日本酒の未来を夢見て 世界中で愛される熟成日本酒市場をつくります

Dreamプロジェクトに共感し、4月1日を夢があふれる日にしようとする事業者が、やがて叶えるために発信した夢です。 日本酒の未来を夢見て

世界中で愛される熟成日本酒市場をつくります 日本酒の価値創造を高め、米作り、酒造りや飲食に関わる人、そして世界中の飲む人、食べる人の笑顔をつくります

#AprilDream 当社は、4月1日を夢を発信する日にしようとするApril Dreamに賛同しています。

このプレスリリースは「永井酒造株式会社」の夢です。

永井酒造株式会社は「伝統と革新」をテーマに、従来の日本酒に加えて、スパークリング日本酒や熟成酒をはじめとした新しい価値観の日本酒製造を通じ日本酒の付加価値向上に取り組んでいます。私たちが夢として描くのは、日本酒に「時間軸の価値」をつけ、世界に認められる熟成日本酒市場をつくることです。また日本酒の価値創造を高め、米作り、酒造りや飲食に関わる人、そして世界中の飲む人、食べる人の笑顔をつくって参ります。

* 日本酒業界の課題

国酒とも呼ばれる日本酒を製造する酒蔵業界は現在2つの大きな課題を抱えています。

まず1つ目は国内における日本酒消費量の減少です。

近年では酒類の選択肢の多様化や少子化の影響が重なり、未来の消費者層となる若年層の日本酒離れによって、消費者層の高齢化が進んでいます。

そのような背景から日本酒消費推移は、減少の一途をたどっており、その課税移出数量は1973年の177万KLをピークに、現在では当時の30%程度にまで落ち込んでいます。その様な中で日本酒文化のバトンを次の世代に継ぐための新たな市場開拓の取り組みが求められています。

そして2つ目は、日本酒のプレミアム市場開拓が確立できていない事により、高品質で希少性のある商品の価格設定が他のアルコール市場と比較して低すぎるという課題です。

これは業界において古くから精米歩合や特定名称といったスペックありきで横並びの価格設定がされてきたことに起因しており、具体的には「米を磨けば純米大吟醸や大吟醸になり、価格は大体これぐらい」というような消費者の中での日本酒格付けイメージが固定化されてしまっているのです。このような事から日本酒の価値を向上させるために、スペック以外での新たなアプローチが求められています。

* 熟成酒への挑戦

弊社はこれら業界が抱える課題に対して、日本酒文化を後世に残していく使命感のもと、新たなマーケット開拓および日本酒の高付加価値化を目指して、現在に至るまで様々な形で新しい価値観の日本酒製造に取り組んで参りました。

その中でも熟成酒は、弊社における高付加価値日本酒への挑戦の中で最も長い年月をかけて取り組んで参りました。1995年から熟成酒の開発を続け、ワインやウイスキーをはじめとした他の酒類ではあたり前に認められている「時間軸」からの価値創造に挑戦しています。

弊社が目指す熟成酒は「複雑な味わいを持ちながら繊細で余韻が長く、エレガントで心地よい存在感がいつまでもある。」そんな世界観を持った酒です。

熟成酒の研究は自社での前例もなく、全てが挑戦の連続であり、セラーの温度帯や厳選する元酒の基準など、潜在的なポテンシャルをいかに顕在化して表現するか、そして川場村の大地が生み出す水の特性と米の可能性を融合させることに注力し続けてきました。

弊社が保有する全ての熟成酒は、-3℃~-5℃という温度帯の氷温セラ―にて大切に保管され長期熟成されています。

弊社の熟成酒に対する想いは以下の記事からご覧いただけます。

ー老舗酒蔵が新たなジャンルに挑む、ゼロから研究して誕生した熟成酒ー

https://prtimes.jp/story/detail/DBn7pOsNqwx

* SHINKAの誕生

古くから日本酒は新酒で愉しむものとされてきた習慣があり、熟成酒への理解はまだ一般に浸透していません。

そこで弊社は昨年8月に「熟成酒」への想いや時間の経過でしか造れない希少な味わいをはじめ、永井酒造の世界観を体験して頂く場として、「SHINKAー真価、進化、深化ー」をオープンいたしました。

