田愛『彼らは世界にはなればなれに立っている』

山中賞受賞決定!】太田愛『彼らは世界にはなればなれに立っている』 太田愛『彼らは世界にはなればなれに立っている』KADOKAWA

太田愛『彼らは世界にはなればなれに立っている』KADOKAWA

2020年10月30日(金)に株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区、

代表取締役社長:松原眞樹)より刊行した太田愛の最新小説『彼らは世界にはなればなれに立っている』。 〈はじまりの町〉と呼ばれる架空の町を舞台とし、

ジャンルを横断したエンターテインメント作品として絶賛の声が寄せられている本書が、 2021年1月19日(火)に発表された第4回山中賞を受賞しました!

【山中賞とは】

高知市の「TSUTAYA中万々店」の書店員、 山中由貴さんが、 お客様に「どうしても読んで欲しい」と思った本の中から、 特に選んだ1冊に授与する賞です。

受賞作は芥川賞と直木賞が発表される1月と7月の年2回、 発表され、 翻訳書も含め、 ジャンルは問いません。 受賞によって販売数が10倍になった書籍も!

【過去の受賞作】

第1回 『ノースライト』横山秀夫(新潮社)

第2回 『アーモンド』ソン・ウォンピョン 矢島暁子訳(祥伝社)

第3回 『ザリガニの鳴くところ』ディーリア・オーエンズ 友廣純訳(早川書房)

【受賞作発表動画はこちら】

https://twitter.com/NAKAMAshinbun/status/1351470745222746114?s=20

★なかましんぶん編集長 (@NAKAMAshinbun) Twitterにて発表されました。

【山中さんから、 本作に対する「想い」をコメントとしていただきました!】

物語の舞台となる架空の町は、 一見ファンタジックで馴染みがないからするりとは入り込めない。 だからこそ、 スロースタートしてゆっくり町や人々を見渡してほしい。

ガラガラの映画館に博物館、 客船を迎える祭りにサーカスの一座。 ほんとうに懐しくて素敵なのだ。 だからこそ、 だからこそ、 この展開に始終、

胸を締めつけられる。 そしてどうか、 必ず二度読んでほしい。 二度目に訪れる深い感動をあなたに知ってほしい。

【太田愛さんからも喜びの言葉が届いています!】

山中賞のお知らせ、 ありがとうございます!

驚き感激しています。

物語を深く深く愛してくださる方に選んでいただけたことがとても嬉しく、 誇らしい思いです。

ひとりでも多くの物語を愛する人々の手に届くことを心から願っています。

* 『彼らは世界にはなればなれに立っている』について

太田愛『彼らは世界にはなればなれに立っている』KADOKAWA

太田愛『彼らは世界にはなればなれに立っている』KADOKAWA

【STORY】

この町はとっくにひっくり返っている。 みんなが気づいていないだけでな。

〈はじまりの町〉の初等科に通う少年・トゥーレ。 ドレスの仕立てを仕事にする母は、 「羽虫」と呼ばれる存在だ。 誇り高い町の住人たちは、

他所から来た人々を羽虫と蔑み、 公然と差別している。 町に20年ぶりに客船がやってきた日、 歓迎の祭りに浮き立つ夜にそれは起こった。

トゥーレ一家に向けて浴びせられた悪意。 その代償のように引き起こされた「奇跡」。 やがてトゥーレの母は誰にも告げずに姿を消した。

消えた母親の謎、 町を蝕む悪意の連鎖、 そして、 迫りくる戦争の足音。

「相棒」の人気脚本家がいま私たちに突きつける、 現代の黙示録!

★TOPICS★

◎【重版決定!】現実を遠く見はるかす物語に、 各界から絶賛の声、 続々! 太田愛『彼らは世界にはなればなれに立っている』

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000007900.000007006.html◎文芸WEBマガジン「カドブン」(

https://kadobun.jp/)特別試し読み配信中!

https://kadobun.jp/trial/krs_hb/63q5rf5bl30g.html【書誌情報】

書名:彼らは世界にはなればなれに立っている

著者:太田愛

発売:2020年10月30日(金)※電子書籍も配信中

定価:本体1,700円+税

体裁:四六判上製

装丁:國枝達也

カバー写真:Seanen Middleton

頁数:368頁

ISBN:9784041095652

★情報サイト:

https://www.kadokawa.co.jp/product/322002000901/

* 著者プロフィール

太田 愛(おおた あい)

香川県生まれ。 「相棒」「TRICK2」などの刑事ドラマやサスペンスドラマの脚本を手がけ、 2012年、 『犯罪者 クリミナル』(上・下)で小説家デビュー。

13年には第2作『幻夏』を発表。 日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)候補になる。 17年には上下巻の大作『天上の葦(あし)』を発表。

高いエンターテインメント性に加え、 国家によるメディア統制と権力への忖度の危険性を予見的に描き、 大きな話題となった。

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