環境に優しいサステイナブルなスニーカー2品番を発売

/ルベア」の第一弾として「セルロースナノファイバー」を配合 株式会社スピングルカンパニー(本社:広島県府中市、 代表取締役社長:内田貴久)は、

同社が展開するスニーカーブランド「SPINGLE MOVE/スピングルムーヴ」から、

アウトソールに植物由来のナノサイズ極細繊維・セルロースナノファイバー(CNF)を練り込み、 摩耗しにくい新開発「RUBEAR CNF ソール」を採用し、

アッパーに製造廃棄物の再生生地「コーデュラ ECO」、 ライニングには再生素材が含まれている「クール マキシム」などを使った、

環境に優しいサステイナブルなスニーカー2品番を2021年6月下旬から順次発売します。

今回の商品は、 当社の新たなソールブランドである「RUBEAR /ルベア」の第一弾となります。

なお、 2品番で2,000足の販売を計画しています。

当社のハンドメイドスニーカー「SPINGLE MOVE」は、 動物の貴重な皮革をできる限り無駄なくアッパー素材に採用するとともに、

熱を加える前に裁断した残りのゴム材料を練り直して余すことなく使用するなどサステイナブルな取り組みを進めてきました。 さらになるべく長く使用していただくため、

スニーカーでは珍しいリペア(修理)サービスにも対応しています。 そして、 購入したスニーカーを少しでも長く履いてもらうことで、

ユーザーの満足とサステイナブルな社会づくりの両方に貢献できると考え、 本格的なサステイナブルなスニーカーの開発に取り組みました。

今回当社では、 環境負荷の軽減などソールの可能性を追求した新ソールブランド「RUBEAR /ルベア」を投入します。 その第一弾として、 鉄の1/5の軽さであり、

さらに、 鉄の5倍以上の強度を有するとされる植物由来のセルロースナノファイバーを高度な加工技術によってゴムに練り込み、 ソールの摩耗性を従来に比べ、

約40%※低減した「RUBEAR CNFソール」を完成しました。

「RUBEAR CNF ソール」と環境負荷の少ない素材を使用したサステイナブルなスニーカーを2022年秋冬モデルまで新ラインとして順次販売し、

2023年以降他の商品の一部を「RUBEAR CNF ソール」に切り替えます。 さらに、 新たなソールブランドである「RUBEAR /ルベア」についても、

他の素材の配合などの研究・開発を進め、 常識に捉われず、 革新的なソールを生み出していきます。

■商品特長

・新たなソールブランド「RUBEAR /ルベア」について

株式会社スピングルカンパニーの親会社である株式会社ニチマンは、 1933年創業当時から製靴用板ゴムを製造し、

現在まで「足の健康・安全・安心」をポリシーとしたフットウェアの開発を続けています。

今回新たに投入するソールブランド「RUBEAR /ルベア」は、 このポリシーを受け継ぎ、 「ソールの可能性の追求」をテーマに研究・開発を進めました。株式会社ニチマンの昔の社章モチーフのRUBEAR(ルベア)マーク

株式会社ニチマンの昔の社章モチーフのRUBEAR(ルベア)マーク

「RUBEAR CNF ソール」モデルは、

ソールの土踏まずの部分に ロゴが刻印されたパッチが付きます。

「RUBEAR CNF ソール」モデルは、 ソールの土踏まずの部分に ロゴが刻印されたパッチが付きます。

・サステイナブルな特長

1)「RUBEAR CNF ソール」は、

鉄の約1/5の軽さでありながら鉄の約5倍以上の強度とされる植物由来のナノサイズ極細繊維・セルロースナノファイバーをアウトソールのゴムに練り込むことで、

従来の「SPINGLE MOVE」のアウトソールと比べて摩耗性を約40%※低減します。 (※当社調べ)

