「フードロスをゼロに」アマレーナ天神橋5町目店とアマレーナ×ラフラボカフェ肥後橋のSDGsへの取り組み

アマレーナ天神橋5町目店とアマレーナ×ラフラボカフェ肥後橋(運営会社:株式会社廣起)では、 2020年11月から、 株式会社ROUGH LABOの代表であり、

ミスSDGsの山本宝との企画により、 持続可能な社会の実現、 「12、 つかう責任、 つくる責任」の中でも、 特に「フードロス」削減に対しての取り組みを行い、

フードロスの「ゼロ」を目指しております。 2030年に向けた国際目標であるSDGsでは、 「誰一人取り残さない、 持続可能な社会」の実現に向け、 個人、

企業・団体、 地域、 国といったさまざまなレベルでの取り組みが求められています。

■地球環境や社会問題(12、 つかう責任、 つくる責任)

「リサイクル技術で循環型経済へシフトしよう」

人間として暮らす中で不可欠な「モノを買う」という行為があるけど、 その消費活動を通して、 環境破壊や経済格差に加担していない人はいないです。 とりわけ、

産業革命以降、 資源を無限のようにとらえ、 発展してきた先進国では大量生産、 大量消費、 大量廃棄を繰り返してきました。

そのことを顧みて、 それぞれの企業は責任ある持続可能な生産方法を採用すべきであります。 一方で、 個々の生活者も自身のライフスタイルにおいて、

持続可能性を高める仕組みに配慮するような消費活動を心がけることが大事です。

地球資源は無限ではないのです。 だからこそ、 資源を効率的に活用し、 自然との共生や資源循環を目指すリサイクル技術などを活用し、

循環型経済にシフトさせていくことが、 地球環境の持続性だけでなく、 企業の持続性向上にもつながるはずです。

■日本国内のフードロス問題

日本国内のフードロス量は年間643万トン(平成28年度推計)で、 国連世界食糧計画(WFP)による食糧援助量(約380万トン)の1.7倍 、

毎日大型(10トン)トラック約1,760台分が廃棄されています。 資源の奪い合いや環境破壊によって存在する世界の飢餓人口は、

世界人口の11%にあたる8億1,500万人にまで上り、 私たち日本人は、 1人ひとりが自分ごととしてきちんと向き合う必要があります。

年間1人当たりの食品ロス量は51kg、 年間1人当たりの米の消費量(約54kg)に相当します。

食品ロスの内訳は、 事業系廃棄物由来 : 約352万トン 、 家庭系廃棄物由来 : 約291万トン。 約半分が売れ残りや規格外などとして棄てられる事業ゴミ、

残りの約半分は食べ残しなどにより家庭から廃棄されています。

■SDGsへの具体的な取り組みと成果

こういった問題を少しでも解決できるように、 わたしたち飲食店ができることは、 「食材を買い過ぎず、 使い切る・食べ切る」、

「余った食材をさまざまな料理に活用する」ことです。

2003年の創業当初から2020年10月まで、 アマレーナでは1か月に約10kg(3日で1kg)のクロスタータの切れ端が捨てられていました。

2020年11月からクロスタータ(イタリアタルト菓子)の切れ端を包装し、 お客様のもとに届ける活動を始めました。

(上記写真:クロスタータの切れ端の袋詰め)

クロスタータの切れ端は、 ラフラボに集まる起業家、 江戸堀、 京町堀エリアの企業の皆さま、 地域の方々にお届けして、 食べていただくことで、

2020年12月から食品ロスが0kgに改善されました。

また、 アマレーナ天神橋5丁目店とアマレーナ×ラフラボカフェ肥後橋店の副産物的な成果として、

新しいお客様にクロスタータの切れ端(イタリアのタルト菓子)を食べていただくキッカケが生まれ、 「クロスタータ」のブランド認知が広がり、

ファンやリピーターが増えて、 より多くの方々に笑顔をお届けできるようになりました。

※アマレーナ×ラフラボカフェ肥後橋店のクロスタータの販売個数、 約3か月で10倍に推移

2020年12月実績:1か月で約100個

2021年2月実績:1か月で約1,000個

(上記写真:クロスタータ1個340円、 3個入り1,000円、 5個入り1,650円、 10個入り3,300円)

