を守るための非常時持ち出し品

千葉大学発医療スタートアップ企業である株式会社Smart119(本社:千葉県千葉市、代表取締役社長/CEO:中田孝明)は、災害時の持ち出し品についてのイラストレーションを、本日一般公開しました。「令和6年能登半島地震」では、震災発生から3週間以上の経過があっても、「孤立地域」の解消ができないものでした。これは、半島という地形にもよるものですが、救助と支援が到着する間は、自分自身や家族で備える「自助」、そして地域内では、それぞれが持ち寄り助け合う「互助」が不可欠なものとなります。

自分や家族の命を守るために個人で備えるべき「非常持ち出し品」について、救急集中治療医の見地から親しみやすいマンガで解説します。本資料は学校、企業、公共機関、町内会等で自由に配布・利用していただくことが可能です。

今年1月1日に発生した「令和6年能登半島地震」では、道路の寸断などから、多くの地域が孤立し、救護や支援を得るまでに時間を要しました。平成7年の阪神・淡路大震災、平成23年の東日本大震災、平成28年の熊本地震と、過去に発生した自然災害を鑑みても、その罹災地は広域です。救助が行き渡るまでは、周囲で協力しながら待つことになります。また、ライフラインが停止した中で、避難所生活の長期化が考えられますから、個人で備えることが必要です。災害では、先ず、身の安全を優先した「命を守る」行動が、一人ひとりに求められます。発生後、周辺を確認し、避難所へ可能な限り向かいます。そのために「災害持ち出し品」を用意しておきましょう。

持ち出し品の内容は、保安用品である避難グッズ、救護用品の薬や衛生用品、生活物資のタオルや雨具や衣類、情報収集のためのスマートフォンや予備バッテリー、貴重品、そして食料が挙げられます。また、乳幼児がいる場合には、ミルクや哺乳瓶などが必要です。このような持ち出し品は、背負って両手が使えるリュックなどに収めて、非常時に携行できるようにしましょう。

災害では「自助(一人ひとりの役割)」「共助(地域の役割)」「公助(行政の役割)」の段階があることが周知されています。救護や支援が届くまでの間は、安全な行動と非常時持ち出し品による「自助」が不可欠です。そして「自助」と「公助」の間には、近隣で互いに助け合う「互助」というものあります。一人ひとりが持ち寄る「非常時持ち出し品」は、救助と支援を待つ間に、周囲の人たちと互いに融通し合う「互助」ともなり得ます。

◆テーマ

「最低限これだけ!災害時の非常持ち出し品」

◆解説者

中田孝明

株式会社Smart119 代表取締役

千葉大学大学院医学研究院 救急集中治療医学 教授

◆監修協力

新井久美子(救急科専門医)

横山達郎(麻酔科/集中治療科専門医)

鈴木正敏(救急救命士)

中山翠

◆印刷用資料ダウンロードリンク

/manga/000673.html

◆大地震などの大規模災害が発生すると、水道や電気などのライフラインなどが麻痺してしまいます

自分、家族の命を守るために、災害時にすぐに持ち出せるように準備しましょう!

◆準備しよう!持ち出し品

* 貴重品:通帳、保険証、免許証、印鑑、自宅・車などの予備キー、公衆電話で使える10円硬貨

* 情報グッズ:スマートフォン、携帯電話の充電器や予備バッテリー、携帯ラジオ、筆記用具

* 救急用品、衛生用品:ばんそうこう、消毒薬、胃腸薬などの常備薬、持病の薬、お薬手帳、マスク、簡易トイレ、ウエットティッシュなど

* 避難グッズ:懐中電灯、ヘルメット、防災ずきん

* 飲料水、非常食:ペットボトル入りのミネラルウォーター、調理なしで食べられる乾パン、缶詰、栄養補助食品

* 生活用品:手袋、大判ハンカチ、タオル、缶切り、ナイフ、ライター、ビニールシート、ポリ袋、雨具、使い捨てカイロ

◆乳幼児がいる方

ミルク、紙おむつ、お尻ふき、ほ乳びん、子ども用の靴、おもちゃ

なども用意しておきましょう

◆参考資料

政府広報オンライン

https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201108/6.html

消防庁防災マニュアル

https://www.fdma.go.jp/relocation/bousai_manual/too/pdf/mocidashi.pdf

セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン

https://www.savechildren.or.jp/news/publications/download/hijoyoumochidashibukuro_list.pdf

◆医療情報イラストレーション・シリーズ ホームページ

https://smart119.biz/manga/

https://smart119.biz/manga/

※画像など当コンテンツを報道にて引用いただく場合は、「(株)Smart119

提供」と記載ください。また、その際は[email protected]までご一報いただけますと幸いです。

<株式会社Smart119について>

株式会社Smart119は「現役救急医が設立した、千葉大学発スタートアップ」です。

『今の「119」を変える』ため、音声認識とAIを活用した救急医療情報システム「Smart119」を開発・運用。

千葉市において、日本医療研究開発機構 (AMED) の救急医療に関する研究開発事業を実施。

緊急時医師集合要請システム「ACES」、災害時をはじめ、医療事業継続支援システム「レスポンサム(respon:sum)」の開発・運用を行っています。Smart119は「安心できる未来医療を創造する」を目指します。

【株式会社Smart119概要】

会社名: 株式会社Smart119

住所: 千葉県千葉市中央区中央2丁目5-1千葉中央ツインビル2号館 7階

設立: 2018年5月

代表者: 中田 孝明

事業内容:

音声認識とAIを活用した救急医療支援システム「Smart119」の開発・運用

緊急時医師集合要請システム「ACES」の開発・運用

医療事業継続支援システム「レスポンサム(respon:sum)」の開発・運用

URL: https://smart119.biz

https://smart119.biz

Twitter:

https://twitter.com/Smart119_jp

メールアドレス: [email protected] (担当:中村)

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