快進撃が止まらない!加藤シゲアキ『オルタネート』が「第164回 直木賞」、「2021年 本屋大賞」に続き、「第42回 吉川英治文学新人賞」にノミネート!

直木賞」、「2021年 本屋大賞」に続き、「第42回 吉川英治文学新人賞」にノミネート! 加藤シゲアキ著『オルタネート』新潮社刊

加藤シゲアキ著『オルタネート』新潮社刊

昨年11月に新潮社より発売された、加藤シゲアキさんの最新長編『オルタネート』が「第42回 吉川英治文学新人賞」候補作品に選ばれたと、

講談社から発表がありました。

加藤さんといえば、 2012年1月に『ピンクとグレー』(KADOKAWA)で、 小説の世界に鮮烈なデビューを果たすと、 以降、

「NEWS」メンバーとしての芸能活動の傍ら、 作家としても活動を続け、 数々の話題作を世に送り出してきました。

そんな加藤さんの3年ぶりの新作長編となる『オルタネート』は刊行直後から話題を呼び、 発売から5日目にして緊急重版する事態に。

昨年12月18日に本作が第164回直木賞にノミネートされたことが発表されると、 あらゆるメディアからの取材が殺到。

1月5日に累計10万部(5刷)のベストセラーを記録しました。 1月21日には「本屋大賞」に初ノミネートされるという報も飛び込み、

アイドルが「直木賞」「本屋大賞」に初めてノミネートされるという歴史的な快挙が続いたことを受け、 小社はさらなる重版を決定。 現在までに累計13万部

(6刷)を記録しています。

第42回吉川英治文学新人賞は2020年1月1日から12月31日までに、 新聞、 雑誌、 単行本等で優秀な小説を発表した作家の中から、

最も将来性のある新人作家に贈呈される賞で、 過去には和田竜『村上海賊の娘』(第35回)、 辻村深月『ツナグ』(第32回)、

柳広司『ジョーカー・ゲーム』(第30回) 佐藤多佳子『一瞬の風になれ』(第28回)など、 数々の話題作が受賞しています。 もちろん、

アイドルがノミネートされるのは、 賞の創設以降、 初めてのことです。

選考会は3月2日(火)に都内にて行われる予定です。

(C)新潮社

(C)新潮社

【加藤シゲアキさん コメント】

直木賞、 本屋大賞に続いて、 吉川英治文学新人賞にまで候補にしていただけたこと、 大変嬉しく思っております。

直木賞、 本屋大賞と同じく、 予期しないお知らせに驚きと喜びが同時に押し寄せ、 ありがたい戸惑いを噛みしめています。

吉川英治文学新人賞はエンタメ性に優れた作品が多い印象ですので、 自分の著作も仲間に入れてもらえたのかなと思うと、 感慨もひとしおです。

選考会まではまだ時間がありますが執筆へのエールと受け取り、 緊褌一番、 次作へ取り組みたいと思います。

【「オルタネート」あらすじ】

誰しもが恋い焦がれた青春の普遍を、 真っ向から描き切る。

加藤シゲアキ、 これが新たな代表作。

高校生限定のマッチングアプリ「オルタネート」が必須となった現代。 東京のとある高校を舞台に、 若者たちの運命が、 鮮やかに加速していく。

全国配信の料理コンテストで巻き起こった〈悲劇〉の後遺症に思い悩む蓉(いるる)。 母との軋轢により、

〈絶対真実の愛〉を求め続ける「オルタネート」信奉者の凪津(なづ)。 高校を中退し、 〈亡霊の街〉から逃れるように、

音楽家の集うシェアハウスへと潜り込んだ尚志(なおし)。 恋とは、 友情とは、 家族とは。 そして、 人と“繋がる"とは何か。

デジタルな世界と未分化な感情が織りなす物語の果てに、 三人を待ち受ける未来とは一体――。

“あの頃"の煌めき、 そして新たな旅立ちを端正かつエモーショナルな筆致で紡ぐ、 新時代の青春小説。

【加藤シゲアキ】(かとう しげあき)

1987年生まれ、 大阪府出身。 青山学院大学法学部卒。 NEWS のメンバーとして活動しながら、 2012年1月に『ピンクとグレー』で作家デビュー。

以降『閃光スクランブル』、 『Burn.-バーン-』、 『傘をもたない蟻たちは』、 『チュベローズで待ってる(AGE22・AGE32)』

とヒット作を生み出し続け、 2020年3月には初のエッセイ集『できることならスティードで』を刊行。 アイドルと作家の両立が話題を呼んでいる。