ファシリティドッグ国内育成事業拡大のお知らせ~新ドッグトレーナーとファシリティドッグ候補犬をご紹介します~

特定非営利活動法人 シャイン・オン・キッズ(東京都:理事長キンバリ・フォーサイス)の主な事業であるファシリティドッグ・プログラムにおいて、 この度、 歯の妖精

TOOTH FAIRY(トゥースフェアリー)」プロジェクト*、 およびSCジョンソン社よりご支援いただき、

ファシリティドッグの国内育成事業を拡大する運びとなりました。

新ファシリティドッグ・トレーナーとして平沢佳奈を、ファシリティドッグ候補犬としてニックを迎え、 新体制でスタートいたしました。

*公益社団法人日本歯科医師会協力のもと、 日本財団が進める社会貢献プロジェクト

新ファシリティドッグ・トレーナー平沢佳奈(ひらさわ かな)

幼少期に補助犬トレーナーになる夢を抱きつつ、 キャリアは”人のために働ける”看護師としてスタート。 静岡県内病院に勤務する中でファシリティドッグの存在を知り、

初代ハンドラーである森田にキャリアを相談。 退職・渡米し、 介助犬育成人材を輩出するバーゲン大学に約1年留学。 その後、 当法人にゆかりのある育成団体、

アシスタンス・ドッグズ・オブ・ハワイで約半年、 そして公益財団法人ヒューマニン財団で約3年間、 補助犬や保護犬の育成事業に従事した。 大学保健課勤務等を経て、

当法人に入職。

ファシリティドッグ候補犬ニック

犬 種:ゴールデン・レトリーバーとラブラドール・レトリーバーのミックス(オス)

誕生日:2021年5月12日(10月17日現在、 1歳5か月)

出身地:オーストラリア。 ”働く犬”のブリーディングを専門的に行う キャリア・ドッグス・オーストラリア出身。

https://www.careerdogs.com.au/

ファシリティドッグとは、 医療施設など、 ある特定の施設に常勤し活動するために、 専門的なトレーニングを受けた犬のことです。 シャイン・オン!キッズでは、

2010年日本初のファシリティドッグ・プログラムを静岡県立こども病院との協働事業として導入し現在国内の4つのこども病院で4頭のファシリティドッグが活躍しています。

看護師であるハンドラーと共に入院中の子どもたちを支えるため、 触れ合い活動はもちろん、 採血など痛みや不安を伴う検査や処置の付き添い、 手術室等への同伴、

ベッド上安静の際に添い寝を行うなど、 活動は多岐に渡っています。

シャイン・オン!キッズのファシリティドッグ育成事業とこれから * これまでは国際的な先駆者である米国の育成団体、

アシスタンス・ドッグス・オブ・ハワイが育成を担っていた。

* 現在静岡県立こども病院で活躍するタイと国立成育医療研究センターのマサも日本で育成したが、

同団体より紹介を受けたドッグトレーナーを日本に招聘し、 育成してきた。

* 新メンバーの平沢は、

看護師としての臨床経験もありながらアシスタンス・ドッグス・オブ・ハワイでのトレーニング経験持つ唯一無二の国内人材として、 ニックの育成に励んでいる。

来年度以降の育成事業のために、 10月18日(火)午前9時より、 READYFOR株式会社(代表取締役CEO:米良はるか

https://readyfor.jp/)が運営する日本初・国内最大級のクラウドファンディングサービス「READYFOR」にて寄付の募集を開始いたします。

目標金額は1,500万円(All or Nothing)で12月16日(金)23時まで寄付を募ります。

オーストラリアから到着した直後のニック

オーストラリアから到着した直後のニック

候補犬の育成は陽性強化を軸とする"ポジティブ・トレーニング"により進めます。 現在ニックは、 トレーナーやボランティアさんご自宅を中心に、 家庭内のマナーや、

毎日の散歩、 ホームセンターやショッピングセンターで、 外でも上手に歩くことを学んでいます。 また赤ちゃんやお子さん、

大人からご年配の方まで様々な年齢層の人と出会い、 人との触れ合い方を学ぶ “社会化トレーニング” も並行して進め、 病院、 ホスピス、

介護施設など特別なニーズがある場所で、 その場や、 その方にあったスキルが提供できるような練習も開始しています。 候補犬は、

それぞれの犬の良さを最大限に生かすため、 犬の個性や素質にあった進路を選びます。 ニックも今後、 トレーニングステージ毎に適性を見極めながら進路を検討し、

ファシリティドッグに進路が決まった場合は、 導入希望施設のニーズに合わせてトレーニングを完了し、 施設とのマッチングを図ります。

神奈川県立こども医療センターに隣接する「リラのいえ」で練習する様子

神奈川県立こども医療センターに隣接する「リラのいえ」で練習する様子

■ファシリティドッグ国内育成事業の支援団体について

○「歯の妖精TOOTH FAIRY(トゥースフェアリー)」プロジェクト

公益社団法人日本歯科医師会協力のもと、 日本財団が進める社会貢献プロジェクトです。 歯科医院で治療上撤去した冠(かんむり)などの金属をご寄付いただき、

リサイクルした資金で、 国内外で難病や貧困と闘う子どもたちの支援に活用しています。 寄付による支援に加え、 障害や難病のある子どもたちに対し、

ボランティア歯科医師による口腔ケアの啓発活動も行っています。 2015年度より計7ヵ年に渡って継続的なご支援をいただき、

ファシリティドッグ・プログラムの新規病院導入や普及啓発等に活用しています。

https://tooth-fairy.jp/

○SCジョンソン

SCジョンソンは、 革新的で高品質な製品、 卓越した職場環境、 そして環境や地域社会への長期的なコミットメントを目指すファミリー企業です。

米国に本拠地を置く同社は、 家庭用クリーニング製品、 家庭用収納用品、 エアケア、 害虫駆除、 シューケア製品、 およびプロ用製品の世界的な大手メーカーです。

GLADE(R)、 KIWI(R)、 OFF!(R)、 PLEDGE(R)、 RAID(R)、 SCRUBBING BUBBLES(R)、 SHOUT(R)、

WINDEX(R)、 ZIPLOC(R)などの有名ブランドを米国および海外で販売しており、 米国外ではAUTAN(R)、 BAYGON(R)、

BRISE(R)、 KABIKILLER(R)、 KLEAR(R)、 MR MUSCLE(R)、 RIDSECT(R)などのブランドを販売しています。

134年の歴史を持つ同社は、 全世界で約13,000人の従業員を擁し、 世界のほぼすべての国で製品を販売しています。

同社は2021年度より、 神奈川県エリアの事業をご支援いただき、 ファシリティドッグ・プログラムやシャイン・オン!コネクションズ等の活動に各種活用しています。

https://www.scjohnson.com/ja-jp

■シャイン・オン!キッズとは

小児がんや重い病気の子どもたちとそのご家族を心のケアのプログラムで支援。 ファシリティドッグ・プログラム(動物介在療法)、 ビーズ・オブ・カレッジ

プログラム(アート介在療法)、 キャンプカレッジ(小児がん経験者のコミュニティ運営)、

シャイン・オン!コネクションズ(オンラインで心のケアや学習支援アクティビティを提供)、

シャイン・オン!フレンズ(小児がん経験者のWEBコミュニティ)などを運営。 2006年設立、 2022年9月現在全国26病院にて活動中。

https://ja.sokids.org/

住所:東京都中央区日本橋本町 3-3-6 ワカ末ビル7階 Tel: 03-6202-7262

理事長:キンバリ・フォーサイス

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