活の常識を変える“ミラクル物質”短鎖脂肪酸の認知と理解を広げる「一般社団法人 短鎖脂肪酸普及協会」発足
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一般社団法人 短鎖脂肪酸普及協会 プレスリリース:2024年11月27日 報道関係者各位
腸活の常識を変える“ミラクル物質”短鎖脂肪酸の認知と理解を広げる「一般社団法人 短鎖脂肪酸普及協会」発足
立ち上げ発表会では会員企業の江崎グリコ/カルビー/ホクト/Mizkan/明治が登壇
腸内環境から健康維持の鍵を握る「短鎖脂肪酸」の認知と理解を広げるため、「一般社団法人
短鎖脂肪酸普及協会」を2024年8月20日(火)に設立しました。本協会は、株式会社メタジェンの代表取締役社長CEOである福田真嗣が代表理事に就任し、京都府立医科大学
教授の内藤裕二氏、北里大学 教授の金倫基氏を学術アドバイザーとして迎え、会員企業との連携のもと普及活動を展開していきます。
これに伴い、2024年11月27日(水)に「短鎖脂肪酸普及協会
立ち上げ発表会」を開催しました。発表会では、福田真嗣代表/内藤裕二氏/金倫基氏が日本人の腸内環境の課題や短鎖脂肪酸の可能性について、それぞれの専門分野の視点からご意見をいただきました。また、本協会に正会員企業として参画する江崎グリコ株式会社/カルビー株式会社/ホクト株式会社/株式会社Mizkan/株式会社明治が登壇し、本協会に参画した背景や今後の展望について語りました。
さらに、本協会では現状の認知度などを把握し、効果的に普及活動を推進するために「短鎖脂肪酸に関する認知度調査」を実施しました。
■短鎖脂肪酸とは
「短鎖脂肪酸」とは、腸内細菌が食物繊維やオリゴ糖を分解して産生する主要な代謝物質の一つ。主に、酢酸、プロピオン酸、酪酸の3つがあります。最新の研究では「便通改善」「免疫機能の増強」「肥満抑制」「アレルギー抑制」「持久力の向上」など、短鎖脂肪酸が持つ多彩な健康機能が明らかになっています。さらに、健康な人において、現在まで悪影響が報告されていないことから、まさに“ミラクル物質”と呼ばれる存在です。そのため、生活者が「短鎖脂肪酸の産生」を意識することで、結果として医療費の削減や健康寿命の延伸といった社会的課題への貢献も期待できます。
■本協会発足の背景/ミッション/活動の構想
【発足の背景】
「短鎖脂肪酸」は“ミラクル物質”である一方、現状はアカデミアや一部の企業でしか注目されておらず、一般の生活者の大半はまだ存在も知らないという状況です。このような状況を打開するためには、短鎖脂肪酸関連の情報をアカデミアの世界だけで閉じず、科学者自らが発信していく必要があります。
そこで、科学者でもあり株式会社メタジェンの代表でもある福田が発起人となり、短鎖脂肪酸と企業や生活者をはじめとしたさまざまなステークホルダーの間をつなぐ話者となり、生活者の認知や理解を促進する役割を持つ団体として発足に至りました。
【ミッション】
短鎖脂肪酸普及協会は「短鎖脂肪酸」の認知向上・理解促進のため、企業や生活者をはじめとした様々なステークホルダーとの架け橋となることで短鎖脂肪酸の普及により
「腸から新たな健康リテラシー構築」を目指します。これまでの腸活をアップデートし、「腸活の新指標=短鎖脂肪酸」という生活者認知をつくっていきます。【活動の構想】
短鎖脂肪酸に関する研究が進み、生活者の「短鎖脂肪酸」への認知度/理解度/期待値が高まることで、各企業が社会実装やサービス化を目指しやすくなるといった好循環を生み出すために、本協会は具体的に下記5つを軸とした活動を実施していきます。
1.先進研究と企業・生活者をつなぐ情報発信2.生活者が関連商品を安心して選択できるきっかけづくり3.流通業界との連携による市場拡大4.企業の研究・社会実装を支援
5.行政との協働による普及推進1. 先進研究と企業・生活者をつなぐ情報発信
会員企業と一丸となって、短鎖脂肪酸に関する最新の知見を生活者へ迅速かつ効果的に届けることを目指します。具体的には、本協会および会員企業の定期的な発信機会の整備、協会独自の研究・調査とプレスリリース、短鎖脂肪酸の最新動向レポートの展開などを通して情報を展開していきます。
2. 生活者が関連商品を安心して選択できるきっかけづくり
腸内での短鎖脂肪酸の産生や増加がエビデンスとして示されている商品に対し、協会独自の認定マークを付与します。これにより、生活者が安心して商品を選択することができるきっかけづくりに取り組みます。
※認定マークのカラーは、利用していただく企業でアレンジできる仕様になっています。上記は使用の一例です。3. 流通業界との連携による市場拡大
