原ひかり最新作『人間みたいに生きている』が9月7日発売!『ブラザーズ・ブラジャー』著者の新たな代表作

全文公開実施!】佐原ひかり最新作『人間みたいに生きている』が9月7日発売!『ブラザーズ・ブラジャー』著者の新たな代表作

「冒頭2頁で心臓鷲掴みされました」「この切り口は衝撃を受けた」「読んだ人と語り合いたくなる小説」……発売前から熱い感想続々!!

第二回氷室冴子青春文学賞大賞を受賞し、 デビュー作『ブラザーズ・ブラジャー』で話題となった佐原ひかりさんによる、

ひとりの少女の成長を描いた青春小説『人間みたいに生きている』が2022年9月7日(水)に発売になります。

「冒頭2頁で心臓鷲掴みされました」「この切り口は衝撃を受けた」「読んだ人と語り合いたくなる小説」など、 発売前から熱いご感想を多数頂いたことに応え、

2022年9月16日(金)までの期間限定で全文公開いたします。

食べることそのものに嫌悪を覚えている女子高生・三橋唯(ゆい)。 「食べること」と「人のつながり」はあまりに分かちがたく、 孤独に自分を否定するしかなかった唯が、

はじめて居場所を見つけたのは、 食べ物の匂いが一切しない「吸血鬼の館」だった――。

相談をするとき、 報告をするとき、 謝るとき、 よろこびをわかちあうとき、 親交を深めるとき。 食べ物はいつもかたわらにある。 小説でも映画でもそうだ。

食べ物を介して、 人と人は絆を深めてゆく。 同じ釜の飯、 を食べて仲間になる。 食べ物をおいしいと言って食べる、 ふしぎなひとたちが築く、 しあわせで、

ただしい世界の話。

私はその世界に参加できない。

(本文より)

みんなが当然のように幸せだと思っている、 「食べる」という行為。 口に物を入れて飲み込むという行為自体が気持ち悪くて受け入れられない唯は、

そのことを誰にも打ち明けられずにひとりで苦しんできた。 ある日、 学校で吸血鬼の噂を耳にし、

吸血鬼ならば食べずに生きる術を知っているのではないかという一縷の望みに賭けて、 外れにある館に向かう。 そこに居たのは、 金髪の美しい男性・泉であった。

孤独に苦しみもがきながらも光を見つけようと手を伸ばす、 ひとりの少女の希望の物語。

発売前から熱いご感想が多数寄せられている、 佐原ひかりさん最新作『人間みたいに生きている』を、 2022年9月16日(金)までの期間限定で全文公開いたします。

■朝日新聞出版「さんぽ」

佐原ひかりさん『人間みたいに生きている』全文公開ページ

https://note.com/asahi_books/n/n8e3f1a67615f

■発売前から熱い感想を多数いただいております。

これは究極に生きづらい自分と向き合おうとした人の、 叫びと許しの物語。

このテーマの斬新さと話の展開の深さ、 主人公の気持ちの描写力に驚嘆!そして無理解で理不尽に見えた周囲に、 自分の本音を言葉にできる場や、

それを聞いてくれる人がいる、 という救いに、 涙せずにはいられなかった…。

読後、 きっと自分を好きになれる1冊。

(ネットギャリー 図書館関係者)

読み終わりが近づくにつれ、 感じていたのは、 読み終わるのがもったいない、 でした。 そのくらい好きです。

(ネットギャリー 書店関係者)

多様性をテーマにしたものは多々ある中で、 この切り口は衝撃を受けた。

自分の当たり前と人の当たり前は違うこと、 その人の苦しみを自分の型に当てはめて理解したつもりで歪めないこと、 そんなことを再認識した作品。

(ネットギャリー レビュアー)

この痛みを知っている。 自分で自分を、 「普通じゃない」と追い込んでしまうこと。 それでも、 生きていける場所はどこかにあるのだと信じられた。

食べることが苦痛な少女が辿り着いた、 食べ物の匂いのしない屋敷に住む男性との日々。 生きづらさを抱える人に届けたい。

(ネットギャリー 書店関係者)

■カツセマサヒコさん絶賛!

痛みに耐え、 無理にでも笑顔を作ったことがある全ての人を、 やさしく包んで労ってくれる物語でした。

■著者から刊行によせて

バレンタイン、 手作りの友チョコが苦手でした。 でも、 円満な人間関係のため受け取っていました。

何を食べてどう生きるか、 かぎりなく個人の体のことなのに、 社会性や、 人間性が絡んでくる。

「食」ってふしぎだなあ、 と思います。

あかるく、 おいしく、 しあわせに。

自分はそうではないと、 口に出せず生きている人もいると思います。 だから書きました。

食べるのが苦手な人にも、 そうでない人にも届けていただけたら幸いです。

■著者プロフィール

佐原ひかり(さはら・ひかり)

一九九二年、 兵庫県生まれ。 二〇一七年、 「ままならないきみに」で第一九〇回コバルト短編小説新人賞を受賞。 二〇一九年、

「きみのゆくえに愛を手を」で第二回氷室冴子青春文学賞大賞を受賞し、 改題した『ブラザーズ・ブラジャー』で作家デビュー。 著書に『ペーパー・リリイ』がある。

本作は三作目。

『人間みたいに生きている』

著者:佐原ひかり

定価:1760円(本体1600円+税10%)

発売日:2022年9月7日(水曜日)

https://www.amazon.co.jp/dp/4022518596

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