ePRO(電子患者報告アウトカム)と電子カルテ(EMR)をシステム連携。がん患者のアプリ上の入力データを電子カルテから確認可能に。医療現場に即したICT活用で医療の質を向上。

学校法人聖マリアンナ医科大学(神奈川県川崎市、 理事長:明石 勝也、 以下聖マリアンナ医科大学)と3Hクリニカルトライアル株式会社 (東京都豊島区、

代表取締役:滝澤 宏隆、 以下3H)は、 ePRO(電子患者報告アウトカム)※と電子カルテ(EMR)※をシステム連携、

患者さんの日常の健康情報と治療の内容を合わせて的確に確認できるダッシュボードを作成し、 聖マリアンナ医科大学病院 腫瘍内科にて運用を開始いたしました。

これにより、 がん患者さんが日常に感じている自覚症状と服薬などの治療情報を診察時に確認し、 より適切な治療を検討することが期待できます。

< ePROと電子カルテを統合したダッシュボード画面(意願2021-7805)>

※画面は開発中のものです

限られた問診時間で患者さんが日常生活における自覚症状を伝えることは簡単ではなく、 医師がその情報を正確に把握することも容易ではありません。

しかしePROを活用することで、 患者さんが日常に感じていた症状をエビデンスに基づいた指標なども活用して把握することが可能になります。

近年、 海外では、 ePROなどを活用して取得した、

がん患者さんの健康情報(PHR:パーソナルヘルスケアレコード)を活用することで生活の質(QOL)の向上や生存期間が延長するなどの研究結果も発表されており、

注目を集めています。

しかし一方で、 ePROを導入するには、 病院で使用されている電子カルテシステムなどとの連携が課題となっていました。

例えば問診時にePROに入力された情報と電子カルテにある治療情報などを別々のシステムで確認するといった非効率な運用となっていました。

こうした課題に対し、 3Hが提供するePRO「3H-P Guardian」を聖マリアンナ医科大学の電子カルテと連携し、

一つの画面で診療に必要となるePROと電子カルテのデータを確認することを可能にしました。

これにより、 限られた問診の時間内でも、 患者さんがePROに入力した日々の自覚症状と服薬などの治療状況を的確に素早く確認することが可能となり、

適切な治療方針の検討をサポートします。

※ ePRO(電子患者報告アウトカム):患者から直接得られる患者の状態情報(PRO)を電子的に収集する仕組み。

※ 電子カルテ(EMR):医師が記録する診療の経過(診療録)を電子情報として保存・管理するシステム。

■聖マリアンナ医科大学腫瘍内科 堀江 良樹のコメント

近年、 経口抗がん剤などの開発により、 多くの抗がん剤治療が通院で行われるようになりました。 その結果、

患者さんは普段通りの仕事や生活を続けながら治療に取り組めるようになりました。 一方で、 治療期間の多くを自宅で過ごすため、

医療従事者に症状の辛さや困りごとを正しく伝えるハードルは高くなっているかもしれません。 最近、

患者さんの主観的な副作用が医療従事者に実際よりも過小評価されている可能性があることが報告されています。 有効な治療薬の効果を最大限に引き出し、

治療を安全により長く継続するためには、 患者さんが経験している副作用を確実に医療従事者に伝える必要があります。 本システムによって、

患者さんの症状報告と医療従事者のコックピットでもある電子カルテが連携することによって、 最適化された治療マネジメントが提供されることを期待しています。

■3Hクリニカルトライアル株式会社 取締役副社長 可知 健太のコメント

「基盤となっているePRO「3H P-Guardian」開発のきっかけは、 がん患者さんの日常の有害事象などの健康情報を遠隔モニタリングすることにより、

生存期間が延長したという海外での研究結果を見たことでした。 今回、 医療のICT活用に力を入れている聖マリアンナ医科大学病院と共同することで、

開発当初に考えていた患者さんに貢献できる取り組みとして、 電子カルテ連携を行うことができました。 今後もこうしたICT支援で、

医療の質の向上に貢献していきたいと思います。 」

■3H P-Guardianについて

患者、 医師、 統計家とともに企画・設計したフレキシブルePRO。 指標や質問項目を簡単に選択・作成できるカスタマイズ性を持たせることで、

低コストでの導入が可能。 ePRO機能はもとより、 メモや見守り、 リマインド、 チャットや掲示板など、 様々な機能も実装しており、 リリース1年で、 治験、

臨床試験、 臨床研究、 市販後調査など35以上のプロジェクトで広く活用されています。 なお、

今回のダッシュボード開発は3Hグループとハイパーキューブ社の合弁会社である株式会社Four Hの協力のもと実現しています。

https://3h-ms.co.jp/pguardianlp

【学校法人聖マリアンナ医科大学】

法人名:学校法人聖マリアンナ医科大学

所在地:神奈川県川崎市宮前区菅生2丁目16番1号

設立:1971年4月1日 東洋医科大学開学(1973年4月1日 聖マリアンナ医科大学に改称)

代表者:理事長 明石勝也

建学の精神:『キリスト教的人類愛に根ざした「生命の尊厳」を基調とする医師としての使命感を自覚し、 人類社会に奉仕し得る人間の育成、

ならびに専門的研究の成果を人類の福祉に活かしていく医師の養成』

コーポレートサイト:

https://www.marianna-u.ac.jp/

【3Hクリニカルトライアル株式会社】

3Hクリニカルトライアルは、 人(Human)の健康(Health)と幸せ(Happiness)をつなぐライフサイエンスグループである3Hグループにおいて、

主にヘルスケアメディアの運営と10年以上の臨床試験・治験支援を行ってきたノウハウをベースに医療と最新のテクノロジーを融合した「ヘルステック」を活用したソリューションを提供しています。

詳しくは、

https://3h-ct.co.jp/をご覧ください。

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