＜カール・ハンセン＆サン新作情報＞ボーエ・モーエンセンによるAsserboシリーズを復刻

2022年11月29日

＜カール・ハンセン＆サン新作情報＞ボーエ・モーエンセンによるAsserboシリーズを復刻 2022年11月発売スタートカール・ハンセン & サンは、

1961年にボーエ・モーエンセンが自身の別荘用にデザインしたAsserbo（アッセルボ）シリーズを復刻し、 2022年11月より発売をスタートします。

ボーエ・モーエンセンのAsserboシリーズは、濃色のオイルを纏った頑丈なユーカリ材のテーブルとベンチで構成されています。各部材の角は丸みを帯び、ジョイント部分には艶消しの真鍮ビスが使用され、かっちりとした印象の一貫性のあるスタイルが特徴で、シェーカースタイルを意識しながらも親しみやすい表情を湛えています。ベンチのバックレストは、固定式もしくは壁面取り付け式から選択が可能で、レザーやファブリックのクッションのご用意もあり、自分だけのスタイルを作り出すことができます。

オリジナルはパイン材で製作されましたが、家具の美しい表情をできるだけ長く保てるよう、今回の復刻においては、硬質で穏やかな木目と、節の少ないことで知られる赤褐色のユーカリ材を採用しました。持続可能な森林で育てられ、育成の早いユーカリを使用しています。

ボーエ・モーエンセンは、デンマークのモダニズム運動において最も重要な役割を果たした家具デザイナーの一人としても有名です。モーエンセンは、既存の芸術的なアイデアに基づいて家具をデザインしたことはないと言われています。その代わりに、モーエンセンのデザインは自身が「ワークショップ」と呼ぶ手法に基づいたものであり、利用価値の高い家具を生み出そうと試みました。Asserboシリーズは、デンマークのアッセルボにある別荘にも置けるものを作りたいという、モーエンセン自身のニーズを満たすためのものでもありました。

Asserboシリーズには、さまざまな面で、ボーエ・モーエンセンがデンマークのデザインの巨匠、コーア・クリントをいかに尊敬していたかが表現されています。モーエンセンは身近なインテリアデザインの文化を大切にしながら独自のデザイン言語を創造しましたが、その一方で、デザインの出発点を人間のプロポーションに置き、良い家具は視覚的な落ち着きと堅実な機能主義を表現するべきであるというコーア・クリントの考えにも深い感銘を受けています。それは、モーエンセンが素材にすべての表現を任せたAsserboシリーズの、すっきりとした外観と力強い構造でも明確に強調されています。

* カール・ハンセン & サンのCEOクヌード・エリック・ハンセンのコメント

「ボーエ・モーエンセンは人を第一に考え、何世代も持つようなデザインを追求しました。Asserboシリーズは、その好例です。」

そして、次のように続けます。「堅牢な美しさが映えるAsserboシリーズは、個人の別荘だけでなく、レストランや公共のスペースにも理想的です。」

* BØRGE MOGENSEN ボーエ・モーエンセンプロフィール (1914 -1972)