H&M、オンラインショッピングの包装・パッケージを紙製に切り替え

10月1日より順次、公式オンラインサイトでの購入商品を紙製のパッケージで配送

ファッションとクオリティを最良の価格でサステナブルに提供するH&M(エイチ・アンド・エム ヘネス・アンド・マウリッツ・ジャパン株式会社

本社:東京都渋谷区宇田川町33-6 代表取締役社長:ルーカス・セイファート、 以下H&M)は、 プラスチック廃棄物の削減を目的とし、

公式オンラインストアでの購入品の発送時に使用する不要なプラスチック製包装・パッケージを廃止します。 10月1日より順次、

オンラインで注文した商品はFSC(森林管理協議会)認証を得た紙製パッケージの梱包に切り替えられ、 お客様によりサステナブルなショッピング体験を提供します。

包装・パッケージは、 商品を保護し、 店舗やお客様に良い状態でお届けするために重要とされていますが、 一方で製造時には貴重な資源が用いられ、 また、

使用後には処理が困難な廃棄物を大量に生み出します。 中でも、 汚れや損傷によって廃棄されることを防止するために、

商品を保護する目的で使用されることの多いプラスチック製の包装・パッケージの代替となるものを見つけることは、 とても困難だとされています。

しかし世界的にオンラインでのショッピングが増加し、 それに伴いプラスチック廃棄物が増加している今、

よりサステナブルな包装・パッケージとなる新しいソリューションを見つける必要性が高まっています。

そこでH&Mでは、 再利用またはリサイクル可能な新しい紙製パッケージを導入することで、 環境問題につながる、

不必要な使い捨てプラスチックを段階的に削減していきます。 これは、 2025年までに、 自社製品にて使用するすべての包装・パッケージをリユース、 リサイクル、

もしくは堆肥化可能なものへと切り替えるというH&Mグループ全体の目標に沿ったもので、 資源を最大限に活用し、 廃棄物を最小限に抑える循環型ビジネスに向けた、

H&Mの継続的な取り組みの重要な一部です。

* 紙製の包装・パッケージについて

プラスチック製から紙製の包装・パッケージに切り替えるにあたって、 衣料品が輸送に耐えうる耐久性と弾力性のある紙を用いて、

商品が安全にお客様のもとに届くようにすることが重要であることから、 今回導入する紙製の包装・パッケージでは、 FSC(Forest Stewardship

Council:森林管理協議会)認証を取得した、 責任ある方法で調達されたバージンパルプを使用しています。 また、 この新しい包装・パッケージでは、

最小限の空気で商品を梱包することができるため、 輸送時のスペースの必要性を減らすこともできます。

さらに、 使用される紙はコーティングなどを施していないことから、 他の紙素材と同様に、 容易にリサイクルでき、 循環させることが可能です。 今回の導入では、

配送時の外袋をプラスチック製から紙製に切り替えることに重点を置いており、 お客様からの注文品の大半には、 引き続きプラスチック製の内袋を使用しています。

プラスチック製の内袋は、 安全衛生面などの理由から、 商品を保護するために長い物流サプライチェーンの中で業界レベルで一般的に使用されているものですが、

H&Mでは、 2025年までにすべての包装・パッケージをリユース、 リサイクル、 または堆肥化可能なものへと切り替えるという目標を達成するために、

代替となる解決策を早急に見つけることに、 引き続き取り組んでいきます。

* H&Mのよりサステナブルな包装・パッケージへの取り組み

H&Mは、 プラスチックによる環境汚染に対応することに継続的に取り組んでいます。 その一環で、 包装・パッケージに関する循環型の戦略を定め、

2025年までに包装・パッケージを25%削減し、 すべてリユース、 リサイクル、 または堆肥化可能なものへと切り替えるという目標も設定しています。 この目標は、

エレン・マッカーサー財団の「ニュー・プラスティック・エコノミー・グローバル・コミットメント」や、 ファッション協定(※)、

キャノピー社による施策「Pack4Good」と同様のものです。

※2020年10月のG7サミットで発表された、 ファッション産業と主な環境分野に関わる協定

これに先立ち、 H&Mジャパンでは2018年に店頭でのショッピングバッグを紙製化するとともに、

ショッピングバッグの全体的な消費量を削減するために有料化を開始し、 お客様のご協力により、 2020年度にはショッピングバッグの消費量を59%削減しました。

店頭でのショッピングバッグに続き、 オンラインでの包装・パッケージを一部紙製化する今回の取り組みを筆頭に、

今後も継続して循環型ファッションを目指して取り組みを進めていきます。

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