター)/ 瀬尾夏美(アーティスト)/ 高樹のぶ子(小説家)/ 高見 浩(翻訳家)/ 高村 薫(作家)/

武田砂鉄(ライター)/ 田中卓志(お笑いタレント)/ 田中優子(前法政大学総長)/ 谷 慶子(立命館大学准教授・脚本家)/辻 真先(作家・脚本家)/

夏井いつき(俳人)/ 二宮敦人(作家)/ 林 真理子(作家)/ 原田宗典(作家)/ 藤沢 周(作家)/ ブレイディみかこ(保育士・ライター・コラムニスト)/

ほしよりこ(漫画家)/ 星野博美(作家)/ 堀江敏幸(作家・フランス文学者・早稲田大学文学学術院教授)/ 万城目 学(作家)/町田 康(作家)/

松浦寿輝(作家・詩人)/ 松本 猛(安曇野ちひろ美術館常任顧問・絵本評論家)/ マライ・メントライン(エッセイスト)/ みうらじゅん(作家・イラストレーター)/

三浦しをん(作家)/

三浦雅士(文芸評論家)/ 村井理子(翻訳家)/ 村田喜代子(作家)/ 本谷有希子(小説家・劇作家)/ 柳田邦男(ノンフィクション作家)/

山本貴光(文筆家・ゲーム作家)/ 湯澤規子(歴史地理学者)/ 横尾忠則(美術家)/ 李琴峰(作家)/ 寮 美千子(作家・元奈良少年刑務所外部講師)/

鷲田清一(哲学者)

* 多彩な作品群の中から、 内容を一部ご紹介

「犬の建前」(宇佐見りん)

若き芥川賞作家が人々に問う、 「人間性バロメーター」とは……?

「最高の食事」(田中卓志)

アンガールズ田中氏の母が作ってくれたお弁当についての、 あるバラエティ番組での感動的なエピソード。

「死も遊びだと思いましょ」(横尾忠則)

瀬戸内寂聴さんの思い出をヨコオ節で熱く語る。

「ガラスのこころ」(岸田奈美)

ダウン症の弟のピュアな心に寄り添う、 姉・奈美の強い決意。

「クールでお茶目なかっこよさ」(谷 慶子)

クールな二枚目でありながらも周囲への気遣いを常に忘れなかった、 田村正和氏への追悼文。

「大人への扉を開けたのは」(加納愛子)

今をときめくお笑いコンビ「Aマッソ」加納氏の、 大人への扉を開けてくれたものとは……?

「神様、 世間様」(尾崎世界観)

何事に対しても「終わらせ方」の苦手なミュージシャン、 クリープハイプ尾崎氏の悩みとは……?

「悪態俳句のススメ」(夏井いつき)

俳句で悪態をつけば、 気持ちもスッキリ!? 時代を生き抜くための小さなエネルギー。

* 担当編集者より

『ベスト・エッセイ』が刊行されたのは平成元年のこと。 これまでに数多くのエッセイをご紹介してきましたが、

読者からは「好きな作家さんのエッセイがあったので購入しました。 知らない作家さんの作品もあり、 徐々に読んでいく楽しみができました。

」という声もいただいております。 『ベスト・エッセイ』の魅力の一つに、 今まで知らなかった作家の作品にも気軽にふれられるということが挙げられると思います。

ここに掲載した75篇のエッセイを通して、 ぜひたくさんの出会いを楽しんでください。

* 書籍概要

タイトル:ベスト・エッセイ2022

編者:日本文藝家協会

ISBN:978-4-8138-0414-7

定価:2,200円(税込)

仕様:四六判(194mm×136mm)/ 340ページ

発行:光村図書出版

発売日:2022年8月5日

公式サイト:

https://www.mitsumura-tosho.co.jp/shohin/essay/book_es2022.html

* 会社概要

[商 号]光村図書出版株式会社 Mitsumura Tosho Publishing Co., Ltd.

[代表者]代表取締役社長 吉田直樹

[創 立]1949(昭和24)年2月26日

[資本金]3,000万円

[年 商]110億8,901万円(2021年10月期)

[従業員数]227名(2022年4月現在)

[所在地]東京都品川区上大崎2-19-9

[TEL]03-3493-2111(代表)

[URL]https://www.mitsumura-tosho.co.jp/

https://www.mitsumura-tosho.co.jp/

[事業内容]小・中・高等学校用の検定教科書ならびに付帯する出版物の編集・発行/一般書籍・教育書等の編集・発行/学習用ソフトウェアの企画・制作