フィンランド最古のテキスタイルブランドFINLAYSON(フィンレイソン) 美しいテキスタイルデザインが、2つの展覧会で登場 

ダイナミックな手描き原画から、触って楽しめるインスタレーションまで 北欧フィンランド最古のテキスタイルブランド「フィンレイソン」。

1951年のデザインアトリエのオープン以来、 10,000点あるとも言われている膨大な数のプリントデザインが次々と生まれ、

ゾウの連続柄「エレファンティ」やリンゴ柄「オンップ」等、 日本においても大変人気です。 そのなかで、 2020年の発売以来、

200周年記念デザインとして大人気となったデザイン「アンヌッカ」。 「アンヌッカ」は、 フィンレイソンのデザインアトリエが、

1970年代のミリヤ・ティッサリによる原画をもとに、 フィンレイソンブランドの201年目からの将来に向けて、 元気の出る黄色のカラーで色替えをし、

2020年に復刻されました。 2022秋は、 「アンヌッカ」をはじめ、 フィンレイソンの魅力あるプリントテキスタイルが、 原画、 初刷りプリント、

コラボレーションプロジェクト、 インスタレーションなど、 さまざまな形で紹介され、 フィンレイソンの魅力をますます感じていただけるシーズンとなりそうです。

左 ミリヤ・ティッサリ作、

「アンヌッカ(女性の名前)」原画(1976年)フォルッサ博物館所蔵 右 現在のデザイナーが200周年記念デザインとして色替えをした「アンヌッカ」

左 ミリヤ・ティッサリ作、 「アンヌッカ(女性の名前)」原画(1976年)フォルッサ博物館所蔵 右

現在のデザイナーが200周年記念デザインとして色替えをした「アンヌッカ」

【首都圏初開催となる「フィンレイソン展」】

「創業200周年記念 フィンレイソン展 – フィンランドの暮らしに愛され続けたテキスタイル -」が9月21日(水)より10月3日(月)まで、

京王百貨店新宿店にて首都圏初開催されます。 1820年創業のフィンランド最古のテキスタイルブランド、 フィンレイソン。

国の発展にも貢献したフィンレイソンの創業200年を記念し企画された展覧会は、 昨年より巡回開催され、 今回が首都圏初開催となります。 歴史的に貴重な資料を始め、

紡績によって生み出された綿糸、 染色にこだわった織物、 そして色鮮やかなプリントデザイン用の手描きのデザイン原画やプリントテキスタイルなどが紹介され、

フィンランドの家庭で愛されてきたブランドの200年の歴史とデザインを紐解き、 その多彩な魅力が発信されます。

写真イメージ:新潟市新津美術館 同館での展示は終了しています

写真イメージ:新潟市新津美術館 同館での展示は終了しています

主な展示作品

左 ライナ・コスケラ作「エレファンティ(象)」寝具用生地 (1969年/タンペレ歴史博物館所蔵) 右 アイニ・ヴァーリ作「オンップ(リンゴ)」原画 (1972年/フォルッサ博物館所蔵)

左 ライナ・コスケラ作「エレファンティ(象)」寝具用生地 (1969年/タンペレ歴史博物館所蔵) 右 アイニ・ヴァーリ作「オンップ(リンゴ)」原画

(1972年/フォルッサ博物館所蔵)