生活者が短鎖脂肪酸に関連する商品を手に取るきっかけづくりを促進するべく、本協会が流通業界とも直接コミュニケーションを取ることで、短鎖脂肪酸関連商品の市場拡大にも尽力します。
4. 企業の研究・社会実装を支援
協会理事の福田が代表を務めるメタジェン社では、独自の研究プラットフォームを用い、多くの企業と共同研究やプロダクト開発等を実施してきました。その知見に加え、本協会の学術アドバイザーに就任いただいた内藤裕二先生、金倫基先生との連携により、短鎖脂肪酸の研究加速や商品化に向けた具体的なアドバイスを提供し、企業の実装プロセスを後押しします。
5. 行政との協働による普及推進
行政と連携を図ることによって、国民全員が短鎖脂肪酸を通じて健康に向き合い、ライフステージに応じた行動変容を促す仕組みづくりを目指し、社会全体で短鎖脂肪酸の恩恵を共有できる環境を整備します。
■本協会の会員企業一覧(2024年11月27日現在)【会員の種類・資格】正会員・協会の目的に賛同し、協会の事業を推進するもの
・短鎖脂肪酸市場を牽引するもの一般会員・協会の目的に賛同し、協会の事業を推進するもの賛助会員・協会の目的に賛同し、協会の事業を賛助するもの【正会員】
・江崎グリコ株式会社・カルビー株式会社・ホクト株式会社・株式会社Mizkan・株式会社明治【一般会員】・森下仁丹株式会社【賛助会員】・アサヒグループ食品株式会社
・株式会社ニコリオ・フジ日本株式会社・森永乳業株式会社※企業名は五十音順
■本協会発足について代表理事 福田真嗣/正会員企業からのコメント【短鎖脂肪酸普及協会 代表理事 福田真嗣】
私が大学で腸内細菌研究を始めた当初から、短鎖脂肪酸の重要性はある程度学会では知られていました。それから25年の月日が経ち、メタゲノム解析やメタボローム解析、バイオインフォマティクスなどの科学技術が進展し、短鎖脂肪酸の幅広い健康効果やその作用機序が明確になったことで、科学者としてその重要性を確信しました。多くの生活者が腸からのヘルスケアに関心を持つようになった現在、腸内環境研究の最新情報と実社会をいち早くブリッジし、より多くの人々の健康増進に貢献するために、本協会の発足を決めました。短鎖脂肪酸の普及に賛同してくださる企業の皆様と一緒に、短鎖脂肪酸から新たな健康リテラシーを創っていきます。
【江崎グリコ株式会社】当社は、2022 年に社内の部門横断プロジェクトとして「タンサ脂肪酸プロジェクト」 を発足し、
タンサ脂肪酸とGlico独自のビフィズス菌に関する研究や啓発活動を行ってきました。このプロジェクトがきっかけとなり、福田先生や業界の垣根を越えた企業様と出会い、
今回「短鎖脂肪酸普及協会」の発足・加入が実現できたことをとても喜ばしく思っております。
短鎖脂肪酸普及協会におきましては参加企業様とともに、腸からの健康寿命の延伸に貢献できるよう、全力で活動してまいります。【カルビー株式会社】
カルビー株式会社は、腸内環境を調べて自分専用のグラノーラをつくる『Body
Granola(ボディグラノーラ)』を提供しています。腸内で効率よく短鎖脂肪酸をつくりだすためには、腸内フローラ検査で自分の腸内環境を知り、メインプレーヤーとなる腸内細菌が好む素材を摂ることが重要です。短鎖脂肪酸の普及を通じて、腸内フローラ検査が一般的なものとなり、多くの方の『健やかなくらし』に貢献できることを期待しています。
【ホクト株式会社】
私達はきのこで健康を届けることを使命の一つとして研究をしています。その中で、きのこが持つ豊富な食物繊維が腸内細菌の餌となり、その結果生み出される短鎖脂肪酸が腸内で増えることを臨床試験で実証しています。ミラクル物質、短鎖脂肪酸を創り出す「きのこ」は、消費者の皆さまの健康で幸せな生活に貢献できると確信しております。協会及び会員企業の皆様と共に短鎖脂肪酸の普及に携わらせていただけることを、大変光栄に思っております。
【株式会社Mizkan】
人は何を食べたら健康寿命が伸びるのであろうかと考え、現時点でたどり着いたのが「発酵性食物繊維」でした。発酵性食物繊維は腸内の善玉菌に届き、発酵により「短鎖脂肪酸」を作り出すことで、腸から体を整えて健康をサポートしてくれます。この「発酵性食物繊維」を含む、誰もが手軽に美味しい食ブランド「Fibee」の提案を通じて、人々のウェルビーイングへの貢献を目指します。
【株式会社明治】株式会社明治は、腸内タイプ別パーソナルケア「Inner
Garden(インナーガーデン)」を2024年12月より事業展開します。本サービスは腸内細菌が作り出す短鎖脂肪酸に着目し、腸内細菌の測定から腸内タイプ分けを行い、そのタイプに合った素材を配合した飲料を提供します。協会及び会員企業の皆様と共に“短鎖脂肪酸”および“自分の腸内環境を知って育てるという新たな健康習慣”の普及を目指します。
