ペットとの向き合い方・共生に関する意識調査を実施。約9割のペットオーナーが「今よりもペットの気持ちや想いを知りたい」と考える一方、4割以上が「ペットの行動の意味や習性を理解できていると言えない」結果に

これからは、「飼育」から「傾聴飼育」※1の時代へ

衛生用紙製品No.1ブランド※2の「エリエール」を展開する大王製紙株式会社(本社:東京都千代田区)は、昨年9月にペット用品ブランド「エリエールPet

キミおもい」を新たに立ち上げました。このたび、「キミおもい(R)」が全国のワンちゃん・ネコちゃんのオーナー600名を対象に、「ペットとの向き合い方・共生に関する意識調査」を実施。

調査結果を踏まえ、“ペットの行動について知識を深め、ペットの発信するサインや行動をしっかりと読み取ってあげること”がペットとオーナーさんの共生社会の充実につながると考える「キミおもい」では、この考え方を「傾聴飼育」※1と名付けました。「傾聴飼育」の考え方と実践方法を社会に広める活動を行うことで、ペットとオーナーさんの“より幸せな暮らし”の実現を目指してまいります。

■「ペットとの向き合い方・共生に関する意識調査」調査背景

ペットとの共生社会において、今やペットはただの“愛玩動物”ではなく、“家族の一員”として大切な存在となっています。さらに2024年6月には、改正動物愛護法の完全施行も控えており、ペットとの共生についてより一層考えていくべきタイミングになっています。こうした中で、ペットとオーナーさんの“より幸せな暮らし”を実現したいというおもいを持って生まれた「エリエールPet

キミおもい」は、「ペットへのやさしさ」について北里大学と共同研究を行い、ペットがより自然な状態で健康・快適に暮らせるよう、ペット視点での商品開発を行っています。

「キミおもい」は3月20日の「動物愛護デー」を迎えるにあたって、本ブランドが目指す“より幸せな暮らし”の実現に向けた実態把握のため、ペットオーナーに対して共生社会の現状やペットに対するおもいについての調査を実施しました。

<調査トピックス>

1.ペットとの共生社会における環境・制度の現状に対して、「進んでいるとは言えない」オーナーが約6割以上と判明

2.ペットと暮らす際、事前に情報を調べ準備するものの、4人に1人が「ペットが生活に満足しているか不安」と回答

3.約9割はペットの気持ちを「今より知りたい、分かってあげたい」と思っている一方で、ペットの気持ちや想いを知るために

行動や習性などを「理解できているとは言い切れない」オーナーが4割以上という結果に

調査結果について、獣医動物行動学の専門家でもある獣医師の藤井仁美先生は、「飼い主がペットの気持ちや想いを理解するための第一歩は、ペットの行動について知識を深めること、そして日々の生活の中で、ペットの発信するサインや行動をしっかりと読み取ってあげることが大切です」とコメントされています。

※1:動物の発するサインをよく観察し、その本当の意味を理解しながら飼育すること

※2:インテージSRI+ ティシュー市場、トイレットペーパー市場、キッチンペーパー市場、ペーパータオル市場の合算(2022年度メーカー別売上金額)

ー「ペットとの向き合い方・共生に関する意識調査」アンケート調査結果ー

1.日本でのペットとの共生社会における環境・制度に対して、「進んでいるとは言えない」オーナーは6割以上。

法律や公的なインフラの整備の問題だけでなく、ペットに対する社会的な理解も課題であることが明らかに。

ペットとの共生において日本は環境的・制度的に進んでいるか尋ねたところ、32.3%が「どちらともいえない」、21.3%が「あまり進んでいない」、6.8%が「全く進んでいない」と回答し、6割以上のオーナーが「ペットとの共生社会が環境・制度面で進んでいるとは言えない」と感じていることが判明しました。

また、ペットとの共生において足りていない項目としては、「ペットに関する法律の整備・強化」(52.3%)、「ペットに対応した施設や交通インフラの整備」(48.2%)などの法律や公的なインフラの整備といった内容に加え、「ペットオーナー全体のマナー」(51.2%)、「ペットと一緒に暮らすことへの社会的な理解」(50.4%)、「社会全体のペットの生態や習性への理解・関心」(40.8%)など、オーナーや社会全体の意識に関する項目が挙がりました。日本はペット共生社会における環境や理解の問題が多岐にわたっている現実が浮き彫りになっています。

2.ペットと暮らし始めるにあたり、約半数が事前にさまざまな情報を調べていると回答。

一方、事前に準備を行い、環境は整えるものの、4人に1人が「ペットが生活に満足できているか不安」と感じていることが判明。

ペットとの暮らしを決めたときに行うことの上位3項目は、「ペットフードの情報を調べた」(55.0%)、「ペット用品の情報を調べた」(52.5%)、「犬や猫の生態を調べた(排泄、しつけ、行動など)」(52.2%)という結果に。約半数が、ペットと暮らし始めるにあたり、生態や病気、ペット用品やペットフードなど事前にさまざまな情報を調べていることが分かりました。

