可食バイオマスを含むバイオプラスチックの最新動向 8月24日(水)開催 主催:(株)シーエムシー・リサーチ

本セミナーは、当日ビデオ会議ツール「Zoom」を使ったウェビナー(ライブ配信セミナー)となります。

先端技術情報や市場情報を提供している(株)シーエムシー・リサーチ(千代田区神田錦町:

https://cmcre.com/)では、 各種材料・化学品などの市場動向・技術動向のセミナーや書籍発行を行っておりますが、

このたび「非可食バイオマスを含むバイオプラスチックの最新動向」と題するセミナーを、 講師に望月 政嗣 氏 元 京都工芸繊維大学 特任教授、

工学博士(京都大学)、 高分子学会 フェロー)をお迎えし、 2022年8月24日(水)10:30より、 ZOOMを利用したライブ配信で開催いたします。

受講料は、 一般:49,500円(税込)、 弊社メルマガ会員:44,000円(税込)、 アカデミック価格は26,400円(税込)となっております(資料付)。

セミナーの詳細とお申し込みは、 弊社の以下URLをご覧ください!

質疑応答の時間もございますので、 是非奮ってご参加ください。

昨今の地球環境・資源・廃棄物問題の背景下、 再生可能資源としてのバイオマスを原料とするバイオプラスチックの開発が進められる中でも、

近年は食料問題と競合しない非可食バイオマスを原料とするバイオプラスチックの開発が注目されています。 世界的には木質・草本系バイオマス由来パラキシレンを用いる

100%バイオベースPETの開発と実用化が進展しつつあるが、 最近日本においてもバイオマスナフサのクラッキング法によるバイオポリオレフィンの開発や、

木材パルプの酵素分解により得られるセルロース系糖質の乳酸発酵からポリ乳酸を製造する大手製紙メーカーの先進的な取り組み等が報道されています。

本講では従来法に加えて、 これら非可食バイオマス資源を原料とする新しいバイオリファイナリーの現状と課題、 将来展望を交えながら、

近年新設・増産計画が相次ぐポリ乳酸その他の次世代バイオプラスチックの素材・技術・市場開発の最前線を踏査します。

1)セミナーテーマ及び開催日時

テーマ:非可食バイオマスを含むバイオプラスチックの最新動向

-バイオリファイナリーと次世代バイオプラスチック-

開催日時:2022年8月24日(水)10:30~16:30

参 加 費:49,500円(税込) ※ 資料付

* メルマガ登録者は 44,000円(税込)

* アカデミック価格は 26,400円(税込)

講 師:望月 政嗣 氏

元 京都工芸繊維大学 特任教授、 工学博士(京都大学)、 高分子学会 フェロー

【セミナーで得られる知識】

◇ 地球環境保全と持続的な資源循環型社会に向けての業界や法規制動向

◇ 非可食バイオベース・モノマーや化学品の最新開発動向と技術的課題

◇ 新規バイオプラスチックの開発動向と基本特性、 用途・製品・市場開発動向

※本セミナーは、 当日ビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。 推奨環境は当該ツールをご参照ください。 後日、

視聴用のURLを別途メールにてご連絡いたします。

★受講中の録音・撮影等は固くお断りいたします。

2)申し込み方法

シーエムシー・リサーチの当該セミナーサイト

非可食バイオマスを含むバイオプラスチックの最新動向

https://cmcre.com/archives/97913/

からお申し込みください。

折り返し、 視聴用のURLを別途メールにてご連絡いたします。

詳細はURLをご覧ください。

3)セミナープログラムの紹介

1. 地球環境・資源・廃棄物問題の抜本的解決のために

1-1. 既存石油系合成高分子化合物が内包する基本的問題点

1) 原料枯渇問題…50年後に枯渇、 そこに至る迄に需給関係から価格高騰必至

2) 地球温暖化問題…焼却などに伴う温暖化ガスの増大

3) 廃棄物問題…海洋プラスチック汚染問題など

1-2. 海洋プラスチック汚染の実態と生分解性プラスチックの役割

1) 海洋プラ濃度の経年変化(累積増加)曲線

2) 海洋汚染問題に対する短期的視点と長期的(グローバルな)視点

3) 海洋自然生態系が許容し得る分解速度、 ポジティブ・コントロールとは?

