音楽家・坂本龍一氏の願いで、被災地の子どもたちにより構成された「東北ユースオーケストラ」の歩みを追うノンフィクション『響け、希望の音』を12月28日に刊行!

株式会社フレーベル館(本社:東京都文京区、 代表取締役社長:飯田聡彦、 以下フレーベル館)は、 音楽家・坂本龍一氏の東日本大震災復興プロジェクトにより、

被災地の子どもたちで構成されたオーケストラの歩みを追ったノンフィクション『響け、 希望の音 東北ユースオーケストラからつながる未来』を、

2020年12月28日より、 全国の書店・ネット書店にて発売いたします。 東日本大震災から10年を迎えるにあたり、

「東北ユースオーケストラ」が設立された経緯や活動を全国の皆様に知っていただきたい、 また「震災を風化させない」という想いを持ち、 本書を企画いたしました。

東北の子どもたちの心の復興の記録を、 ぜひご覧ください。

【本書概要】

フレーベル館ノンフィクション4

『響け、 希望の音 東北ユースオーケストラからつながる未来』

「被災した子どもたちの音楽をすくいたい」

東日本大震災による東北地方の被害に心をいためた世界的な音楽家・坂本龍一氏が願い、

東北三県(岩手県・宮城県・福島県)の子どもたちで構成された「東北ユースオーケストラ」。

事務局長として、 設立から活動を支え続けた著者が、 団員たちと歩んだこれまでと、 これからはじまる未来をつぶさにえがきます。

・著者 :田中宏和

・発行年月:2020年12月28日

・定価 :1,650円(税込)

・対象年齢:小学校高学年から

・サイズ :20×14cm

・ページ数:210ページ

・ISBN :9784577049303

■推薦コメント

本書の発売に際し、 坂本龍一氏から推薦コメントが届いております。

「東日本大震災を体験した子供たちとの出会いと演奏は、 僕にとってかけがえのない体験です。 なかでも僕が一番感動したのは、 ここには上下関係がなく自由な空間だと、

団員が言ってくれたことです。 」

Photo by Ryuichi Maruo

(C)Tohoku Youth Orchestra

■誌面紹介

■著者プロフィール

田中宏和 (たなか・ひろかず)

1969年京都市木屋町出身。 コミュニケーション・ディレクター。 ライター。 同姓同名収集家にして一般社団法人「田中宏和の会」代表理事。

一般社団法人東北ユースオーケストラ事務局長。 渋谷のラジオ・番組プロデューサー。 広告会社に勤務し、 さまざまな広告、 キャンペーン、

プロジェクトの企画をおこなうかたわら、 1994年よりはじめた田中宏和運動で、 同一性と偶然性をめぐる哲学研究をおこなう。

著書に『田中宏和さん』(リーダーズノート)、 編著に『くらしのこよみ 七十二の季節と旬をたのしむ歳時記』(平凡社)、 『ニッポンを議論しよう。

』(フォーラム21 梅花村塾27期生/丸善プラネット)など。

※本書の印税相当額は、 一般社団法人東北ユースオーケストラの活動費に充てられます。

■協力団体様の事業内容

一般社団法人東北ユースオーケストラ

2014年3月発足。 2013年9月から10月にかけて、 宮城県松島町にて開催された東北と世界をつなぐ音楽祭「Lucerne Festival ARK NOVA

松島 2013」をきっかけに企画・編成されたオーケストラです。 楽団員は東日本大震災の被災三県(岩手県・宮城県・福島県)を中心に、

ふだんは異なる組織で演奏をしている小学校・中学校・高等学校・大学の子どもたちが、 プログラム(演奏)ごとに楽団編成を変えながら活動します。

東北ユースオーケストラの活動は、 単なる演奏目的にとどまりません。 東北の子供たちが、 優れた音楽家による指導や演奏をはじめ、

普段は会うことのないさまざまな人々との交流を通じて世界を知り、 沢山の仲間たちとともに経験していく「成長の場」と考えています。 子どもたちの活力が、

周囲の大人や地域全体、 そして東北全体に活力を与え、 あたらしい未来をつくりだすことを目指しています。

“音楽でしか表現できないことが、 沢山ある。 言葉ではうまく伝えられないことも、 音楽では伝えることができる。

私たちは音楽を通して多くの感動を伝えていきたい”そんな思いを胸に、 震災を乗り越えて生まれた強くて美しい音楽を、 東北から全国、 そして世界へ届けていきます。

・一般社団法人東北ユースオーケストラホームページ

http://tohoku-youth-orchestra.org/

■フレーベル館の事業内容

「アンパンマン」シリーズや「ウォーリーをさがせ!」シリーズをはじめとした児童書の出版や、 保育関連施設向けの遊具・教材・玩具の販売、

そして室内あそび施設事業の展開など、 子どもたちの健やかな育ちを支え続けるために、 子どもに関わる事業を幅広く手がけています。

・フレーベル館コーポレートサイト

https://www.froebel-kan.co.jp