『声と文字の人類学』が発売。「書かれたもの」への信頼を揺るがす新しい文明論!

「声より先に文字がある」「文字記録が信頼されない」など、文字の歴史は意外な事例に満ちている。古代ギリシアから中世英国、現代バリまで、知的冒険に満ちた読み物。

NHKブックス『声と文字の人類学』がNHK出版から3月25日に発売されました。著者は構造主義をはじめとする文化人類学理論の研究などを専門とする出口顯さん。声に出して話し、文字を読むという日常的な営みについて、人文学の領域を横断しながら論じます。

出口顯『声と文字の人類学』2024年3月25日発売

人類の長い歴史の中で、文字の存在はどんな意味を持ったのでしょうか?「そこから文明が生まれた」「音声を残せるようになった」

このような従来の西洋中心主義的な常識を脱し、本書では、古今東西の文字使用が意外な事例に満ちていることを示します。人類史が見落としてきた「声」と「文字」の歴史は、読み書き能力への信仰を揺るがす深い問いを投げかけてきます。

第2章『文字は認識を変える」か?』より、中世絵画に残された筆写作業の様子

第7章『文字は皮膚に記憶されている』より、顔と体に模様を施したペルーの先住民ピーロの少女

・音声のほうが文字より信頼される古代ギリシアと中世英国・文字を超人的な力の源泉として利用する南米の先住民社会・語り物の成り立ちをめぐる柳田國男の論

など、多くの実例を図版資料も交えて紹介。人類史の多彩な側面を味わえる、知的冒険に満ちた読み物です。

『声と文字の人類学』目次

はじめに図表出典一覧第I部 文字の効用をめぐる有力な議論第1章 「文字は認識を変える」か?第2章 「活字は視覚を特権化する」か?第3章

なぜ文字が「届けられない」か?第II部 声に権力を行使する文字第4章 音声中心主義を見抜く第5章 文字が読む人の声を奪う第III部 書承と口承の境界面第6章

文字が新たな声を生み出す第7章 文字は皮膚に記憶されている第8章 「砂の本」を追いかけて終章 打ち言葉と手書きの擁護おわりに

著者

出口 顯(でぐち・あきら)

島根大学名誉教授。1957年島根県生れ。筑波大学比較文化学類卒業、東京都立大学大学院社会科学研究科博士課程退学、のち博士(文学)。島根大学法文学部教授を長く務めた。専門は構造主義をはじめとする文化人類学理論の研究、アメリカ大陸先住民の神話分析の理論の研究など。著書に『臓器は「商品」か』(2001年、講談社現代新書)など。

商品情報

書名:『声と文字の人類学』

著者:出口顯

出版社:NHK出版

発売日:2024年3月25日

定価:1,760円(税込)

判型:B6判並製

ページ数:264ページ

ISBN:978-4-14-091284-3

NHK出版ECサイト:

https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000912842024.htmlAmazon:

当リリースの詳細について

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000873.000018219.html

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