1-3. バイオプラスチックの識別表示制度と環境負荷低減効果

1) 日本バイオプラスチック協会(JBPA)識別表示制度(2021年改定)

(1) 生分解性プラ

(2) 生分解性バイオマスプラ

(3) バイオマスプラ

2) カーボン・フットプリント…LCAによる環境負荷の客観的・定量的評価

1-4. 世界の法規制と業界動向

2. バイオベース・プラットホームケミカルとバイオリファイナリー最前線

2-1. バイオマス資源

1) 可食バイオマス…デンプン(トウモロコシ)や廃糖蜜(サトウキビ)

2) 非可食バイオマス…リグノセルロース(茎や葉、 雑草、 稲わら、 廃木材)、 ヒマシ油

2-2. 非可食バイオマスのバイオリファイナリーとプラットフォームケミカル

1) セルロース系糖質調製法とそこから誘導される化学品

(1) 分解酵素(セルラーゼ)法…酵母や乳酸菌による発酵生産(エタノール、 乳酸)

(2) 超臨界加水分解法…Plantrose(R)/Renmatix社の触媒化学的バイオリフォーミング(パラキシレン)

・酵素生産、 糖化、 発酵の生化学的過程をすべて統合化した CBP(Consolidated Bioprocessing)とは?

2) バイオマスナフサ調製法と誘導化学品…廃植物油の高温熱分解によるバイオマスナフサのクラッキング(エチレン等)

2-3. バイオベース・モノマー又は中間体

1) C2…エチレングリコール(EG)

2) C3…グリセリン、 乳酸、 1.3-プロパンジオール(PDO)、 3-ヒドロキシプロピオン酸(3-HP)、 アクリル酸

3) C4…コハク酸、 1,4-ブタンジオール(BDO)、 γ-アミノ酪酸(GABA)

4) C6…ソルビトール、 イソソルバイド、 フランジカルボン酸(FDCA)、 アジピン酸

・北海道大学が従来法の限界を突破する画期的な高効率FDCA新規化学合成法を開発

5) C8…p-キシレン(PX)

6) C10…セバシン酸

7) C18…リシノール酸

3. バイオプラスチックの最新動向

3-1. バイオポリエチレン(bio-PE)

3-2. バイオポリプロピレン(bio-PP)

3-3. バイオポリエステル(bio-PES)

1) 生分解性バイオポリエステル

(1) ポリ乳酸(PLA)…世界的に新設・増産計画が相次ぐ(2024年、 約50万トン/年)

・生分解性と長期耐久性構造材料の両面展開が可能な唯一のバイオプラスチック

・非可食木材パルプの酵素分解からPLAを生産する技術開発(王子HD)

(2) ポリブチレンアジペート・テレフタレート(PBAT)

(3) ポリブチレンサクシネート系(PBS, PBSA)

(4) 微生物産生ポリエステル(PHBV, PHBH)、 デンプン系、 その他

・微生物産生ポリエステルが過去40年間、 世界中の多くの企業が参入と撤退を繰り返し、 未だ本格的に工業化されない核心的理由とは?

2) 非生分解性バイオポリエステル

(1) バイオポリエチレンテレフタレート(bio-PET)

・従来のイソブタノール法(Gevo)に代わるPlantrose(R)/Renmatixを用いたVirentのBioReformingプロセスによるバイオ系パラキシレンの生産が主流に!?

(2) ポリトリメチレンテレフタレート(PTT)

(3) ポリエチレンフラノエート(PEF)

・植物由来フランジカルボン酸(FDCA)から成るバイオポリエステル、 PET対比で高いガスバリア性と耐熱性

3-4. バイオポリアミド(bio-PA)

1) ポリアミド11

・ヒマシ油(リシノール酸トリグリセリド)の熱分解による化学変換により誘導される、 最も歴史の古い古典的なバイオポリアミド

2) ポリアミド610、 ポリアミド56

3) ポリアミド10T

・ヒマシ油由来 1,10デカンジアミンとテレフタル酸の重合体で、 超高耐熱性や低吸水率、 耐薬品性、 耐摩耗性、 電気特性に優れた次世代スーパーエンプラ

4) ポリアミド4

・ポリアミドの中で唯一の生分解性プラスチック

3-5. バイオポリカーボネート(bio-PC)

