フィリップ モリス インターナショナル、ヤチェック・オルザックを最高経営責任者に任命

インターナショナル、ヤチェック・オルザックを最高経営責任者に任命 紙巻たばこを科学的根拠に基づくより良い代替製品に置換える未来へのコミットメントを改めて宣言

フィリップ モリス インターナショナル(統括本部:スイス、 ローザンヌ、 以下PMI) (NYSE: PM)は、

5月5日に開催された2021年の年次株主総会後、 ヤチェック・オルザックが最高経営責任者(CEO)に就任したことを発表いたしました。

これまで最高執行責任者(COO)の職にあったオルザックは、 今回の総会で取締役にも選任されました。 また、

2013年から2021年5月5日までPMIのCEOを務めたアンドレ・カランザポラスは、 株主総会に先立ち、 取締役会会長に就任いたしました。 今回の人事は、

2020年12月に発表されたPMIの経営体制継承計画を受けたものです。

就任にあたりオルザックは、 2016年に発表したPMIの「煙のない社会」に向けた取組みを加速していくことを改めて約束いたしました。

紙巻たばこによる喫煙よりも害を低減させる可能性を持つ、 燃焼せず、 煙の出ない製品を開発し、 科学的に実証し、 責任を持って市販化することに注力し、

一刻も早く紙巻たばこを煙の出ない製品で置換えることを目指しています。

新任CEO オルザックは以下の通りコメントいたします:

「煙のない社会に向けた変革を加速しているPMIを率いることになり、 身の引き締まる思いがいたします。

PMIは科学に裏打ちされたイノベーションで業界をリードしており、 2025年には煙の出ない製品が連結売上の過半を占めることを目指しています。

PMIの長期的な未来を左右するのは、 ポートフォリオの進化です。 私たちは、 科学と研究と専門的な知識を活用し、 技術と創造性を一丸となって駆使することにより、

既存のポートフォリオを超えて革新を行い、 新たな事業分野を開拓していきます」

オルザックは5月6日時点で56歳で、 1993年にPMIでそのキャリアをスタートさせました。

PMIのポーランドならびにドイツ市場のマネージング・ディレクターや、 欧州連合地域のプレジデントなど、 欧州各地で財務およびゼネラルマネジャーを務めた後、

2012年に最高財務責任者(CFO)に就任しました。 2018年にPMIのCOOに就任するまで同職を務めました。

ポーランドのウッチ大学で経済学の修士号を取得しています。

オルザックはこれまで、 PMIの煙のない社会に向けた取組みを推進して参りました。 燃焼せず、 煙の出ない製品で紙巻たばこを置換える取組みは、

2014年の名古屋でのIQOS発売を皮切りに、 市販化の段階に入りました。 当時COOであったオルザックのリーダーシップのもと、

PMIは2021年の第1四半期に、 煙の出ない製品が連結売上に占める割合を28%にまで引き上げました。 2014年の市販化開始から、

2021年3月31日時点までに、 PMIの煙の出ない製品のカバー率は、 世界の主要都市を含む66市場へと拡大して参りました。 またオルザックは、

この間PMIを企業対企業=B to B取引を中心とした事業から、 直接消費者へと向き合う=B to C事業へとより一層軸足を移した企業へと進化させて参りました。

また前任者のカランザポラスは以下の通りコメントいたします:

「ヤチェックは、 CEOという新しい役割において、 PMIの煙のない社会のビジョンを実現するのに理想的な立場にいます。 PMIとその従業員に対する彼の情熱は、

製品、 システム、 価値観、 投資家に対する彼の深い知識と同様に、 彼の意欲を支えています。 またヤチェックは、 当社の製品、 システム、 価値観、

投資家に対する豊富な知識を有し、 当社の継続的な成長を確保し、 株主価値を提供するための理想的なリーダーです。 私は、 取締役会の会長という新しい立場で、

今後も彼と協力していくことを楽しみにしています」

PMJの企業ビジョン「煙のない社会」の実現に向けて

PMIは、 「煙のない社会」の実現を目指し、 今後もたばこ製品を使い続ける成人喫煙者にとって、

公衆衛生の観点から社会全般と様々なステークホルダーにとって意義があり、 科学的に立証された代替製品を提供すべく、

紙巻たばこ全てを「煙の出ない製品」へと切替えることを目指し、 たばこ業界において「変革」を推進しています。 PMIは、 米国以外の地域において、 紙巻たばこ、

煙の出ない製品と関連する電子機器・アクセサリー類またその他のニコチンを含む製品の製造と販売を行う国際的なたばこ会社大手です。 PMIは、

FDA(米国食品医薬品局)が「曝露低減たばこ製品」として米国内での販売を許可したIQOS(プラットフォーム1)のデバイスとたばこスティックに関してライセンス契約を締結しているアルトリア・グループに出荷しています。