「SHINKA」は、テイスティングルーム、及び醸造研究所を備えた複合施設です。

施設に名付けた「SHINKA」には、真の価値を追求する“真価”、エボリューションの“進化”、お互いの関係性を深める“深化”の3つの意味を込めています。

こちらの特別な空間での体験を通じて、日本酒の魅力を伝える事で熟成酒をはじめとした高付加価値の日本酒市場の開拓を目指しています。

弊社のSHINKAに対する想いは以下の記事からご覧いただけます。

ー未知の日本酒体験ができるテイスティングルーム&醸造研究所「SHINKA」、その名前に込められた意味と想いー

https://prtimes.jp/story/detail/wrVmPviNJMx

* 熟成酒から描く日本酒の未来

近年、海外のシェフやソムリエが、日本酒の魅力に気付き始め、日本酒の人気が高まっています。ワインやウイスキーなど他の酒ではあたり前に認められている「時間軸の価値」を持った熟成日本酒も海外の富裕層や投資家たちが見つけ、その価値に気付いて需要が高まれば、弊社のみならず日本全国の酒蔵の貯蔵庫から熟成酒は品薄になっていくことでしょう。

今後、日本酒の付加価値を高め、熟成酒が売れていく時代を作れた際には、長期に渡って米づくりや酒造り、そして飲食に関わっている人たちの生活をより豊かにする仕組みへと発展させることができます。

消費者側の意識と認識が上がることにより、造り手側も積極的に新しい挑戦ができるようになり、業界全体が更に盛り上がっていくことでしょう。

それには闇雲に単価を高くして売るのではなく、また従来の固定化されてしまった精米歩合などの"スペック"競争をするのでもなく、

日本酒独自の世界観、哲学、価値を創造して自分たちのオリジナルストーリーを磨き、本物の価値を知っている国内外の人たちを唸らせていかなければなりません。その中の一つの取り組みとして、私たちは「川場村の自然に敬意と感謝を持ち、自然美を表現する綺麗な酒を造る」ことを哲学とし、日本酒単独での美味しさを求めずに、料理とのペアリングの可能性を大切にして参ります。

日本酒には、まだまだ大きな可能性が秘められています。

今後、日本酒の価値を創造していくためにも、私たちは川場村の自然、文化、人々の営み、そして歴史を凝縮させ、先人たちが残してくれた精神と技を受け継ぎ、進化させて次の時代に伝承するため、日々酒造りに精進して参ります。

そして日本酒を軸にさらなる『日本文化の発展に貢献したい』との想いも込めて、世界中で愛されるプレミアムな熟成日本酒市場を開拓し、持続可能な新しい日本酒のムーブメントを作り上げていきます。

※「April Dream」は、4月1日に企業がやがて叶えたい夢を発信する、PR TIMESによるプロジェクトです。私たちはこの夢の実現を本気で目指しています。

永井酒造株式会社

創業1886年。利根川源流域に位置する群馬県川場村で「自然美を表現するきれいな酒造り」をモットーに“水芭蕉”と“谷川岳”の2銘柄を醸す酒蔵。

全国新酒鑑評会では通算19回の金賞を受賞しており、フラッグシップ商品であるスパークリング清酒「MIZUBASHO

PURE」はフランスの一流ソムリエ達が審査を行う国際日本酒コンテスト「Kura Master2020」においてスパークリング部門最高賞の「審査員賞」を受賞。

「伝統と革新」をテーマに、スパークリング、スティル、ヴィンテージ、デザートという4種類の日本酒を食事のコースに合わせて楽しむコンセプト 「NAGAI

STYLE」を開発。新しい価値観の日本酒「MIZUBASHO Artist

Series-水芭蕉アーティストシリーズ-」を通して、環境保全と女性のエンパワーメント支援、また持続的に地域社会の発展に貢献する為の取り組みを行っております。

公式サイト/各種SNS:

https://lit.link/nagaisake