・植物由来複素環式ジオールのイソソルバイドから成るバイオポリカーボネートで、 光学特性や表面硬度、 耐光性等に優れた新規エンジニアリング・プラスチック

3-6. バイオポリウレタン(bio-PU)

4. 質疑応答

4)講師紹介

【専 門】

高分子材料科学、 特にバイオプラスチックや生分解性プラスチック、 高分子の高性能・高機能化材料設計と成形加工技術、 繊維・不織布の構造と物性

【経 歴】

1968年 京都大学 工学部 高分子化学科卒。 京都大学 工学部 助手を経て 1969年 ユニチカ(株) 入社、 中央研究所から大阪本社技術開発企画室を経て

2003年 理事、 テラマック事業開発部長。 この間 山形大学と京都工芸繊維大学 客員教授 京都工芸繊維大学 バイオベースマテリアル研究センター 特任教授兼務

2007年 ユニチカ(株) 定年退職後、 京都工芸繊維大学 繊維科学センター 特任教授(常勤)として5年間勤務。 この間、

日本バイオプラスチック協会(JBPA)識別表示委員会 委員長、 (社)繊繊学会 理事 関西支部長等を歴任。

【受賞歴】

繊維学会 功績賞、 日経BP 技術賞、 その他。

【著 書】

「生分解性プラスチック入門―生分解性プラスチックの基礎から最新技術・製品向まで―」(CMCリサーチ)

「生分解性プラスチックの素材・技術開発―海洋プラスチック汚染問題を見据えて―」(NTS)

「バイオプラスチックの素材・技術最前線」(シーエムシー出版)

「生分解性ポリマーのはなし」(日刊工業新聞社)、 その他多数

5)セミナー対象者や特典について

※ 本セミナーは、 当日ビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。 推奨環境は当該ツールをご参照ください。 後日、

