家庭用AED「ハートスタートHS1 Home」販売再開

Home」販売再開 心停止の約7割が自宅で発生、身近な人の命を守るために 株式会社フィリップス・ジャパン(本社:東京都港区、

代表取締役社長:ジャスパー・アスエラス・ウェステリンク、 以下 フィリップス)は、販売を休止しておりました家庭用AED「ハートスタートHS1

Home」につきまして、このたび安定供給の見通しが立ちましたので、販売・レンタルを再開いたしました。

「ハートスタートHS1

Home」は、アメリカで医師の処方箋なしで購入が認められた最初のAEDである「HS1シリーズ」の家庭用製品です。日本では、2004年にAEDが一般市民でも使用できるようになってから、今年の7月で20年を迎えます。AEDの設置場所は公共施設やスポーツ施設、人が多く集まる場所へ徐々に広がってきましたが、今後は、AEDを家庭に設置する時代へと移り変わっていきます。フィリップスは、2030年までに、年間25億人の生活の向上を達成目標に掲げ、革新的な技術を通じ、人々のより良い健康と満ち足りた生活の実現を目指しています。家庭用AED「ハートスタート

HS1 Home」を普及させることにより、身近な人の命を自分たちで守ることで、この達成目標に寄与することを目指しています。

救急の現状

日本では毎年9万人以上の方々が心臓突然死で亡くなっており、この数は交通事故死の約35倍、火災事故死の約63倍です(図1)。一日当たりにすると250人、つまり6分に一人が亡くなっています。一方で、救急車が到着するまでの時間は年々増加しており、2022年の救急車の平均現場到着時間は10.3分で、心肺停止発生から1分経つたびに、救命率は7~10%ほど下がると言われているなかで、少しでも救命率を上げるためには、その場に居合わせた人による1分、1秒でも早い救命活動が必要になります。実際に総務省消防庁の報告によると心肺蘇生が行われなかった場合の1ヶ月後社会復帰率は3.3%であったのに対し、心肺蘇生とAEDによる除細動を行った場合は42.6%まで上がると言われています(図2)。

(図1)出典:総務省消防庁「令和5年版 救急救助の現況」、 「令和5年版 消防白書」、警察庁「令和4年中の交通事故死者数について」

(図1)出典:総務省消防庁「令和5年版 救急救助の現況」、 「令和5年版 消防白書」、警察庁「令和4年中の交通事故死者数について」

(図2)出典:総務省消防庁「令和5年版 救急救助の現況」

(図2)出典:総務省消防庁「令和5年版 救急救助の現況」

なぜ家庭用AEDが必要なのか

日本では心肺停止の約67%

が住宅で発生しています(図3)。また、フィリップス独自のアンケート調査では、24時間アクセス可能なAEDを取りに行って戻ってくるまでの時間が5分以上かかる割合が68%でした(図4)。これらの背景を踏まえると、個人宅や人口が密集した集合住宅では、AED設置の効果が特に期待されており、救助を行う同居人がいる状況下であれば、家庭用AEDの設置は有効と考えられます。心停止リスクの高い人には植込型除細動器、着用型自動除細動器等の対策もありますが、家庭用のAEDで救命された事例も報告されています。

今後も高齢化が進む日本で、身近な人の命を自分たちで守るためにも、一番リスクが高い住宅に設置をしておくことがより重要となります。

(図3)出典:総務省消防庁「令和5年 救急・救助の現況」

(図3)出典:総務省消防庁「令和5年 救急・救助の現況」

(図4)フィリップス独自調査「AEDに関する調査2023」、 調査期間:2023年8月3日~20日、 回答数:2719人、 方式:インターネット

(図4)フィリップス独自調査「AEDに関する調査2023」、 調査期間:2023年8月3日~20日、 回答数:2719人、 方式:インターネット

AED使用の現状について

2022年に一般市民が目撃した心原生心肺機能停止傷病者のうち、一般市民がAEDを使用したのは4.3%にとどまり、使用率が非常に低いことが分かります。AEDの場所を把握していない、地域におけるAEDの設置が不十分、効果的な場所に設置されていない、施設の広さに見合っていない、などの理由が挙げられますが、AEDに慣れている市民がまだまだ少ない、ということも課題となります。

心不全や心筋梗塞、心筋症の治療中等の心臓病のリスクをお持ちの方だけでなく、心臓病を疑う諸症状をお持ちの方、糖尿病や動脈硬化、高血圧、高コレステロール等の生活習慣病の方やご家族で1

つでも心当たりがあれば、心臓病リスクに備えてまずは受診するほか、万一に備えて大切な人の命を守るためにも、AEDを身近な存在とし、いざという時に落ち着いて対応できるよう準備しておくことが大切です。

身近な人の命を守るための「ハートスタートHS1 Home」製品特長

* 世界で使用されているAED

世界で総出荷台数250万台(2023年時点)、国内では55万台突破(2022年12月時点)[1]。

* 初めてでも簡単に使える

電源ボタンを押すかハンドルを引くことで“電源ON”になり、直感的に使用できる。

* 緊急時でも操作がしやすい音声ガイド

操作に合わせて音声ガイドが進むため、焦ることなく落ち着いて処置できる。

* 聞こえが不自由な方でも安心して操作[2]

