法研の健康管理事業に、健康診断結果からのAIによる発症予測サービスの提供を開始

代表取締役CEO:原聖吾、 以下MICIN)は、

健康・医療に関する様々な事業を健康保険組合等に提供している株式会社法研が運営する健康情報提供事業「マイヘルスレポート」に対して、

健康診断結果からのAIによる健康に関する高リスク予測サービスの提供を開始しました。

法研が健康保険組合・共済組合等の医療保険者向けに提供する健康情報提供事業の一つ「マイヘルスレポート」は、 健診結果を次のアクションにつなげていただくために、

一人ひとりに合わせた健康情報を冊子にして、 対象者の手元に届けるパーソナルレポートサービスです。 今回そのサービスのAI版として、

AIによる健康に関する高リスク予測結果の提供を開始致しました。

このサービスにより受診者は、 個々人の検査項目別の高リスク予測に基づいて自身の生活習慣改善計画や、 体質改善および治療・診療の早期開始が検討可能となり、

自身のQOL向上につながります。 また医療保険者としては、 加入者の健康に対する意識づけ(ポピュレーションアプローチ)のみならず、

重症化予防事業や特定保健指導といったハイリスクアプローチに寄与することが期待できます。

健診結果からのAIによる健康に関する高リスク予測については、 医療保険者が出力できる健診結果のフォーマットの標準化が進んでいないため多数のフォーマットが存在し、

AIモデルにインプットするためのデータ整形や変換といった前処理に手間がかかることが一般的であり、 普及を妨げる大きな要因となっています。

MICINが開発した健康診断結果からのAIによる発症リスク予測モデルは、 独自技術により複数フォーマットに対して最小限の前処理のみで利用可能であるため、

利用の手間が殆どかからない技術的特徴があります。 この技術により、

実運用上の課題であった偏りによる精度低下(単一・少数の健保組合データにて単一年度のみを学習させる偏りのため、

単一健保・単一年度のテストデータにおいて精度が高くても対象健保・年度を拡大すると精度低下を招く)を最小化し、 大規模かつ独自の学習手法が可能です。

疾病予測結果の精度は高水準を実現しており、 3年以内の糖尿病発症率予測では、 ROC曲線のAUCで0.93を達成しています。 また、

予測対象疾患の拡大も可能な設計となっています。

今回多くの健康保険組合・共済組合に事業を展開する法研に、 これらの特徴を持つモデルを使ったサービスを提供することで、

より幅広い層に早期の体質改善や通院を促すことができるようになりました。

MICINは今後も、 様々なケースに対応可能なAI発症予測モデルを使ったサービスの開発をすすめ、 より多くの人が個々人に最適化されたリスクを把握することで、

早期から適切な判断と対応を実施し、 より良い生活が送れるサポートを行ってまいります。

【株式会社MICIN 会社概要】

会社名: 株式会社MICIN(読み方:マイシン、 旧・情報医療)

所在地: 東京都千代田区大手町2-6-2 日本ビル13階

設立: 2015年11月26日

代表者: 代表取締役 原 聖吾

事業内容: 医療データをAIなどで解析・活用するデータソリューション事業とオンライン診療サービス「クロン」などを手掛けるアプリケーション事業、

医薬品の臨床開発向けデジタルソリューション事業

コーポレートサイト:

https://micin.jp