視聴用のURLを別途メールにてご連絡いたします。

★ 受講中の録音・撮影等は固くお断りいたします。

【セミナー対象者】

生分解性プラスチックの基礎から最先端技術の取得を目指す初級~中級技術者

生分解性プラスチックを用いての成形加工・加工品に興味のある方

☆詳細とお申し込みはこちらから↓

非可食バイオマスを含むバイオプラスチックの最新動向

https://cmcre.com/archives/97913/

6)ウェビナー(オンライン配信セミナー)のご案内

〇 燃料アンモニア製造技術と将来展望

開催日時:2022年8月2日(火)13:30~16:30

https://cmcre.com/archives/97990/

〇 欧州における車載樹脂のリサイクル技術の動向

開催日時:2022年8月2日(火)13:30~15:00

https://cmcre.com/archives/98836/

〇 カーボンニュートラルと自動車用材料

開催日時:2022年8月2日(火)12:30~16:30

https://cmcre.com/archives/98926/

〇 リチウムイオン電池のリユースに向けた残量推定・劣化診断技術

開催日時:2022年8月3日(水)13:30~16:30

https://cmcre.com/archives/99501/

〇 DX時代の航空宇宙事業、 新たな事業環境認識によるものづくり

開催日時:2022年8月4日(木)13:30~16:30

https://cmcre.com/archives/98944/

〇 微生物の分離・培養・同定の基礎とトラブル対策

開催日時:2022年8月4日(木)13:00~14:30

https://cmcre.com/archives/99440/

〇 GFRP&CFRPのリサイクル技術の動向・課題と回収材の用途開発

開催日時:2022年8月4日(木)10:30~16:30

https://cmcre.com/archives/98546/

〇 物理劣化・物理再生理論による高度マテリアルリサイクルプロセス

開催日時:2022年8月5日(金)13:30~16:30

https://cmcre.com/archives/98130/

〇 リチウムイオン電池の構造・発火リスク・保管方法

開催日時:2022年8月5日(金)13:30~15:00

https://cmcre.com/archives/99474/

〇 切断技術の基礎と応用 – 各種切断技術の原理・特徴から切断品質、 最新技術まで –

開催日時:2022年8月9日(火)10:00~17:00

https://cmcre.com/archives/93804/

〇 塗布膜乾燥のメカニズムと乾燥トラブル対策

開催日時:2022年8月9日(火)13:30~16:30

https://cmcre.com/archives/98113/

〇 バイオディーゼル燃料の基礎、 応用および開発動向

開催日時:2022年8月9日(火)13:30~16:30

https://cmcre.com/archives/98241/

〇 ALD(原子層堆積)/ALE(原子層エッチング)技術の基礎と応用

開催日時:2022年8月10日(水)10:30~16:30

https://cmcre.com/archives/98178/

〇 泡の基礎と必要な界面活性剤の基礎知識

開催日時:2022年8月10日(水)13:30~16:30

https://cmcre.com/archives/98701/

〇 CO2からワンパスで低級オレフィン等の有用物質を合成する触媒の開発

開催日時:2022年8月10日(水)13:30~16:30

https://cmcre.com/archives/98449/

〇 抵抗スポット溶接の基礎とアルミ・異材接合への応用

開催日時:2022年8月18日(木)10:00~17:00

https://cmcre.com/archives/97344/

☆開催予定のウェビナー一覧はこちらから!↓

https://cmcre.com/archives/category/cmc_all/

7)関連書籍のご案内

(1)世界のバイオプラスチック・微生物ポリマー 最新業界レポート

https://cmcre.com/archives/98051/

■ 発 行:2022年5月30日

■ 定 価:冊子版 180,000 円(税込 198,000 円)

セット(冊子 + CD) 240,000 円(税込 264,000 円)

★ メルマガ会員:定価の10%引き!

■ 体 裁:A4判・並製・252頁

■ 編集発行:(株)シーエムシー・リサーチ

ISBN 978-4-910581-22-4

☆詳細とお申し込みはこちらから↓

世界のバイオプラスチック・微生物ポリマー 最新業界レポート

https://cmcre.com/archives/98051/

(2) 環境調和型モノつくり手法とその実際

https://cmcre.com/archives/68650/

■ 発 行:2020年12月15日

■ 著 者:園家 啓嗣

■ 定 価:冊子版 60,000円(税込 66,000円)

セット(冊子 + CD) 80,000円(税込 88,000円)

★ メルマガ会員:定価の10%引き!

■ 体 裁:A4判・並製・129頁

■ 編集発行:(株)シーエムシー・リサーチ

ISBN 978-4-904482-92-6

↓詳細とご購入はこちらから

環境調和型モノつくり手法とその実際

https://cmcre.com/archives/68650/

(3) 生分解性プラスチック入門 ~ 生分解性プラスチックの基礎から最新技術・製品動向まで ~

https://cmcre.com/archives/65218/

■ 発 行:2020年9月10日

■ 著 者:望月 政嗣

■ 定 価:冊子版(カラー) 60,000 円(税込 66,000 円)

セット(冊子 + CD) 70,000 円(税込 77,000 円)

★ メルマガ会員:定価の10%引き!

■ 体 裁:A4判・並製・176頁

■ 編集発行:(株)シーエムシー・リサーチ

ISBN 978-4-904482-88-9

↓詳細とご購入はこちらから

生分解性プラスチック入門 ~ 生分解性プラスチックの基礎から最新技術・製品動向まで ~

https://cmcre.com/archives/65218/

(4)プラスチック最新業界レポート2020

~ マイクロプラスチック・廃プラスチック・バイオプラスチックを探る ~

https://cmcre.com/archives/52924/

■ 発行:2019年11月11日

■ 定価:冊子版 90,000 円(税込 99,000 円)

セット(冊子 + CD) 100,000 円(税込 110,000 円)

★ メルマガ会員:定価の10%引き!

■ 体裁:A4判・並製・266頁

■ 編集発行:(株)シーエムシー・リサーチ

ISBN 978-4-904482-67-4

↓詳細とご購入はこちらから

プラスチック最新業界レポート2020 ~ マイクロプラスチック・廃プラスチック・バイオプラスチックを探る ~

https://cmcre.com/archives/52924/

☆発行書籍の一覧はこちらから↓

https://cmcre.com/archives/category/cmc_all/

https://cmcre.com/archives/category/cmc_all/

以上

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