目を終えた珠数を労い珠数に携わる全ての人々に感謝を捧げる法要。毎年11/23(祝)に赤山禅院にて行われます。

本年度は、一般の方も参拝いただけます。※状況により変更になる場合があります。 京都珠数製造卸協同組合では、 使わなくなった念珠、

珠数を供養する「珠数供養」を毎年11月23日(祝)、 京都市・修学院にある天台宗総本山、

比叡山延暦寺の塔頭「赤山禅院(せきざんぜんいん)」にて執り行っております。

例年、 紅葉の時期に開かれるこの会では、 天台宗の修行の中でも随一の厳しさと言われる千日回峰行を満行した大阿闍梨による加持祈祷などを行い、

全国各地から寄せられた念珠、 珠数を供養します。

珠数供養 ~じゅずくよう~

毎年11月23日(祝)に赤山禅院にて行われます。

珠数を使用してきた人や珠数の製作に関わる職人たちが感謝の気持ちを持って見守る中、 大阿闍梨によって丁寧にお焚き上げされます。 毎年、 何千、

何万という数の珠数がこの日に供養されます。

使われることのなくなった念珠、 珠数は、 そのまま捨ててしまうのではなく、 然るべき扱いを選ぶのが一般的です。 「珠数供養」での供養をご希望される場合は、

当日にご持参いただくか、 お近くの珠数取扱店にお問い合わせの後、 ご依頼ください。 また、 赤山禅院では郵送も受け付けております。

ご供養料を添えて下記までお願いいたします。

【赤山禅院】 〒606-8036京都市左京区修学院開根坊町18

珠数供養

珠数供養

赤山禅院 ~せきざんぜんいん~

赤山禅院は平安時代の888年に、 日本の仏教において大きな役割を果たした祖師の一人、 「慈覚大師

円仁(えんにん)」の遺命によって創建された天台宗総本山・比叡山延暦寺の塔頭です。

参道の紅葉のトンネルが見事な紅葉の名所として知られ「もみじ寺」とも呼ばれ、 比叡山の千日回峰行とも関わりが深いお寺として、 また、

都七福神の福禄寿の寺としても有名です。

円仁(794年~864年)は、 838年、 遣唐使船で唐に渡り、 苦労の末に天台教学を修めました。 その行程を守護した赤山大明神に感謝し、

赤山禅院を建立することを誓ったとされます。 帰国した円仁は、 第三世の天台座主(てんだいざす/延暦寺の僧職の最高位)として天台密教の基礎を築きましたが、

寺院建立の念願を果たすことはできませんでした。 その遺命を受けた第四世天台座主・安慧(あんね)によって開創されて以降、 1100年以上もの時を経て、

数々の由緒が重なり、 様々な信仰を集めています。 また、 天台宗の修行の中でも随一の荒行と知られる「千日回峰行(せんにちかいほうぎょう)」の行程に含まれるなど、

その関わりは深く、 住職は千日回峰行を満行した大阿闍梨がつとめております。

ところ:〒606-8036京都市左京区修学院開根坊町18

電話:075-701-5181

アクセス:※駐車場はございません。 公共交通機関をご利用ください。

地下鉄烏丸線「松ヶ崎」下車、 タクシー7分

叡山電車「修学院」下車、 徒歩20分またはタクシー5分

市バス 5、 31、 65系統/「修学院離宮道」下車

北8系統/「修学院道」下車、 徒歩15分

もみじ寺

もみじ寺

大阿闍梨による“ご祈禱”と“お加持”から、 珠数の“お焚き上げ”

お堂の中で当行満阿闍梨によるご祈禱から始まり、 護摩木が焚かれ、 無病息災、 商売繁盛等々、 皆様の幸せをお祈りされます。 その後、 案内に従って手の指を組み、

頭を下げて待つと、 大阿闍梨より一人一人にお加持をいただきます。 長年の務めを終えた珠数を、 大阿闍梨が焚上げ、 供養されます。 関係者や信者のみならず、

紅葉見物の観光客も加わり手を合わせます。 ※状況により変更になる場合があります。

お加持

お加持

お堂でのご祈祷

お堂でのご祈祷

お焚き上げ

お焚き上げ

地域ブランド『京念珠(R)』について

京都は、 平安建都から東京遷都にいたる一千年以上に渡って、 日本の首都機能を担ってきました。 明治維新で政治的機能が東京に移されましたが、

宗教的な首都機能は残され、 今もなお、 日本仏教の中心の地位を占めています。 その歴史的地域特性によって育まれたのが「京念珠(R)」です。 また、 近世以降、

京都は全国有数の絹織物の生産地、 集散地でもあり、 念珠の主要材料である絹糸を容易に入手することが出来たことが、 その成立を支えた要因として挙げられます。

市場の成熟には、 京都の街に息づく伝統産業の分業体制が重要な役割を果たしました。 「京念珠(R)」の市場は、 宗派、 寸法、

材質等の掛け合わせた多品種少量生産が求められる分野です。 多岐にわたる念珠の材料の供給や部位の生産は、 分業体制なくして実現することは出来なかったでしょう。

職人たちは、 その高度に整備されたネットワークの中で、 伝統的製法を保持、 発展させてきました。 「京念珠(R)」は、

まさに京都の街の歴史的地域特性を示す「ブランド」なのです。

京念珠製造師

京念珠製造師

地域ブランド 「京念珠(R)」:特許庁に商標登録された京都珠数製造卸協同組合の伝統工芸品

平成19年4月6日に「京念珠(R)」の商標登録(地域団体商標:登録第5038201号)を収得しました。

京都珠数製造卸協同組合について

京都の珠数職人たちが技術研鑽し、 伝統的製法を保持してきた念珠(珠数)の品質、 培ってきた技術・知識を、 後生に伝える活動をしております。

ロゴ

ロゴ

【概要】

組合名:京都珠数製造卸協同組合

所在地:〒600-8305 京都市下京区東若松町 土屋念珠店内 組合事務局

理事長:中野 恵介

事業内容: 珠数製造卸、 伝統的製法の継承、 啓発活動

設立: 昭和14年6月

HP:

https://kyonenju.or.jp

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