一般社団法人隠岐ジオパーク推進機構は株式会社M&Companyと共に、隠岐のサステナブルツーリズムを担うローカルガイドを通した豊かな旅の創出に取り組みます。

島根県隠岐郡のDMO、一般社団法人隠岐ジオパーク推進機構(代表理事:池田高世偉)と、株式会社M&Company(代表取締役:白石達史)は、隠岐諸島で活躍するローカルガイドの活動の幅を増やす体制づくりと、中長期的に島の観光価値を高める事業推進を目的に業務委託契約を締結しました。

約600万年前の火山活動により形成された隠岐は、島前(海士町、西ノ島町、知夫村)と島後(隠岐の島町)の有人4島を含め約180の島々から成り立つ離島です。2013年に「世界ジオパーク」に認定されたこの地では、地球上でこの地域でしか見られない独特の生態系や、かつての火山活動が大地に刻んだ痕跡を見つけることができ、また日本の歴史や考古学上でも重要な場所として知られています。

隠岐を形成してきた歴史の長さと、圧倒的な自然のスケールを肌で感じられるスポットも多数点在し、現在各島ではジオツーリズムを体験する案内人として多数のローカルガイドが活躍しています。

隠岐ジオパーク推進機構は、これまでにガイド養成講座の開催や、ジオガイド認定制度などを行ってきましたが、今後は「持続可能なツーリズム」を柱にローカルガイドとの連携を進めていく予定です。彼らの活躍の場を広げることを目的に、国内外の個人旅行者向けにガイドツアー事業を手掛ける株式会社M&Companyと業務提携し中期計画の策定を進めます。

ユネスコ世界ジオパークである隠岐諸島では、島のあらゆる場所に豊かな観光資源を見つけることができます。これまでは、できるだけ多くの観光客を受け入れることが目的で、目の前に見えているものを見学をするだけでも十分だったかもしれません。これからは、隠岐の自然遺産や受け継がれてきた人々の営みをただ消費するのではなく、より深い知的好奇心を持つ国内外の旅人を受け入れ、彼らのニーズを満たすガイドツアーを通して地域と旅人双方の文化交流を進めることが重要だと考えています。

まち歩き、シーカヤック、サイクリング、トレッキング。いずれも、島民でもあるガイドが自分たちの住む場所の魅力を伝えるために取り組むものです。島民にとっては日常にある豊かな地域資源も、旅人にとっては新しい発見の連続です。これからの隠岐は、ガイドツアーを通して旅を豊かにすることを目指します。そしてその活動が、持続可能な地域へと発展できる地域活動につながると考えます。

■一般社団法人隠岐ジオパーク推進機構について

2022年4月1日に(一社)隠岐ユネスコ世界ジオパーク推進協議会と隠岐観光協会が合併し、観光地域づくり法人「(一社)隠岐ジオパーク推進機構」を設立しました。当機構では4島広域組織の合併により、ジオパークを基盤とした観光振興を推進するとともに、より効果的な組織運営を行います。これまで、両組織が担ってきた環境・教育・観光の3つの領域の発展・振興を引き続き担いつつ、3領域にまたがる事業を積極的に行うことにより、DMOが目指す隠岐諸島の未来像「社会・経済・環境の三方良し」の実現を図ります。

■株式会社M&Companyについて

バーチャルツアーとリアルツアーで日本の楽しみ方を伝える「JAPONISME(ジャポニスム)」を展開。これまでにVIPゲストを含む2500名以上をアテンドし、ガイドツアーを通して地域の本質的な価値を伝えている。観光庁「世界水準のDMO形成促進事業」「広域周遊観光促進事業」外部専門人材への選出、JR東日本や国際協力機関とのツアータイアップなど多数協業実績あり。また、通訳ガイド視点での観光事業参画やホスピタリティ向上を目的としたスキルアップ研修を実施し、ガイドの質を高めることで旅先の満足度を上げることを念頭に事業を推進している。

■参考 隠岐ユネスコ世界ジオパークとは

ユネスコの正式事業となっている「ユネスコ世界ジオパーク」は、ひとまとまりの地域を指し、その地域では、国際的にみて重要な地質遺産や景観が、保全・教育・持続可能な開発という総合的な観点から管理されます。隠岐ユネスコ世界ジオパークでは、単に貴重な地質資源が見られるだけではなく、何億年も続いている「大地の成り立ち」、その大地の上に育まれた「独自の生態系」、今日まで受け継がれてきた「人の営み」を、ひとつの物語として知ることができます。

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