エムステージが、「病院事務職の中途採用」について医療機関へのアンケート調査を実施

代表取締役:杉田雄二)は、 「病院事務職の中途採用」についてアンケート調査を実施し、 106院より回答を得ました。

(調査期間:2021/8/25~2021/9/3)

<調査結果のサマリー> 1. 病院事務職の採用手法について、 8 割以上の医療機関がハローワークを活用。

2. メインとなる採用手法も、 半数近くがハローワークと回答。

3. 病院事務職の採用手法を選ぶ際、 6 割以上の医療機関がコスト面を重要視している。

4. 主な採用課題は「コストがかけられない」、 「専門職より優先順位が低い」。

5. 良好な病院経営には、 医師等専門職だけでなく医療経営に長けた事務職の存在が不可欠。

医療を取り巻く環境の変化は大きく、 医療経営のプロフェッショナル人材の重要性は増している。

1.8割以上の医療機関が、 ハローワークを活用

事務職の採用手法について質問したところ、「ハローワーク」88件(83%)、 「自院ホームページへの掲載」71件(67%)、

「求人媒体への掲載」69件(65%)、 「人材紹介サービス利用」55件(52%)、 「院内スタッフからの紹介」48件(45%)、 「その他」2件(2%)

となりました。

8割以上の医療機関がハローワークを利用、 なおかつ複数の手法を利用している医療機関が多いという結果となりました。 その他の2件は「派遣、 専門学校への求人」、

「知人からの紹介」との回答でした。

2.メインとなる採用手法も、 半数近くがハローワークと回答

【Q1】の中からメインで活用している採用手法について質問したところ、半数近くにおよぶ48件(45%)の医療機関が「ハローワークの利用」と回答しました。 次いで、

「求人媒体への掲載」27件(25%)、 「人材紹介サービス利用」15件(14%)、 「自院ホームページへの掲載」9件(8%)、

「院内スタッフ紹介からの紹介」4件(4%)となりました。

3.採用手法を選ぶ際、 6 割以上の医療機関がコスト面を重要視

【Q2】の手法をメインで活用する理由について質問したところ、66件(62%)の医療機関が「コストがかからない or 低コストで済む」と回答しており、

圧倒的に多い結果となりました。 事務職採用に関してはコスト面を重要視する意見が多いことが分かります。

次いで、 「よく応募が入る」31件(29%)、 「過去に良い人材を獲得できた」30件(28%)、 「効率よく採用できる」30件(28%)という回答が多く、

応募数や過去の実績・効率面などを考慮して採用手法を選択しています。 その他では、 「手軽だから」(求人媒体への掲載を選んだ方の回答)、

「他の検索媒体等にも情報が拡散できる」(ハローワークを選んだ方の回答)という回答がありました。

4.主な採用課題は「コストがかけられない」「専門職より優先順位が低い」

事務職採用で課題となっていることや悩みについて質問したところ、 最も多い回答は「採用活動にコストをかけられない」が55件で、 半数以上の52%となりました。

次いで、 「医師・看護師など専門職採用の優先度が高く、 事務職採用は後回しになっている」30件(28%)、 「採用しても短期で辞めてしまう」20件(19%)、

「どの採用方法を利用すべきか分からない」6件(6%)という回答となりました。 「特に課題・悩みはない」の回答は12件(11%)でした。 その他の回答では、

スキルや経験が豊富な人材獲得の難しさを挙げる意見が多くみられました。

<自由記述より> * 実力の見極めが有資格者よりも難しい。 (100~499床の病院)

* 専門性のある方や、 事務員として高度な仕事が出来る方なら、 ぜひお話をききたい。 (100~499床の病院)

* 優秀な人材を採用したい。 (500床以上の病院)

* 欠員補助が主で、 年間を通して計画的な採用活動ができない。 (100~499床の病院)

* 応募者は多いが、 最適な人材の選考に時間、 手間がかかる。 (100~499床の病院)

* よい人材に出会えない、 求めているスキルの人材が少ない。 (100床未満の病院)

<調査概要>

アンケート実施期間:2021年8月25日(水)~2021年9月3日(金)

有効回答:106院

対象者

:全国の医療機関(クリニック(31施設)・100床未満の病院(17施設)・100~499床の病院(47施設)・500床以上の病院(4施設)・医療法人グループ本部(3施設)・健診関連機関(3施設)・介護施設(1施設))

回答方法:WEBを利用したアンケート調査

* 重要性を増す、 医療経営のプロフェッショナル人材

4割が赤字とも言われる病院経営。 人口減少が進む超高齢社会の中、 昨今の新型コロナの影響もあり、 医療経営を取り巻く状況は深刻化しています。

地域医療構想や医師の働き方改革などへの対応も、 待ったなしの状況です。

医療機関の人材採用においては、 現場の医療を支える医師や看護師等の専門職だけでなく、 病院の運営や経営戦略を担う事務職員の存在が、 良好な経営状況を維持し、

質のよい医療を安定して地域社会に提供し続ける鍵となります。

社会性・公共性が高く、 そして公益性が求められる医療機関の運営は、 経営やビジネスの視点ではまだまだ閉鎖的だと言われています。 病院事務職の経験者はもちろん、

他業界で活躍する経営のプロフェッショナルも必要であり、 医療経営人材が流動化していくことで業界全体が上向きになることが期待できます。 そのためには、

優秀な病院事務職や経営人材と医療機関をつなぐ場の創出がますます重要となっていくでしょう。

<解説者紹介>

株式会社エムステージ 事務職紹介部 マネージャー

佐藤 太輝(さとう おおき)

医師のキャリアコンサルティングや医療機関の採用支援に携わり、 2019年より事務職紹介部マネージャー。 医療経営士2級。

■病院事務職求人サイト『M.PLAT求職支援』について

https://job.mplat.jp/

『M.PLAT求職支援』は、 経営企画室、 医事課、 総務課、 医療連携室、 情報管理室などの病院事務職求人に特化した求人サイトです。

【特徴】

1.医療機関経営に参画する、 マネジメント層の求人を多数掲載

2.医療経営士の資格を持つコンサルタントが、 求職活動を全面的にサポート

3.創業19年、 全国7支社を展開し、 全国の医療機関との豊富なネットワーク

■エムステージについて

「すべては、 持続可能な医療の未来をつくるために」をビジョンに、 医療従事者のキャリア支援・医療機関向け採用支援、 事業場向け産業保健サービスを提供しています。

医師の求職を支援する『Dr.転職なび』『Dr.アルなび』、 病院事務職の求職を支援する『M.PLAT求職支援』では、 医療者の柔軟な働き方を切り開き、

医療機関の採用課題を解決しています。 産業医・産業保健師を軸とした事業場向け健康支援サービス『産業保健トータルサポート』では、 働く人の健康に寄与し、

予防医療の観点から医療費削減に貢献しています。

健康経営優良法人2021(大規模法人部門)、 ホワイト企業認定2021(プラチナ)認定。

<会社概要>

商 号: 株式会社エムステージ

代表者: 代表取締役 杉田 雄二

設 立: 2003年5月

資本金: 5,000万円

所在地: 〒141ー6005 東京都品川区大崎2-1-1 ThinkPark Tower5階

事業内容: 医療人材総合サービス、 事業場向け産業保健支援

URL :

https://www.mstage-corp.jp/

<本件に関するお問い合わせ先>

株式会社エムステージホールディングス 広報:武田

TEL: 03-6867-1170

MAIL: [email protected]

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