■短鎖脂肪酸に関する認知度調査本協会では現状の認知度などを把握し、効果的に普及活動を推進するために「短鎖脂肪酸に関する認知度調査」を実施しました。
調査方法:WEBアンケート方式調査対象:全国20歳~69歳の男女(性別・年代は均等割付)対象者ボリューム:n=2,000
調査実施日:2024年10月16日(水)~2024年10月17日(木)調査主体 :一般社団法人 短鎖脂肪酸普及協会
※本リリース内容を掲載いただく際は、出典「短鎖脂肪酸普及協会調べ」と明記をお願いいたします■調査サマリー・2人に1人が腸活を実践していることが判明
一方でそのうち4割近くが「腸活の効果を実感していない」と回答腸活実践者は多いが、その効果を実感できていない人も多い
・腸活として取り組んでいること、「短鎖脂肪酸の産生」は5.4%また、腸活を実践しない一番の理由は「腸活の方法が分からないから」
腸活実践者/腸活非実践者ともに「正しい腸活の方法」を理解していない・短鎖脂肪酸の認知度は「16.7%」と他成分と比べ最も低い結果に
短鎖脂肪酸を知っている人でも6割以上が「名前だけ聞いたことがある」という状態現状、短鎖脂肪酸の認知度と理解度はともに非常に低い
・短鎖脂肪酸を知っている人の4割以上が「短鎖脂肪酸の摂取/産生を意識している」と回答また、そのうち8割近くが「その効果を実感している」と回答
「便通改善」「免疫強化」「睡眠の質改善」など幅広い効果を実感短鎖脂肪酸の摂取/産生を意識している人の多くがその効果を実感している
■2人に1人が腸活を実践していることが判明一方でそのうち4割近くが「腸活の効果を実感していない」と回答
「現在腸活を実践していますか」と聞いたところ、49.9%が「腸活を実践している」と回答し、2人に1人が腸活実践者であることが分かりました。一方で腸活実践者に「腸活の効果を実感していますか」と聞いたところ、63.2%が「効果を実感している」と回答したものの、36.8%が「効果を実感していない」と回答。まだまだ多くの人が腸活の効果を実感できていないことが分かりました。
■腸活として取り組んでいること、「短鎖脂肪酸の産生」は5.4%また、腸活を実践しない一番の理由は「腸活の方法が分からないから」
腸活実践者に対して「腸活として取り組んでいること」を聞いたところ、「短鎖脂肪酸の産生」と回答した人は5.4%と非常に少ない結果となりました。また、腸活非実践者に対して「腸活を実践していない理由」を聞いたところ、21.9%の人が「腸活の方法が分からないため」と回答しました。これらの結果から、腸活実践者/腸活非実践者ともに「正しい腸活の方法」を認知できていないと考えられます。
■短鎖脂肪酸の認知度は「16.7%」と他成分と比べ最も低い結果に短鎖脂肪酸を知っている人でも6割以上が「名前だけ聞いたことがある」という状態
「知っている成分」について聞いたところ、短鎖脂肪酸を知っている人はわずか「16.7%」と他成分と比べ非常に少ない結果となりました。また、短鎖脂肪酸を知っている人に対して「短鎖脂肪酸についてどこまで知っていますか」と聞いたところ、63.7%の人が「名前だけ聞いたことがある」と回答しました。これらの結果から、短鎖脂肪酸は認知度と理解度の双方に課題があることが分かりました。
■短鎖脂肪酸を知っている人の4割以上が「短鎖脂肪酸の摂取/産生を意識している」と回答また、そのうち8割近くが「その効果を実感している」と回答
「便通改善」「免疫強化」「睡眠の質改善」など幅広い効果を実感
短鎖脂肪酸を知っている人に対して「短鎖脂肪酸の摂取/産生を意識していますか」と聞いたところ、44.4%が「意識している」と回答しました。また、短鎖脂肪酸の摂取/産生を意識している人に対して「短鎖脂肪酸の効果を実感していますか」と聞いたところ、79.1%が「実感している」と回答しました。さらに、「便秘改善」「免疫強化」「睡眠の質改善」など短鎖脂肪酸によって幅広い効果を実感していることが分かりました。
当リリースの詳細について https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000153275.html
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000153275.html
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