古代出雲大社の高層神殿をARとVRで再現

高さ約48mと伝えられる古代出雲大社の高層神殿をARやVRで楽しむことができる多言語コンテンツを制作出雲大社の歴史理解の促進や、地域観光の活性化に貢献

凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、 代表取締役社長:麿 秀晴、 以下 凸版印刷)と、 山陰中央テレビジョン株式会社(本社:島根県松江市、

代表取締役社長:田部 長右衛門、 以下 山陰中央テレビ)は、 古代出雲大社高層神殿の荘厳な姿を見ることが出来る「古代出雲大社高層神殿AR・VR」を制作しました。

なお、 本コンテンツは、 凸版印刷が2016年より展開する体験型VR観光アプリ「ストリートミュージアム(R)」(※1)にて、

2020年11月16日から公開されます。 実寸大の古代出雲大社高層神殿を見ることができるARコンテンツ 製作・著作:出雲市 制作:凸版印刷株式会社

実寸大の古代出雲大社高層神殿を見ることができるARコンテンツ 製作・著作:出雲市 制作:凸版印刷株式会社

■ 概要・背景

近年、 自治体や商業施設などにおいて、 ARやVRなどの技術を活用して地域の文化資産をデジタルアーカイブ・コンテンツ化することで、

歴史理解の促進や新たな観光資源として活用する取り組みが拡大しています。

一方、 出雲大社は本殿の高さが約24mですが、 出雲大社の社伝によれば、 平安時代(古代)の頃には2倍の16丈(約48m)あったと伝えられています。 そして、

2000年に本殿の南側で3本1組の巨大な柱が発掘され、 かつての巨大な出雲大社を支えていた可能性が高く、 高層神殿の存在を裏付ける発見となりました。

今回、 凸版印刷がこれまで培ってきたAR・VR技術を活用し、 「古代出雲大社高層神殿AR・VR」を制作。

今では見ることのできない平安時代の出雲大社の高層神殿が、 あたかもその場所に復元したかのように体感することが可能になります。 また、

本コンテンツは日本語のほか英語、 中国語、 フランス語で鑑賞することが可能です。 これにより、 実際の出雲大社をより楽しく体験し、

出雲大社の魅力を深く感じてもらうことで、 観光客・参拝者数の増加を目指します。

■「古代出雲大社高層神殿AR・VR」について

1. ARコンテンツ: 東神苑にて、 実寸大の古代出雲大社高層神殿を体感

出雲大社の「東神苑」で「ストリートミュージアム(R)」を使用すると、 目の前に巨大な古代出雲大社高層神殿が出現。 真下から見る高層神殿や、

階段を上がる神職の姿など、 様々な角度から眺めることができます。(左)階段を上がる神職の様子、

(右)巨大な高層神殿を見上げている様子 製作・著作:出雲市 制作:凸版印刷株式会社

(左)階段を上がる神職の様子、 (右)巨大な高層神殿を見上げている様子 製作・著作:出雲市 制作:凸版印刷株式会社

2. VRコンテンツ: 西神苑で夕暮れの古代出雲大社高層神殿を体感

出雲大社の「西神苑」では、 古代にタイムスリップしたかのような体験が可能。 夕暮れの高層神殿や、 高層神殿の上から見る夕暮れの景色をVRで楽しむことが可能です。(左)夕暮れの古代出雲大社高層神殿、

(右)高層神殿の上から見る夕暮れ 製作・著作:出雲市 制作:凸版印刷株式会社

(左)夕暮れの古代出雲大社高層神殿、 (右)高層神殿の上から見る夕暮れ 製作・著作:出雲市 制作:凸版印刷株式会社

3. VRコンテンツ: 島根県立古代歴史博物館で、 現代に溶け込んだ出雲大社高層神殿を鑑賞

島根県立古代歴史博物館(住所:島根県出雲市)内、 出雲平野をイメージしてデザインされた庭園 「風土記の庭」では、

現代に溶け込んだ出雲大社高層神殿を眺めることができます。「風土記の庭」から見る、

現代に溶け込んだ出雲大社高層神殿 製作・著作:出雲市 制作:凸版印刷株式会社

「風土記の庭」から見る、 現代に溶け込んだ出雲大社高層神殿 製作・著作:出雲市 制作:凸版印刷株式会社

■ 各社の役割

凸版印刷: AR・VRコンテンツの制作、 「ストリートミュージアム(R)」の提供

山陰中央テレビ: 制作統括・演出

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■ 凸版印刷のデジタル文化財を活用した地方創生支援への取り組み

近年、 自治体や商業施設などにおいて、 訪日外国人をはじめとする旅行者の誘致による地域経済の活性化や、 市民意識の醸成などによる、

地方創生への取り組みが本格化しています。 こうした中、 VRやARなどの技術を活用して地域の文化資産をデジタルアーカイブ化・コンテンツ化することで、

歴史理解の促進や新たな観光資源として活用する取り組みが拡大しています。

凸版印刷では、 VRコンテンツの制作はもちろんのこと、 臨場感と没入感を体験できるVRシアターや、

全地球測位システム(GPS)を組み合わせた体験型VR観光アプリ「ストリートミュージアム(R)」など、 最新のデジタル表現技術を用い、

文化資産を活用した地方創生支援を展開しています。

※1 体験型VR観光アプリ「ストリートミュージアム(R)」について

体験型VR観光アプリ「ストリートミュージアム(R)」は、 バーチャルリアリティ(VR)と全地球測位システム(GPS)を組み合わせたプラットフォームアプリです。

現存しない城郭などの史跡を高精細かつ色鮮やかにVRコンテンツで再現し、

スマートフォンやタブレット端末で位置情報と連動してその土地その場所ならではの歴史体験ができます。

旅行者は本アプリを利用することでVRコンテンツを通じてバーチャル観光が体験できるほか、 音声による解説で理解を深めたり、

現在の地図だけでなく当時の古地図を見ながら町歩きを楽しんだりすることができます。 松本城(長野県)や福岡城(福岡県)など、

全国各地の史跡を1つのアプリで楽しめる史跡観光アプリとして、 31コンテンツを公開しています(※2020年5月末現在)。

iOS :

https://itunes.apple.com/jp/app/id1151091144?mt=8

Android:

https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.toppan.streetmuseum.android

(※iOS 11以降、 Android OS 5.0以降に対応、 一部機種では正常に作動しないことがあります)

* 本ニュースリリースに記載された商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。

* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。 その後予告なしに変更されることがあります。

以 上