ペットと暮らしていて困ったり悩んだりすることとしては、お出かけや留守番に関する物理的な制約をあげるオーナーが多い一方で、4人に1人の割合で「ペットが生活に満足できているか不安」という声も挙がりました。ペットと暮らすにあたり、事前に調査や準備を行い、環境は整えるものの、実際に暮らし始めるとペットの気持ちへの理解に不安を感じていることが分かりました。

3.約9割はペットの気持ちを「今よりも知りたい、分かってあげたい」と思っており、そのためには半数以上が「ペットの行動や習性を理解すること」の必要性を実感。

一方、必要だと思う行動に対して4割以上のオーナーが現状「できているとは言い切れない」結果に。

ペットの気持ちや想いについて、全体の約9割は「今よりも気持ちや想いを知りたい、分かってあげたい」と思っていることが明らかになりました。その中でも、ペットの気持ちや想いを知るために行ったほうが良いと思う項目は、「表情や行動(鳴き声・ボディランゲージなど)をよく観察し、メッセージを読み取る」(63.2%)、「動物の行動や習性が示す意味を理解する」(60.0%)が続きました。多くのオーナーが動物行動学に基づいたペットの理解が必要だと感じている様子がうかがえます。

その一方で、ペットの気持ちや想いを知るために行った方が良いと思うことを、オーナー自身がどの程度実践できているか尋ねたところ、「表情や行動(鳴き声・ボディランゲージなど)をよく観察し、メッセージを読み取る」、「動物の行動や習性が示す意味を理解する」については、4割以上のオーナーが「実践できているとは言い切れない」と回答。ペットの想いを知るために重要な「傾聴飼育」の実践が不足していると考えるオーナーが多いことが明らかになりました。

<「ペットとの向き合い方・共生に関する意識調査」概要>

【調査対象】 20代~70代の全国のペット(犬・猫)オーナー600名

【調査期間】 2024年2月16日(金)~2月18日(日)

【調査方法】 インターネット調査

【調査実施者】 大王製紙株式会社

■獣医動物行動学の専門家からのコメント

調査結果より、普段の生活の中で悩んでいる面としては、一緒のお出かけが制限されることなどがあるようです。これについては動物アレルギーの人への配慮など検討すべき点が多々ありますが、ペットが社会に迷惑をかけずマナーを守れるようにすることや、お出かけ先でのペットのストレスを減らすことなども、ペットと人の共生社会のためには大切な要素です。

問題行動はペットのストレスやしつけの不行き届きなどが原因となることが多いため、ストレス軽減の工夫や正しいしつけをすることで問題行動を減らせば、外出先でもみんなが楽しく心地よく過ごせるはずです。もちろんお家の中でも、ペットと家族が楽しくストレスなく生活できることは大切です。

飼い主がペットの気持ちや想いを理解するための第一歩は、動物種別の習性、持ち合わせた能力、学習の影響など、ペットの行動について知識を深めることです。そして実際のペットの気持ちやストレスをわかってあげるためには、日々の生活の中でペットの発信するサインや行動をしっかりと読み取ってあげることが大切です。

ペットは人の言葉を話しません。代わりにボディランゲージや表情、そして行動などを通じて気持ちを相手に伝えています。それらをしっかりと観察し読み取り、何を意味しているのかを考えながら接すると良いでしょう。

もちろんペットの気持ちに振り回されたり、言いなりになれば良いというわけではありません。相手の意思を尊重したうえで、ペットが理解できる形でこちらの気持ちや想いもきちんと伝えることも必要です。そうやってお互いの立場を思いやりながら質のよいコミュニケーションができるようになれば、真の信頼関係を築いていくことができます。

ペットが飼い主のことを深く信頼できるようになれば、正しいマナーを教えるためのしつけもしやすくなります。そうすればお家の中でも外出先でも理想的なペットとの共生社会が築けるようになると信じています。

【コメント執筆者】

藤井 仁美先生(獣医師・獣医行動診療科認定医・伴侶動物行動カウンセラー)

東京の動物病院で小動物診療に携わったのち、シンガポール、次いでイギリスに渡航。

在英中にロンドンの動物病院や動物保護施設などで働きながら、動物行動学を専攻し資格を取得。日本に帰国後、獣医行動診療科認定医の資格を取得。

現在はVe.C.ベックジャパン動物病院グループにて、犬と猫の行動診療やストレスケア、子犬・子猫の飼い主指導などに携わり、動物の心身両方の健康や幸福の推進、および飼い主の幸福増進を目指している。また日本獣医動物行動研究会副会長として、獣医動物行動学の教育・啓発・普及などにも力を入れている。

