日本ロレアル『第38回コロイド界面技術シンポジウム』でロレアルグループ独自のサステナビリティプログラム「ロレアル・フォー・ザ・フューチャー」を発表

2021年2月1日

世界最大の化粧品メーカーである仏・ロレアルの日本法人である日本ロレアル株式会社(本社:東京都新宿区、 代表取締役社長:ジェローム

・ブリュア)の研究開発部門「リサーチ&イノベーションセンター」(所在地:神奈川県川崎市、 所長:マチュー・キャシエ)は、 2月4日(木)、

5日(金)に公益社団法人日本化学会 コロイドおよび界面化学部会が開催する「第38回コロイド界面技術シンポジウム『みんなを元気にするすごい技術

アフターコロナの研究開発 ~ 動向/指針/変化する研究』」に登壇し、 2020年に始動したロレアルグループのサステナビリティプログラム「L’Oréal for

the Future(ロレアル・フォー・ザ・フューチャー)」について発表します。

本シンポジウムでは、 新型コロナウイルスと闘うための技術、 また、 アフターコロナの世界においても開発・成長を支える上で、

ますます重要となる女性の活躍推進や環境問題に関連した各領域の専門家が講演します。

ロレアルは人間の活動が地球規模で環境に与える影響や、 昨今より深刻化している貧困などの社会課題に対して、 2013年以来、 グループ全体で取り組んで参りました。

本シンポジウムの『サステナビリティを考える』と題したセッションでは、 リサーチ&イノベーションセンター所長のマチュー・キャシエが、

当社におけるサステナビリティに対する達成状況を共有するとともに、

2020年6月に始動したロレアルグループの2030年に向けての新たなコミットメント「ロレアル・フォー・ザ・フューチャー」を紹介します。

また『活躍する女性と未来』をテーマとしたセッションでは、

同センターの女性研究員が「ポリイオンコンプレックス技術(PGP)を使用した二次付着防止機能を持つ化粧品」と題した発表を行い、

マスクにつかないファンデーションを紹介します。

■ロレアルグループのサステナビリティに対する取り組みの歴史

1979年 動物実験を廃止する目的で、 世界初の人工皮膚である再構成皮膚モデルを作成

1995年 化粧品の環境に対する影響を研究するラボラトリーを開設

2002年 サプライヤーの環境監査を開始

2007年 ロレアル財団創立

2009年 工場と配送センターの環境フットプリントを2015年までに2005年比で50%削減する目標を設定

2013年 2020年に向けた第一世代のサステナビリティプログラム「Sharing Beauty With All ~美のすべてを、 共に次世代へ」を開始

2020年 2030年に向けた新プログラム「L’Oréal for the Future(ロレアル・フォー・ザ・フューチャー)」を開始

ロレアルグループについて(

https://www.loreal.com/)

仏・ロレアルは、 100年以上にわたって美を追求してきました。 36の国際的なブランドポートフォリオを有し、

2019年でのグループの売上高は298.7億ユーロ、 社員数は88,000人です。 世界有数の化粧品会社であるロレアルは、 マス市場から百貨店、 調剤薬局、

ドラッグストア、 美容院、 トラベルリテールや旗艦店、 Eコマースなど、 あらゆる流 通チャネルでビジネスを展開しています。

研究開発をグループ戦略の基幹に置き、 4,100名の研究員を有するリサーチ&イノベーションは、 世界中の人々の美へ の熱望を叶えるために日々活動しています。

野心的で持続的発展を目的としたロレアルグループの2030年に向けたサ ステナビリティの取り組みは、

よりインクルーシブでサステナブルな社会実現のためのエコシステムの実現を目指して います。

日本ロレアルについて(

http://www.nihon-loreal.jp/)

ロレアルは 1963 年から日本で事業を開始し、 1996 年に日本法人である日本ロレアル株式会社を設立しました。 2020 年末時点での社員数は、

2,491人、 2021年1月現在の取り扱いブランドは 16 です。 化粧品の輸入、 製造、 販売、 マーケティングを行 っています。

日本ロレアルリサーチ&イノベーションセンターについて(

http://news.nihon-loreal.jp/research_innovation_center/

日本における研究開発は1983年にスタートし、 現在、 日本ロレアル リサーチ&イノベーションセンター(所在地:川崎市溝の口、

所長:マチュー・キャシエ)として、 戦略的なイノベーション拠点としての役割を担っています。 数ある外資系化粧品企業においても、

もっとも歴史ある研究開発部門であり、 いち早く日本の文化、 歴史、 社会を深く理解し、 200名以上の研究員が日本人消費者のための製品開発を行っています。

「ロレアル・フォー・ザ・フューチャー」について

ロレアルは、 2030年に向け新たなサステナビリティプログラム「ロレアル・フォー・ザ・フューチャー」を 2020 年 6 月に始動しました。

この中でロレアルは「地球の限界(プラネタリー・バウンダリー)」に基づいて、 気候、 水、 生態系、 自然資源など全てのインパクトに関して、

新しい定量的な目標値を導入し、 事業の変革を目指しています。 これらの新しい目標値は、 ロレアルの直接的な取り組みにとどまらず、

サプライヤーや製品を使用する消費者までを網羅しています。

気候分野では、 ロレアルでは 2030 年に向けて、 製品における温室効果ガスの排出量をすべてのスコープにおいて50%削減することを掲げています。

「Business Ambition for 1.5℃(1.5℃目標)」メンバーとして、 ロレアルは 2025 年にはカーボンニュートラルを実現します。

その他の戦略的なコミットメントと共に、 2030 年までに工業プロセスで使用される水は 100%リサイクル、 再利用を目指します。

また森林破壊を抑制するために処方やパッケージに用いられるバイオベース原料のすべてが、 再生可能かつトレーサブルなものに切り替えられます。 さらに、

世界的に最もひっ迫した環境問題と社会的課題に取り組むべく、 生態系破壊の回復とサーキュラー・エコノミーに特化したインパクト投資に1億ユーロを充当するほか、

困難な立場にいる女性支援のための5千万ユーロの慈善寄付基金を立ち上げました。詳細はプレスリリース (2020 年 6 月 26 日)をご参照ください。

https://prtimes.jp/a/?f=d72207-20210201-1571.pdf

※シンポジウムの詳細情報はこちらをご覧ください。

https://prtimes.jp/a/?f=d72207-20210201-8127.pdf