【文化服装学院とのコラボレーションによる衣装の制作】

フィンレイソンのプリントテキスタイルは、 もともと服地としての使用が中心で、 人々の暮らしが豊かになっていく時代とともに、

綿生地でのソーイングを促進する存在でした。 今回のフィンレイソン展においては、 新しい取り組みとして、 長い歴史を持つ服飾ファッションの専門学校、

文化服装学院の学生による、 フィンレイソンの生地を使用した5体の作品が、 特別展示されます。 使用する生地には貴重なヴィンテージも含まれ、

歴史ある北欧ブランドと若き日本のファッションクリエーターとのコラボレーションは見ものです。

学生による制作が進んでいます

学生による制作が進んでいます

【フィンレイソン展オリジナルの限定品の魅力】

展覧会の物販コーナーでは、 今回の展示品デザインを、 元の原画のオリジナルカラーのまま使用した限定商品が販売されます。 なかでも、

1970年代の鮮やかなブルーを再現したアンヌッカ柄の商品は、 他の販路では購入できないものです。 オリジナル限定品のほか、 フィンランドからの輸入品、

国内ライセンス品など、 日本でもっともたくさんのフィンレイソン商品がそろう売場となります。アンヌッカ オリジナル限定色の主なラインナップ

アンヌッカ オリジナル限定色の主なラインナップ

【北欧祭2022でのキービジュアルは、 フィンレイソンの「アンヌッカ」】

お買い上げプレゼントのジャム瓶

お買い上げプレゼントのジャム瓶

「フィンレイソン展」が行われる京王百貨店新宿店では、 期間中「北欧祭2022」が開催され、 フィンレイソン以外の多くの北欧関連商品が並びます。

「北欧祭2022」のキービジュアルは、 フィンレイソンの一番の人気デザイン「アンヌッカ」です。 店内では全館のさまざまな場所に装飾が施されるほか、

お買い上げ金額に応じて「北欧祭2022」オリジナルのかわいいアンヌッカのパターンが施されたオリジナルジャム瓶(詳細、 後日発表予定)も配布されます。

【フィンレイソンのプリントが生まれた町、 フォルッサによる「旅するテキスタイル」展】

フィンレイソンのデザインアトリエは、 1951年フォルッサという小さな町で誕生しました。 フォルッサミュージアムには、

フィンレイソンのプリントテキスタイルの原画やサンプル生地が所蔵庫に保管されており、 「フィンレイソン展」での展示品の約半分は、

フォルッサミュージアムからの借用品です。フォルッサに設立したフィンレイソンのデザインアトリエ(1950年代の様子)

フォルッサに設立したフィンレイソンのデザインアトリエ(1950年代の様子)

フォルッサミュージアムでは、 今春「クオシケスクス」というパターンデザインセンターが一般公開し、 フィンランドプリントテキスタイルの変遷を学べる、

参加型のミュージアムとしてフィンランド国内で話題を呼んでいます。 10月1日(土)より、 「クオシケスクス」の初の出張展「旅するテキスタイル」展が、

「フィンレイソン展」の会期中10月1日よりスタートします。 また、

フィンレイソンとフォルッサとの関係を説明したパネル展「フィンレイソンとフォルッサ」も併催されます。今でもフィンレイソンのロゴが残るフォルッサの工場跡

今でもフィンレイソンのロゴが残るフォルッサの工場跡

開催場所は、 日本国内の有数の繊維産地でもある山梨県富士吉田市で、 10月22日(土)、 23日(日)に開催される「ハタオリマチフェスティバル」(

https://hatafes.jp/)のメインイベントの一つです。 今回の展覧会では、

フォルッサでデザインしプリントされた様々なオリジナルテキスタイルに実際に触れることもでき、 テキスタイルの歴史と暮らしについて学ぶことができる貴重な機会です。

また、 展示されるプリントテキスタイルは本邦初公開です。貴重なテキスタイルに触れることができます

貴重なテキスタイルに触れることができます

年代ごとに多くの生地サンプルが展示され、 1970年代の大きな花柄の生地はそのなかでももっとも迫力があるものです。左より (C) Finlayson Oy, design by Stiina Toivo 1975, design by Aini Vaari 1976, design by Saara Hirvisalo 1975

