捨てられるはずだった製品に付加価値を付け“定価”で販売開始

捨てられるはずだった製品に付加価値を付け“定価”で販売開始 売上の一部をカーボンニュートラルの考えに基づき、瀬戸内海エリアの自然保全活動に寄付

株式会社クラビズ(本社:岡山県倉敷市阿知3丁目1-2、 代表取締役:秋葉優一)が展開する、 天然素材の靴下と肌着のブランド「くらしきぬ」では、

これまで正規品の基準に満たないものとしていた製品の一部を、 8月20日(金)からECサイト上(

https://www.kurashikisilk.jp/)で定価販売いたしました。

くらしきぬは今年ブランド・フィロソフィーとして「目の前の景色を大事にしたくなるものを」を掲げました。

日常の一瞬の輝きがなるべく永く続くようにという願いを込めて、 人と自然が好循環するためのプロジェクトを展開していきます。 活動の第一弾として、

規格外品の販売を開始し(対象製品は人気シリーズ「はらぱん(R)」の大人用)、

今後は私たちと想いを共にするブランドとのコラボレーションや廃棄食材を原材料とする糸「FOOD

TEXTILE」を使用したルームウェアの開発などを進めていく予定です。このたび規格外品販売の対象となる、

累計出荷枚数38,000枚のはらぱん(R)シリーズ。

このたび規格外品販売の対象となる、 累計出荷枚数38,000枚のはらぱん(R)シリーズ。

私たちはお客様に高品質の製品をお届けするために、 高い技術力を持った工場の協力をいただきながら、 厳しい品質基準を設けております。

しかし製造過程でどうしても規格外品をゼロにすることは難しく、 着用するにあたり問題はないのにも関わらず捨てられてしまう製品がありました。 一方で、

くらしきぬには自然環境を大事に想うお客様が多くいらっしゃり、 信頼する工場とお客様と共によりよい生産・消費活動を行っていきたいと思い、

本プロジェクトは立ち上がりました。 本プロジェクトによって生じる売上の一部は、 自然環境保全に繋がるアクションに活用いたします。

お客様は「はらぱん(R)」の購入時、 ご自身の意思で正規品か規格外品かを選択でき、 規格外品を選んだ方はさらにグッドアクションを2つから選ぶことができます。

1つ目は一つのものをより長く大切に使う文化「ダーニング」にチャレンジ。 ダーニングに必要なアイテムをお届けします。

2つ目は瀬戸内海エリアの美しい自然環境を守り再生するための活動基金「瀬戸内オリーブ基金」に寄付(売上の20%)です。

■ダーニングについて

衣類の穴あき等を修繕するヨーロッパ発祥の修繕方法。 くらしきぬでは、 一度お買い上げいただいた製品に愛着を持って、

なるべく大切に長く使っていただきたいという想いから、 穴が空いてしまった製品のダーニングをおすすめしています。

■瀬戸内オリーブ基金について

瀬戸内オリーブ基金は、 1990年代日本最大規模といわれた有害産業廃棄物の不法投棄事件「豊島事件」をきっかけに、 建築家の安藤忠雄氏と、

豊島事件弁護団長の中坊公平氏が呼びかけ人となって設立されたNPO法人です。

私たちが本基金への寄付を決めた背景としては、 カーボンニュートラルの考えがあります。 私たちは製品の製造や配送過程でどうしても温室効果ガスを排出してしまいます。

ゼロにすることは難しくとも、 極力温室効果ガスの吸収量を増やし地球への環境負荷を抑えるために、 植林活動を行う瀬戸内オリーブ基金の取り組みに賛同しました。

また「目の前の景色を大事にしたくなるものを」のブランド・フィロソフィーにもあるように、

くらしきぬの地元である倉敷市が面する瀬戸内海の美しい景色を守りたいと考えています。

・瀬戸内オリーブ基金Webサイト

https://www.olive-foundation.org/

■つくる責任つかう責任

日本では年間約51万トンの衣類が廃棄されており(環境省調べ)、 アパレル業界は“環境負荷の多い産業”といわれております。

私たちはこの問題を非常に深刻に捉えており、 2015年9月の国連サミットで制定されたSDGs(持続可能な開発目標)のうち、

特に12項目の「つくる責任つかう責任」を重視しています。

くらしきぬをご愛用頂いているお客様が、 お買い物をする中で無理せずサステナブルな行動を選択できて、

お客様自身も嬉しい気持ちになれるような仕組みを作っていくことが私たちの使命と考えています。

■くらしきぬ 企画開発責任者 瀬良智也

私たちは日々、 お客様の幸せな一瞬を作りたいという想いを胸に、 製品の企画開発を行っております。

しかし製造や配送の過程でどうしても環境に負荷をかけてしまう側面があり、 この課題を深刻に捉えていました。

仕事や子育てで毎日忙しい中がんばる方々に、 サステナブルな行動を無理に押し付けたくはありません。

日常のお買い物の中で「楽しそう」や「かわいい」といった些細な関心を抱いて、 それが行動となり、 巡り巡って自然環境の保全に繋がればと考え、

本プロジェクトをスタートするに至りました。

・くらしきぬWebサイトhttps://www.kurashikisilk.jp/

https://www.kurashikisilk.jp/

・くらしきぬInstagram

https://www.instagram.com/kurashikinu/