(種類:アプリコット、 アマレーナチェリー、 栗、 チョコナッツ、 オレンジ)

■私たちの今後の展望

最近は、 「『人と社会、 地球環境、 地域のことを考慮して作られたモノ』を購入・消費する」という、 「エシカル消費」が普及し始めています。

事業規模や実績よりも、 良心を重視して就職先を選び、 そうした課題にコミットしている企業を応援したくて、 モノやサービスを買う若者が増えています。 反対に、

応援したくない企業のモノやサービスを買おうとしない流れが生まれており、 買うの概念が「応援する」に近づいています。

アマレーナ天神橋5丁目店とアマレーナ×ラフラボカフェ肥後橋店は、 「食を通じて、 多くの人々に笑顔を届ける」だけではなく、 「より良い世の中に」を念頭に置き、

社会課題の解決を同時に実現していくことで、 社会や地域、 企業や個人から応援されるお店を目指していきます。

今後の活動として、 起業家が集まるコワーキングカフェ「ラフラボ」を起点に、 サルベージパーティーを通じて、 江戸堀、 京町堀などの飲食店と協力して、

食ロス0を目指すコミュニティの発足・育成し、 更に社会や地域に貢献できるようにいたします。

※サルベージパーティ(家庭や飲食店で使い切れない食材をみんなで持ち寄って、 シェフが美味しい料理に変身させるパーティーのこと。 もともとは、

難破船を救い出すという意味で、 冷蔵庫の中でもう少しでダメになってしまいそうな食材を救い出すということから生まれた)

その他、 わたしたちは、 SDGsへの取り組みとして、 女性が働きやすい職場づくり(5、 ジェンダー平等)、 仕事のやりがいや人生の幸福度に貢献(8、

働きがいも経済成長も)にも注力し、 活動を広めていきます。

■ラフラボ

ラフラボのコンセプトは『diamond in the rough』で、 一人ひとりがダイアモンドの原石のように可能性に満ち溢れています。 本来の自分に戻り、

自分の原石を磨き続けていく研究所として、 本来の自分に戻るために、 くればくるほど心も身体も健康になる場をつくり、

働く女性がラフにチャレンジできる環境づくりを目指しています。

ROUGH LABOの”ROUGH”にはさらに2つの意味があり、 一つは、 ”ROUGH” 肩の力を抜いてラフに等身大でチャレンジしよう。

ありのままの自分に戻り、 素直になること。 もう1つは、 ”Laugh” 今を楽しみ、 これからもたくさん笑っていこう。 失敗しても大丈夫。

そんな研究所のような場所です。

「ROUGH LABO」肥後橋

住所:大阪市西区江戸堀1丁目19-23 NAGASAKIビル105、 206

四ツ橋線 肥後橋駅から徒歩3分

御堂筋線 淀屋橋駅から徒歩7分

(上記写真:ラフラボ105)

(上記写真:ラフラボ206)

■アマレーナ

芦屋で創業し、 現在は天神橋5町目店と肥後橋店にあるイタリア洋菓子店です。 芦屋時代から変わらない守り抜かれた技法を大切にしつつ、

オリジナルにこだわりイタリアの様々なお菓子を再現しています。

◎アマレーナ天神橋5丁目店

住所:大阪市北区天神橋5丁目7-24

営業時間:12:00~19:00

定休日:なし

※ケーキ販売のみ

◎アマレーナ×ラフラボカフェ肥後橋店

住所:大阪市西区江戸堀1丁目19-23 長崎ビル105

営業時間:11:00~18:00

定休日:水曜日

※カフェ&ランチ営業、 クロスタータ店頭販売