FDAは、 同製品について「曝露低減」のコミュニケーションを付して販売することは、 公衆衛生を促進するために妥当であると判断しました。

PMIは、 習慣性があり、 リスクフリーではないものの、

紙巻たばこを喫煙し続けた場合と比較してより良い選択肢である煙の出ない新しい製品カテゴリーの構築や科学的実証を企業活動の主軸としています。

多岐の専門分野にわたる世界有数の製品開発能力や設備、 科学的実証能力を有する研究開発センターにより、 PMIは、

煙の出ない製品が成人喫煙者の好みや厳しい規制条件に合致することすることを目標としています。 煙の出ない製品である IQOS 製品群には、

加熱式たばこやニコチンを含むeベイパー製品があります。 2021年3月31日時点で、 PMIの加熱式たばこ製品は、 IQOS ブランドのもと、

世界で66の市場における主要都市ないし全国規模で展開しており、 全世界で約1,400万人の成人喫煙者が紙巻たばこの喫煙をやめ、

PMIの煙の出ない製品へ切替えたと推定されています。 詳細は、 PMIのウェブサイト(

https://www.pmi.com)およびPMIサイエンス(

https://www.pmiscience.com)をご覧ください。

将来の事業予測・見通しに関する注意事項

このプレスリリースには、 将来の業績に関する予測およびその他の将来予測に関する記述が含まれています。 将来の業績の達成は、 リスク、 不確実性、

その他の仮定の影響を受けます。 リスクや不確実性が現実のものとなった場合、 あるいは基礎となる仮定が不正確であることが判明した場合、 実際の結果は、

かかる将来見通しに関する記述に含まれるものとは大きく異なる可能性があります。 1995年米国私募証券訴訟改革法(Private Securities

Litigation Reform Act of 1995)のセーフハーバー条項に基づき、 PMIは、 個別あるいは全体として、

PMIが行った将来の見通しに関する記述に含まれるものと実際の結果が大きく異なる可能性がある重要な要因を特定しています。

将来の事業予測に影響を与える可能性があるとPMIが認識している事業リスクに関しては、

PMIウェブサイトのインベスター・リレーションズ部門に掲載されているプレスリリース(

https://www.pmi.com/investor-relations/press-releases-and-events/press-releases-overview/press-release-details/?newsId=23801)

をご参照いただくか、 PMIインベスター・リレーションズ部門にお問い合わせください(

https://www.pmi.com/investor-relations/contacts)。

「煙のない社会」を目指すPMJと日本における加熱式たばこについて

PMJは、 フィリップ モリス インターナショナル(以下、 PMI)の日本における子会社です。

日本で販売されるPMI製品のマーケティング・販売促進活動を行っています。 PMJは1985年に日本で営業を開始して以来事業拡大と成長をつづけ、

全国に約1,900人の従業員を擁し、 日本のたばこ市場で約39.2%のシェアを有する、

加熱式たばこ市場を牽引する日本第2位のたばこ会社です(2021年3月末時点)。 PMJはPMJが掲げる「煙のない社会」を目指す取組みをここ日本で推進しています。

<加熱式たばこをめぐる規制などの動向>

2020年4月1日改正健康増進法全面施行

2020年4月1日に改正健康増進法が全面施行されました。 この改正は、 「望まない受動喫煙が生じないよう、

受動喫煙を防止するための措置」(厚生労働省HPより抜粋)を総合的に推進することを目的としています。 多くの方が利用される施設等の区分に応じ、 事業者に対して、

受動喫煙対策を屋内・屋外で一層徹底することを求めるものです。 学校や病院、 行政機関や航空機などは禁煙、

その他の多くの方が利用される施設は「原則屋内禁煙」となり、 飲食店などでは専用の喫煙室における「喫煙のみ」が許され、 飲食を行いながらの喫煙も禁止されています。

一方、 加熱式たばこに関しては紙巻たばこと扱いが異なっており、 専用のエリアにおける「飲食」をともなった使用が可能です。

今回の改正に伴い、 厚生労働省が公開している「加熱式たばこにおける科学的知見」では、

国立がん研究センター委託事業「たばこ情報収集・分析事業」による調査の結果を引用し、 加熱式たばこの「主流煙」(PMJ注:たばこベイパー(蒸気)のこと)には、

紙巻たばこと同程度のニコチンを含む製品もある」一方で、 以下の二点を「科学的知見」として提示しています。

・加熱式たばこの「主流煙」(PMJ注:たばこベイパー(蒸気)のこと)に含まれる主要な発がん性物質(※現時点で測定できていない化学物質もある)の含有量は紙巻たばこに比べれば少ない。

・加熱式たばこ喫煙時の室内におけるニコチン濃度は、 紙巻たばこに比べれば低い。

「煙のない社会」の実現に向けた動き

・2019年7月26日 千葉ロッテマリーンズがホームスタジアムとするZOZOマリンスタジアムが球場内のすべての喫煙所を加熱式たばこ専用エリアに改修し、

新時代にふさわしい「煙のないスタジアム」に生まれ変わる。

・2020年4月1日 南紀白浜空港がPMJの「煙のない社会」実現へのビジョンに賛同し、 空港ビル施設内での紙巻たばこ全面禁煙を開始、 「煙のない空港」となる。

・2020年4月1日 白川郷が「煙のない世界遺産」へー白川郷合掌づくり集落を有する岐阜県大野郡白川村がPMJと包括協定を締結し、

世界遺産エリアの加熱式たばこの使用環境を整備。 火災リスクの少ない白川郷を目指すことを発表。

・2020年10月23日 沖縄アウトレットモールあしびなーがショッピングエリア内の複数の喫煙所を4か所に集約、 すべて加熱式たばこ専用エリアとなる。

クリーンで快適なショッピングを楽しんでいただく施設となることを目指す。

・2020年11月26日 日本最古の温泉と言われている有馬温泉が、

屋外での路上喫煙やポイ捨て等による火災リスクからその歴史を守るために2か所加熱式たばこ専用エリアを設置。

訪れる多くの観光客が快適に過ごしていただける温泉街を目指す。

・2020年 12月21日 長野県白馬八方尾根スキー場と白馬岩岳スノーフィールドが、

ゲレンデにおける屋外主要エリアを加熱式たばこ専用へと整備する事例としては国内初の「たばこの煙のないゲレンデ」となる。

・2021年3月26日 福岡・天神エリア最大規模の商業施設「CAITAC SQUARE

GARDEN」が九州の複合施設で初めて加熱式たばこ専用室・エリアを常設化。

PMJは「煙のない社会」の実現を目指し、 加熱式たばこのみ利用可能な「煙のない」施設や観光地などを全国で広げる取組みを推進しています。

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