左より (C) Finlayson Oy, design by Stiina Toivo 1975, design by Aini Vaari 1976,

design by Saara Hirvisalo 1975

元製氷工場の倉庫を改修した、 ユニークなギャラリースペースで展示されるインスタレーションは、

フィンランドのプリントテキスタイルに浸ることができるダイナミックな空間です。 同展では、 今回展覧会用に新たに撮影された映像や、

文化服装学院の学生による作品の一部も展示されます。

【フィンレイソンの現在・過去・未来】

日本での展覧会開催にあたり、 フィンレイソン社のブランドディレクター、 エリカ・アールベリは「フィンレイソン展の首都圏での開催を大変嬉しく思います。

多くの人々にお越しいただき、 フィンレイソンの魅力を感じていただけることを願っています。 また、 富士山の麓の美しい環境のなかで、

フィンレイソンと深いつながりがあるフォルッサ博物館のプリントテキスタイルが展示され、 とても楽しみです。 コロナ禍の影響で今回は訪日が叶いませんでしたが、

「フィンレイソン展」の巡回中には日本を訪れ、 皆さまとお会いできるのを心待ちにしています。 」と語ります。

フィンレイソンの、 品質とデザインへのこだわりは現在も変わることなく続いています。 そして、

長い伝統を守るだけではなく常に新しいものに挑戦するという姿勢をもち、 最近ではサステナブルな素材へのこだわりをはじめ、

さまざまな世界的な社会問題への積極的な取り組みを行っています。回収したシーツを再利用したラグ・ラグ商品

回収したシーツを再利用したラグ・ラグ商品

<フィンレイソンについて>

フィンレイソン(本社:フィンランドヘルシンキ、 代表:ミッコ・コポネン)は、 1820年に創業された、 北欧フィンランドのテキスタイルブランドのパイオニアです。

紡績工場として開業後、 工場敷地内に学校や図書館、 教会等を作り、 巨大なコミュニティを築き、 フィンランド最大の工業都市を築きました。

創業以来200年以上にわたりフィンランドの繊維産業を牽引し、 服地から寝装品、 ホームテキスタイルまで、 質の高い製品によって、

心地よい日常の暮らしを提供してきました。 また、 1951年のデザインスタジオ設立以来、 多くの洗練されたデザインが生み出され、

数えきれないほどのデザインアーカイブが残されています。 長い歴史のなかで、 トップリーダーとして挑戦してきたその姿勢は、 現在も企業理念として受け継がれ、

サステナビリティ、 ダイバーシティなど、 世界的な社会問題にも積極的に取り組んでいます。 2020年に創業200周年を迎えたことをうけ、 2021年より、

創業200周年記念「フィンレイソン展」を各地で巡回中です。

フィンレイソン日本公式ウェブサイト(

http://www.finlayson.jp/

<フォルッサ博物館について>

フィンランドの首都ヘルシンキ、 第二の都市タンペレ、 第三の都市トゥルクを三角形で結ぶちょうど中央に位置するフィンランド南西部の町。 フォルッサ市の起源は、

1847年にスウェーデン人のアクセル・ウィルヘルム・ワーレンが綿製糸工場を創立したことにさかのぼります。

1861年にフィンランド初のテキスタイルプリント工場を設立し、 以後長きにわたり、 フィンランド唯一のプリント工場として稼働しました。

1934年にフィンレイソン社と合併し、 フィンレイソンブランドの製品の製造だけではなく、 他社ブランドのためのOEM生産を進め、

上質な綿プリントの工場として発展。 1951年にはプリントデザインのアトリエを設立。 フィンレイソンの国内製造拠点として、 2009年まで継続しましたが、

フィンレイソンの生産が海外に移行したことにより工場が閉鎖。 その後は、 市を上げてその文化遺産を受け継ぎ、

デザインをアーカイブ化するために工場が博物館として改築されました。 博物館では、 100年以上の歴史から生まれた、 数多くのプリント原画や生地が所蔵され、

現在も、 テキスタイルの町として生き続けています。 また、 前述のフィンレイソン展にも同館所蔵の作品・資料が多数展示されています。

https://www.forssanmuseo.fi/

<創業200周年記念 フィンレイソン展>

会場:京王百貨店 新宿店7階 大催場

会期:2022年9月21日(水)~10月3日(月)

営業時間:10時~20時 ※最終日は17時まで

※入場は各日閉場の30分前まで

入場料:一般 前売券800円/当日券1,000円

高校・大学生 前売券600円/当日券800円

主催:京王百貨店 新宿店

後援:フィンランド大使館、 文化服装学院

特別協力:フィンレイソン社

協力:タンペレ歴史博物館・フォルッサ博物館、 アンドフィーカ

企画制作:東映

詳細

https://www.keionet.com/corp/pressrelease/cms_img/20220822_keionewsrelease_finlayson.pdf

<「旅するテキスタイル フィンレイソンのプリントが生まれた町、 フォルッサより」併設パネル展「フィンレイソンとフォルッサ」>

会場:FUJIHIMURO

〒403-0009 山梨県富士吉田市富士見1-1-5

会期:2022年10月1日(土)~10月30日(日)

開場時間:11時~17時

開館日: 金、 土、 日、 月

(1) 「旅するテキスタイル フィンレイソンのプリントが生まれた町、 フォルッサより」

主催:フォルッサ博物館 一般社団法人 ふじよしだ定住促進センター

協力:フィンレイソン社/株式会社アンドフィーカ/株式会社装いの庭

後援:富士吉田市/フォルッサ市/フィンランド大使館/スカンジナビア・ニッポン ササカワ財団

助成:公益財団法人 粟井英朗環境財団

※今回の展示品は、 フィンレイソンデザイン以外のプリントも含まれています。

(2) 「フィンレイソンとフォルッサ」

主催:株式会社アンドフィーカ

協力:フィンレイソン社

<お問い合わせ先>

株式会社アンドフィーカ(フィンレイソンの日本における総代理店)

電話:03-6721-9090

メール:[email protected]

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