■調査総括:「キミおもい」が考える傾聴飼育

調査結果を受けて、多くのペットオーナーが「今よりももっとペットの気持ちや想いを知りたい」と感じている様子がうかがえました。その一方で、オーナー自身も重要だと考えている「ペットの表情や行動(鳴き声・ボディランゲージなど)をよく観察し、メッセージを読み取ることや、動物の行動や習性を理解すること」を実践できていないと考える方が多い実態も明らかになりました。

動物行動学の専門家でもある獣医師の藤井仁美先生のコメントでも述べられているように、飼い主がペットの気持ちや想いを理解するための第一歩は、ペットの行動について知識を深めることであり、ペットに目線を合わせるように、行動や習性を学び、理解をすることが重要であることが分かります。

この考えに強く共鳴した「エリエールPet キミおもい」は、“動物の発するサインをよく観察し、その本当の意味を理解しながら飼育する”という考え方を「傾聴飼育」

と名付けました。「傾聴飼育」実践のポイントは、1.ペットの生態や行動について学ぶこと 2.ペットからのサインをしっかり観察すること

3.そのサインの意味を考えて接すること

です。「傾聴飼育」によってブランドのテーマでもある「キミにやさしい、一緒にうれしい。」を実現することで、ペットとオーナーの共生社会の充実につなげることを目指し、今後、「傾聴飼育」の考え方と実践方法を広く伝えるための活動を行ってまいります。

ー“キミともっと幸せに”キャンペーン 絢香の新曲でCMデビュー!ー

2023年9月7日(木)~10月31日(火)に『100文字の「キミおもい」を届けよう!絢香とつくる「キミおもい」SONG』として、全国のワンちゃん・ネコちゃんのオーナーさんがペットに伝えたい

“キミおもい”メッセージをSNSで募集したところ、約4,000件のメッセージが届きました。これらのメッセージを受け、ブランドアンバサダーのシンガーソングライター・絢香さんが「キミおもい(R)」公式ソングを制作中です。

完成した楽曲を使用した「みんなの“キミおもい(R)”」のCM制作にあたり、全国のワンちゃん・ネコちゃんのオーナーさんから、「あなたとワンちゃん・ネコちゃんの幸せなシーン」を撮影した動画をSNSで募集するキャンペーンを2024年4月7日(日)まで実施しています。採用されると、あなたのワンちゃん・ネコちゃんが「みんなの“キミおもい(R)”」CMでデビュー!

【特設サイト】

https://www.elleair.jp/kimiomoi/campaign/movie/

■キャンペーン概要

【名称】 “キミともっと幸せに”キャンペーン 絢香の新曲でCMデビュー!

【期間】 2024年3月8日(金)~4月7日(日)

【応募方法】 「エリエールPet

キミおもい」の公式Instagramまたはエリエール公式X(@elleairofficial)をフォローし、公式アカウントのメンションと指定ハッシュタグをつけて、「あなたとワンちゃん・ネコちゃんの幸せなシーン」の動画を投稿してください。

「エリエールPet キミおもい」公式Instagram:

https://www.instagram.com/elleairpet_kimiomoi_official/

※いずれも以下の指定ハッシュタグ2つをつけて投稿ください。

指定ハッシュタグ

<ワンちゃん応募の方>

「#みんなのワンちゃんムービー」

「#キミおもい」

<ネコちゃん応募の方>

「#みんなのネコちゃんムービー」

「#キミおもい」

【CM公開】 5月下旬以降を予定 ※公開時期は、前後する場合がございます。

【お問い合わせ】「エリエールPet キミおもい」キャンペーン事務局

電話でのお問い合わせ TEL:03-6878-6151(受付時間10:00~17:00/土日祝日を除く)

メールでのお問い合わせ メールアドレス: [email protected]

※事務局受付期間:2024年3月8日(金)~5月31日(金)

【参考】

ー「エリエールPet キミおもい」商品概要ー

「エリエールPet

キミおもい」は、ペットとオーナーさんの“より幸せな暮らし”をカタチにするため、“ペットへのやさしさ”と“多様化するペットオーナーのニーズ”を重視した5カテゴリー(システムトイレ用猫砂・シート、ノーマルトイレ用猫砂、おむつ、ペットシーツ、ウエットシート)の商品を展開。

「ペットへのやさしさ」については、北里大学獣医学部と共同研究を行い、ペットがより自然な状態で健康・快適に暮らせるよう、ペット視点での商品開発を行っています。

【商品内容】 全5カテゴリー(猫用14商品、犬用17商品)

【公式HP】

https://www.elleair.jp/kimiomoi/about/

【公式Instagram】 https://www.instagram.com/elleairpet_kimiomoi_official/

https://www.instagram.com/elleairpet_kimiomoi_official/

【商品ラインナップ】