本体アイコンの点滅と本体に付属されているクイック・リファレンス・ガイドが使用手順を案内。聞こえが不自由な方や、音が聞こえにくい状況下での使用も想定。

* ペースメーカー対応

ペースメーカーを使用している場合には、自動的にペーシングパルスというペースメーカーが発する電気信号を除去し心電図解析を実施。

* 未就学児用のパッド(オプション)

パッドを未就学児用に意識的に“付け替える”というアクションで、未就学児モード(旧小児モード)へ自動で切り替えを行い、未就学児と小学生~大人での使用の間違いを減らす。

* 訓練機としても使用可能(トレーニングパッドはオプション)

トレーニングパッドに付け替えれば、AED本体を訓練機としても使用可能。万一、人が倒れた際を想定したリアルな準備に貢献。

* 日常点検は緑のランプを確認するだけ

ケースの窓から緑色のランプが点滅していることを確認し、異常があればビープ音でもお知らせ。

[1]:フィリップス調べ

[2]:一般社団法人 全日本難聴者・中途失聴者団体連合会「耳マーク」を取得

販売名:ハートスタート HS1

医療機器承認番号:21700BZY00426000

高度管理医療機器/特定保守管理医療機器

販売名:SMART パッド・カートリッジ

医療機器届出番号:13B1X00221000048

一般医療機器

販売名:未就学児用 SMART パッド・カートリッジ

医療機器届出番号:13B1X00221000049

一般医療機器

AED取り扱いについての注意点

AEDは救命処置のための医療機器です。AEDを設置したら、いつでも使用できるように、AEDのインジケーターや消耗品の有効期限などを日頃から点検することが重要です。

AED設置者及び管理者は品質保証及び安全管理の為、以下の内容の確認をお願いいたします。

1. AED設置の際はAED管理者を設置し、製造販売業者の推奨する保守点検を行い、いつでも使用できる状態に管理する事。特に電極パッド、バッテリ等の消耗品は、使用期限を明記したAED管理表示ラベルを本体またはカバンなどのわかりやすい位置に貼り、使用期限の確認及び、期限内の交換を確実に実施する事。

2. AED設置者及び管理者は、AED管理表示ラベル上に明記された消耗品等の使用期限を確認する事。

3. AED設置者及び管理者は、AEDに不測の事態が発生した時及び、譲渡時(高度管理医療機器販売業の許可業者に限る)、廃棄時には、製造販売業者又は販売業者等の連絡先に連絡する事。製造販売業者又は販売業者からの情報提供方法等(交換時期のお知らせ等)について確認する事。

4. 電極パッドは使い捨てなので、再使用する事は禁止である。

5. 添付文書を必ず読む事。

6. 未就学児に対する小学生~大人用パッドの使用については、未就学児用パッドを備えたAEDが近くにないなど、やむを得ない場合に限り使用し、その場合、特に、2枚のパッドが触れ合うことがないように注意する。

【購入に関するお問い合わせ】

株式会社エス・ワイ・シー

042-441-1508

購入はこちら(

https://www.amazon.co.jp/dp/B09F9PQJQW

【レンタルに関するお問い合わせ】

株式会社ダイバーシティメディア

023-624-5000

レンタルはこちら(

https://www.diversitymedia.jp/homeaed

【お取り扱いに関するお問い合わせ】

フィリップスHome AED コールセンター

0120-227-706 受付時間 9:00~17:30 (土日祝・年末年始を除く)

製品詳細はこちら(

https://www.philips.co.jp/healthcare/consumer/aed/home-aed

フィリップス・ジャパンについて

株式会社フィリップス・ジャパンは、ロイヤル

フィリップスの日本法人として1953年に創業以来、革新的な技術を通じ、人々のより良い健康と満ち足りた生活の実現を目指しています。主な事業領域は、画像診断、超音波診断、イメージガイド下治療、生体情報モニタ、ヘルスインフォマティクス、睡眠・呼吸治療、およびパーソナルヘルスと多岐に渡ります。ヘルステクノロジーのリーディングカンパニーとして、超高齢化が進む日本の医療・健康課題解決に向け取り組んでいます。

日本の従業員数は約2,000人、約70拠点でビジネスを展開しています。(https://www.philips.co.jp

https://www.philips.co.jp

ロイヤル フィリップスについて

ロイヤル フィリップス(NYSE:PHG,

AEX:PHI)は、革新的な技術を通じ、人々のより良い健康と満ち足りた生活の実現を目指す、ヘルステクノロジーのリーディングカンパニーです。

フィリップスの革新的技術は人々を中心に設計されています。先進的技術と医療従事者および消費者のインサイトを活用し、消費者にはパーソナルヘルスソリューションを、医療従事者とその患者様には病院や家庭でのプロフェッショナルヘルスソリューションを提供しています。

オランダに本社を置く当社は、画像診断、超音波診断、イメージガイド下治療、生体情報モニタ、ヘルスインフォマティクス、およびパーソナルヘルスの分野で世界をリードしています。フィリップスの2023年の売上高は182億ユーロ、全世界に約69,700人の従業員を擁し、世界100か国以上でビジネスを展開しています。フィリップスに関するニュースはこちらからご覧ください。(

http://www.philips.com/newscenter/

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