コロナ時代のキーワードを豪華執筆陣が分析! 集英社新書『「利他」とは何か』(伊藤亜紗・編)が3月17日(水)発売!

集英社新書『「利他」とは何か』(伊藤亜紗・編)が3月17日(水)発売!

コロナ禍で他者と関わりが問題になり、注目を浴びているのが「利他~誰かのために」という言葉。しかし「利他」はよりよい社会の契機になるのか。この問題に根源的に迫る!

【書誌情報】

書名:「利他」とは何か

発売日:2021年3月17日

著者:伊藤亜紗、 中島岳志、 若松英輔、 國分功一郎、 磯崎憲一郎

定価:本体840円+税

体裁:新書版

URL:

http://shinsho.shueisha.co.jp/

社会の分断とともに蔓延する自己責任論や自助という考え方。 コロナ禍でますます格差が広がるなか、

自己責任論にもとづく社会の閉塞感を打開するヒントが「利他」という言葉にはつまっています。

しかし、 同時に注意しなければならない罠もある――。 そう警鐘を鳴らすのが、 『「利他」は何か』を上梓した伊藤亜紗、 中島岳志、 若松英輔、 國分功一郎、

磯崎憲一郎の各氏です。 日本の論壇を牽引する豪華執筆陣がこの問題に迫ります。

また5月17日(月)には、 刊行記念イベント(丸善ジュンク堂書店主催)が開催されます。 執筆陣の伊藤亜紗、 中島岳志両氏にくわえ、

ゲストの斎藤幸平氏(『人新世の「資本論」』)が登壇し、 さらに幅広く議論します。

【刊行記念イベント】

5月17日開催 コロナ時代の「利他」を考える

登壇者:伊藤亜紗、 中島岳志 ゲスト:斎藤幸平

https://mjbookonline.myshopify.com/collections/j70019-210517/products/j70019-210517n

【目次】

はじめに――コロナと利他 伊藤亜紗

第1章:「うつわ」的利他――ケアの現場から 伊藤亜紗

第2章:利他はどこからやってくるのか 中島岳志

第3章:美と奉仕と利他 若松英輔

第4章:中動態から考える利他――責任と帰責性 國分功一郎

第5章:作家、 作品に先行する、 小説の歴史 磯崎憲一郎

おわりに――利他が宿る構造 中島岳志

【著者プロフィール】

●伊藤亜紗(いとう あさ)美学者。 『記憶する体』を中心とした業績でサントリー学芸賞受賞。

●中島岳志(なかじま たけし)政治学者。 『中村屋のボース』で大佛次郎論壇賞受賞。

●若松英輔(わかまつ けいすけ)批評家、 随筆家。 『小林秀雄 美しい花』で蓮如賞受賞。

●國分功一郎(こくぶん こういちろう)哲学者。 『中動態の世界』で小林秀雄賞受賞。

●磯崎憲一郎(いそざき けんいちろう)小説家。 『終の住処』で芥川賞受賞。