・アウトソールの摩耗性の比較

左右同時に試着し一年間使用後、 かかと部分の摩耗を確認セルロースナノファイバー(CNF) 添加

セルロースナノファイバー(CNF) 添加

セルロースナノファイバー(CNF) 未添加

セルロースナノファイバー(CNF) 未添加

2)アッパーに採用した「CORDURA ECO/コーデュラ エコ」は、 米国インビスタ社が製造・販売しています。

工場から回収された製造廃棄物を再生しているため、 エネルギー原料の消費を抑え、 廃棄物を減らし、 焼却時の有害なガスを減少させるため、

バージンナイロン使用に比べ、 大気、 水等の汚染を軽減する環境に優しいナイロン素材です。 また一般的なナイロンに比べ、 強度・耐久性に優れ、

表面にはテフロン加工が施してあるので撥水機能、 防汚機能があります。

3)ライニングに使用した「COOL MAXIM/クール マキシム」は、 防臭・抗菌・防カビ機能を持ち、 吸汗性・拡散性にも優れた機能素材です。

55%が使用済みペットボトルや繊維くずなどの再生素材から作られています。 異型断面を持つ繊維同士の隙間が毛細管の役目を果たし、

水分をため込まずドライな状態に保ちます。

4)リペア(修理)について

「RUBEAR CNF ソール」は、 従来と同様に底面張替えオールソール(8,800円)、 カカト(6,600円)の修理が可能です。

■展開商品

1)「SPINGLE MOVE SPM-172」

「SPINGLE MOVE SPM-172」は、 シューレースタイプ。 バルカナイズ製法で生産。 ブラック、 ベージュ、 ネイビーの3色。

XS~XL(ユニセックス)の全7サイズ展開。 メーカー希望小売価格:1万9,800円。

2)「SPINGLE MOVE SPM-295」

「SPINGLE MOVE SPM-295」は、 スリッポン・タイプ。 バルカナイズ製法で生産。 ブラック、 オレンジ、 ネイビーの全3色、

XS~LL(ユニセックス)の全6サイズ展開。 メーカー希望小売価格:1万7,600円。

■バルカナイズ製法について

バルカナイズ製法は、 靴本体と硫黄を加えたゴム底材を釜に入れ、 加熱・加圧をかけて底付けを行う製法です。 底がはがれにくく、

靴本体の型崩れが少ないといった利点があります。 一方で、 生産効率の低さから、 この製法を採用するメーカーは極めて少なくなっています。

「SPINGLE MOVE」は、 その希少価値の高い製法で、 手作業を惜しまず、 職人の手によって1足ずつ丁寧に生産されています。

■「SPINGLE MOVE」ブランドについて

「SPINGLE MOVE」は、 株式会社スピングルカンパニーのオリジナルブランドです。 2002年1月にブランドデビューし、

世界で活躍する日本のデザイナーブランドとのコラボレーションを次々に発表。 履き心地にこだわり、 自社工場で長年培った技術と足になじむ革素材を融合させた新しい

“レザースニーカー”として、 「職人たちが持つ高い技術と品質を活かした、 個性的かつ流行に左右されない商品とは何か」を追求しています。

これまでには、 地域の素材や伝統文化を取り入れたモデルも数多く発表し、 ファッションの幅を広げています。 2012年からは、

ビジネスシーンでも合わせられる「SPINGLE Biz」を展開。 紳士靴とスニーカーの両方の利点を高次元で融合させた新しいビジネスシューズを提案しています。

■SPINGLE COMPANYについて

株式会社スピングルカンパニーは、 モノづくりが盛んな備後地方にある広島県府中市に本社を構えるスニーカーのメーカーです。

親会社の株式会社ニチマン(代表取締役社長:内田貴久)が1997年に設立し、 オリジナルブランド「SPINGLE MOVE」の企画・製造・販売を手掛けています。

株式会社ニチマンは1933年に広島県府中市で創業し、 戦後は「日満ゴム工業」としてゴムタイルや製靴用ゴム製品、

ゴム長靴や運動靴などを製造・販売してきた老舗のゴム加工メーカーです。

創業時からの主力であるゴムタイル(現・株式会社ニチマンラバーテック製造)は成田国際空港や東京ビッグサイト、

全国の主要な駅や文化施設などの床材としても活用されています。

80年以上培ったゴム加工技術は「SPINGLE MOVE」の履き心地やデザインに余すところなく活かされています。 また、 底修理のサービスを展開するなど、

製品のその後を見据えたモノづくりにも活用されています。

・社名:株式会社スピングルカンパニー

・所在地:〒726-0005 広島県府中市府中町74-1

・代表者:代表取締役社長 内田貴久

・設立:平成9年(1997年)4月

・事業内容:メンズ・レディスレザースニーカー生産・企画・販売

・事業規模:約21億円(2019年度)

・販売店:SPINGLE SHOP14店舗、 全国の百貨店、 シューズショップ350店舗

(2021年6月現在)

・HP URL:

https://www.spingle.jp/

■本件に関するお問合せ先

【消費者】

スピングルカンパニー東京企画室 TEL:03–3871–2171

Posted by owner