アダストリアと新静岡セノバが協業し、商業施設で働くショップスタッフのサステナブルな働き方を実現する『ささえあう 働く時間プロジェクト』がスタート

「営業時間フレックスタイム制」「店舗別休業日の導入」を提案プロジェクトの皮切りとして、5月1日より新静岡セノバでトライアル実施

カジュアルファッションチェーンの株式会社アダストリア(東京都渋谷区、 代表取締役会長兼社長:福田三千男、

以下「アダストリア」)と静岡県静岡市の商業施設である新静岡セノバ(静岡県静岡市、 運営会社:静鉄プロパティマネジメント株式会社、 代表取締役社長:川井敏行、

以下「新静岡セノバ」)は、 商業施設・ショップスタッフ・お客さまの関係をサステナブルなものにするための働き方改革として、

『ささえあう働く時間プロジェクト』を開始します。 また、 当プロジェクトの皮切りとして、 新静岡セノバでは、

2021年5月1日より『トライ!はたらく時間PROJECT』を始動させ、 業種・業態、

各ショップの集客に合った接客・働き方を提案する「1.営業時間フレックスタイム制度」「2.パワーチャージ休暇制度」「3.営業時間短縮」の3つの制度をトライアル実施します。

近年はSDGsが採択されたことで、 企業の働き方に注目が集まっています。 日本ショッピングセンター協会(以下「SC協会」)※では、

ショッピングセンターで働く人々の満足度向上を掲げたES宣言を出すなど、 業界としてもサステナブルな働き方が求められています。 このような状況を受け、

アダストリアと新静岡セノバは、 テナントとデベロッパーという両者の立場で商業施設の営業時間のあり方を見直し、

ショップスタッフの働き方のムリ・ムダをなくす試みとして、 『ささえあう 働く時間プロジェクト』を発足しました。

商業施設には安心して働きやすい環境を整備することはもとより、 魅力あるショップの出店や人材が働きたくなる環境の提供が求められています。

ショップスタッフのワークライフバランスを向上させることが、 商業施設と周辺地域の活気にもつながると考えています。

(※ショッピングセンターデベロッパーとテナントの業界団体)

当プロジェクトにて、 アダストリアが提案するのは、営業時間に”コアタイム“を設定し、 開店・閉店時間は各ショップの裁量で設定できる「営業時間フレックスタイム制」

、 新静岡セノバが提案するのは、全館休館日に加え各ショップが年に2日休業日を設定できる「店舗別休業日の導入」です。

5月1日より、 新静岡セノバにて『トライ!はたらく時間PROJECT』と題し、 両社の提案を取り入れた3つの制度をトライアル実施します。

今後は二者間に留まらず、 趣旨に賛同する企業を募り、 業界全体でプロジェクトを推進していく方針です。 なおプロジェクト推進に伴い、

業界団体に対してプロジェクト推進組織設置の働きかけや、 商業施設関係者を対象にした事例共有会などを実施予定です。 当プロジェクトを通して、

業界全体によりサステナブルな働き方を提案して参ります。

■新静岡セノバ『トライ!はたらく時間PROJECT』について

従前より、 新静岡セノバはショップスタッフのES(従業員満足度)向上に力を入れてきました。 今回、

当プロジェクトの一環として新静岡セノバが始動させた『トライ!はたらく時間PROJECT 』は、 新静岡セノバのES活動のネクストステージです。

ショップスタッフのQoL向上・楽しく長く働き続けられる環境づくりを推進し、 スタッフの元気がお客さまへ地域へと波及していくことを願っています。

アダストリアが提案する「1.営業時間フレックスタイム制度」に加え、 全館休館日以外に各テナントが年に最大2日休業日を設定できる「2.パワーチャージ休暇制度」、

飲食・食物販ゾーンの 「3.営業時間短縮」の3つのトライを掲げ、 プロジェクトをスタートさせます。

■「ささえあう 働く時間プロジェクト」主催者のコメント

株式会社アダストリア代表取締役 会長兼社長

福田 三千男

ショップスタッフは、 同時にその地域で暮らすお客さまでもあります。 無理や無駄をなくし、 持続可能な仕組みを実現することは社会的な要請です。 企業の垣根を超え、

業界全体のサステナビリティに繋がる取組みになると期待しています。

<株式会社アダストリア>

「GLOBAL WORK」「niko and …」「LOWRYS FARM」など、 国内外で30以上のブランド、

約1400店舗を展開するファッションカジュアル専門店チェーン。

設立:1953年10月22日

連結売上高:2,223億76百万円(2020年2月期)

従業員数:正社員 5,715名(2020年2月末時点、 グループ合算)

静鉄プロパティマネジメント株式会社代表取締役社長 / 静岡鉄道株式会社 専務取締役

川井 敏行

新静岡セノバは、 「セノバ保育園」を開設(2018年)するなど、 ショップスタッフのES向上に取組んできました。 今回のプロジェクトは更なる挑戦です。

スタッフのQoL向上、 リアル店舗でのより良いサービスに繋がるよう努めて参ります。

<新静岡セノバ>

事業会社:静岡鉄道株式会社

運営会社:静鉄プロパティマネジメント株式会社

静岡県静岡市の中心市街地に立地する、 鉄道・バスターミナル一体型商業施設。 2021年に開業10年を迎える。

2017~2020年「テナントが選んだディベロッパー大賞ES賞(繊研新聞社)」連続受賞。

開業:2011年10月5日

店舗面積:32,000平方メートル (約130店舗)

年間売上:195.5億円(2018年度売上)

■商業施設の働き方改革に関するアンケート調査

「ささえあう 働く時間プロジェクト」では、 商業施設の働き方改革に関して、 20代~60代の男女1,560人を対象

にアンケート調査を実施しました。 調査の結果、 多くの方が商業施設の働き方改革に「賛成」と答えました。

■商業施設内の店舗ごとに「営業時間」「定休日」が変わることに対し、 約9割が賛成と回答

商業施設の「営業時間」について尋ねたところ、 店舗の業態ごとに営業時間を変えることに9割以上(93.2%)

の人が賛成と回答しました。 また「定休日」に関しては、 約9割(86.8%)の人が賛成と答えました。

一般の方の多くは商業施設の働き方改革を前向きに考えており、 回答者のなかには「それぞれの最適な営業時間があると思うから」、

「サービス業だけ土日休めないという体制が何年も変わらないのは時代遅れだと思うから」など理解を示す声も多くありました。

「ささえあう 働く時間プロジェクト」調べ

調査方法:インターネット調査

調査エリア:全国

調査対象:20代~60代の男女1,560人

調査期間:2021年1月29日(金)~31日(日)