イランやトルコなど中近東に造詣の深い作家 新藤悦子が描く、世界中の、難民の子どもたちへの祈りをこめたファンタジー発売&イベント開催のお知らせ

新藤悦子が描く、世界中の、難民の子どもたちへの祈りをこめたファンタジー発売&イベント開催のお知らせ 『いのちの木のあるところ』(福音館刊)新藤悦子×佐竹美保

最強タッグの最新刊が遂に発売! 株式会社理論社(本社:東京都千代田区、 代表取締役社長:鈴木博喜)は『ラナの竜の方舟 沙漠の空に歌え』

(著:新藤悦子/絵:佐竹美保)を2024年4月18日(木)に発売いたしました。また6月13日(木)には

ジュンク堂書店にて新藤悦子×佐竹美保さんの発売記念イベントを開催いたします。

『ラナと竜の方舟 沙漠の空に歌え 』、40 年近く前、イランの国民的画家が沙漠の町を描いた 1 枚の絵〈Empty

Place〉に、作者が出会ったことから生まれました。

その町は、命の危機に直面した子どもたちが、竜に救われ流れつくシェルター〈竜の方舟〉になりました。ファンタジー作品でありながら、今まさに災害や戦争に翻弄されている人々を描いた作品です。

中東に伝わる美しい人面鳥フープーや、沙漠の風土に合わせた住まい、食文化も生き生きと描かれ、

佐竹美保の緻密な挿画と共に見応えある本になりました。ぜひご高覧ください。

【あらすじ】

〈竜の方舟〉は沙漠の中にポツンとあって、地図にも載っていません。竜でしか行くことも出ることもできない、

蜃気楼の町です。

故郷から逃げ出そうとしていたラナが、途中で砂嵐に遭い、つぶっていた目をあけたら、その町と、眠りに落ちた竜の横に立っていました。同じように連れてこられた見知らぬ男の子ジャミルは、おばあちゃんの家に行く途中だったので早く出発したいと言いますが、ラナは自分がどうしてここにいるのかわかりません。

未来が見えないラナですが、ともかくジャミルの願いを叶えるため出来ることをする中で、自分の過去を思い返していきます……。方舟に守られる中で、自分の思いをたどり、次なる一歩を踏み出す少女を力強く描いた〈現代の方舟〉の物語です。

また発売を記念して、6/13(木)19:00~ジュンク堂書店池袋本店にて、

新藤悦子先生×佐竹美保先生のトークイベントを開催いたします。

是非みなさまでご参加くださいませ。

【店舗・オンライン同時配信】

【日時】 6月17日(木)19時00分~20時30分

【会場】 ジュンク堂書店池袋本店

【定員】 60名(店舗)

【参加費】1100円

★トークイベント終了後、新藤悦子さん・佐竹美保さんのサイン会を実施予定!

是非みなさまでご参加くださいませ!!!

くわしくは

https://online.maruzenjunkudo.co.jp/products/j70019-240613

【商品概要】

『ラナと竜の方舟 ─沙漠の空に歌え─』

著:新藤悦子 絵:佐竹美保

定価:1,760円 (税込)

発売日:2024年4月18日(木)

判型:A5変型/191ページ/ハードカバー

ISBN:978465206171

発行所:株式会社理論社

理論社サイト:

https://www.rironsha.com/book/20617

【プロフィール】

新藤悦子

1961年愛知県豊橋市生まれ。津田塾大学国際関係学科卒業。在学中から中近東に感心を持ち80年代に遊学。『羊飼いの口笛が聴こえる

─遊牧民の世界』『チャドルの下から見たホメイニの国』などノンフィクション作品を発表。2004年刊行の『青いチューリップ』で日本児童文学者協会新人賞を受賞。以後『手作り小路のなかまたち』『アリババの猫がきいている』『いのちの木のあるところ』など児童書作品も多い。

佐竹美保

1957年富山県高岡市生まれ。ファンタジーやSF、古典、リアリズム、伝記など幅広いジャンルで装画や挿画を手がける。主な装画挿画作品に「魔女の宅急便」(3~6巻・特別編)「ハウルの動く城」「ブンダバー」「シェーラ姫の冒険」「十年屋」「竜が呼んだ娘」などのシリーズ作品はじめ、『いのちの木のあるところ』絵本『ちいさな木』『絵本で学ぶイスラームの暮らし』『ヨーレのクマー』『ゆきおんな』など多数ある。