直木賞候補&2冠! 凪良ゆう『汝、星のごとく』本年度、最高で最愛の物語をこの年末年始に。

凪良ゆう『汝、星のごとく』本年度、最高で最愛の物語をこの年末年始に。

正しさに縛られ、愛に呪われ、それでもわたしたちは生きていく。本屋大賞受賞作家が紡ぐ最高傑作、11万部突破! 発売前から大絶賛&大注目を集めた『汝、

星のごとく』が、 第168回直木賞候補作に選出、 同時に「王様のブランチBOOK大賞2022」、 「キノベス!2023」第1位も獲得! 読了後、

胸を打たれ誰かと語り合いたくなる――年末年始のお休みに、 今年を代表する傑作小説をお読みください!

『流浪の月』(東京創元社)で第17回本屋大賞を獲得した凪良ゆう氏の最新作『汝、星のごとく』が第168回直木賞にノミネートされました。さらには「王様のブランチBOOK大賞2022」受賞、「キノベス!2023」第1位も獲得!

他にも数多のランキングで上位ランクインとノミネートを重ねており、今年度最注目の一冊となっております。

(『王様のブランチ』はTBS系毎週土曜あさ9時30分より生放送)

〈『汝、星のごとく』のここまでのランキング・ノミネート歴を一挙ご紹介!〉

第168回 直木賞候補

2022王様のブランチBOOK大賞

キノベス!2023 第1位

ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2022 第3位

今月の絶対外さない! プラチナ本 選出(「ダ・ヴィンチ」12月号)

第2回 本屋が選ぶ大人の恋愛小説大賞 ノミネート

未来屋書店大賞 第2位

ミヤボン2022 大賞受賞

Apple BOOKS 2022年 今年のベストブック(フィクション部門)

本作は閉塞感漂う瀬戸内の島に育った高校生の暁海(あきみ)と、自由奔放な母の恋愛に振り回され島に転校してきた櫂(かい)の約15年間を描いた一大スケールの物語です。二人が愛し合い、ぶつかり、そして人間として成長していく。恋愛のみならず人生そのものを描いた、まさに今年度最高傑作の物語。

「泣ける本が読みたい」「久々のゆっくりできる時間に小説が読みたい!」そんなあなたにぴったりの作品です。

本書に連なるスピンオフ中編「春に翔ぶ」が「小説現代」2022年10月号に掲載、また2023年にも新作スピンオフが発表されるなど、今後も『汝、星のごとく』から目が離せません。

〈作中にちりばめられた数々の名言にちなんだ、書店員さんたちのコメントをご紹介!〉

「愛と呪いと祈りは似ている。」

愛しいけれど憎い。そして呼吸をするように相手を思わずにいられないのが愛なのかもしれない。

(丸善ジュンク堂書店 津田沼店 安井理絵さん)

心に刺さったフレーズは、ありすぎるのですが、

「わたしは、愛する男のために人生を誤りたい。」は電流が走りました。

今年読んだ作品の中で一番心に響いた作品です。自分の中の言葉が感情に追いつけない。どんな言葉もこの作品でおこった気持ちにあてはめられない。全身全霊の魂がこもった傑作に自分の魂も引き込まれました。誰にもこの愛を否定させない。人間って愚かで、美しくて、愛しい。わたしは決してこの作品を忘れません。

(丸善ジュンク堂書店 滋賀草津店 山中真理さん)

「自分を縛る鎖は自分で選ぶ」

どんな状況であろうと自分を卑下せず、真っ直ぐな言葉にしびれました

(紀伊國屋書店 新潟店 片浜明子さん)

「正しさなど誰にもわからないんです。だから、きみももう捨ててしまいなさい」

というフレーズが心に残っています。他の誰かが、批判や非難を振りかざし世間一般の「正しさ」を説いても、それが当人にとっての正解であるとは限りません。自分が公開せずに選んだ道こそ、本当の「正しさ」ではないかと深く感じました。この一文は、まさに心の呪縛を解き放つ魔法の言葉。わたしの心にかかっていた「固定観念」というもやが、浄化されるようでした。これからもずっと心に抱いていきたい。大切な光のような言葉です。

(紀伊國屋書店 福岡本店 宗岡敦子さん)

〈書誌情報〉

凪良ゆう『汝、星のごとく』

――わたしは愛する男のために人生を誤りたい。

風光明媚な瀬戸内の島に育った高校生の暁海(あきみ)と、自由奔放な母の恋愛に振り回され島に転校してきた櫂(かい)。ともに心に孤独と欠落を抱えた二人は、惹かれ合い、すれ違い、そして成長していく。生きることの自由さと不自由さを描き続けてきた著者が紡ぐ、ひとつではない愛の物語。

――まともな人間なんてものは幻想だ。俺たちは自らを生きるしかない。

〈著者情報〉

凪良ゆう(なぎら・ゆう)

京都市在住。2006年にBL作品にてデビューし、代表作に’21年に連続TVドラマ化された「美しい彼」シリーズなど多数。’17年非BL作品である『神さまのビオトープ』(講談社タイガ)を刊行し高い支持を得る。’19年に『流浪の月』と『わたしの美しい庭』を刊行。’20年『流浪の月』で本屋大賞を受賞。同作は’22年5月に実写映画が公開された。’20年刊行の『滅びの前のシャングリラ』で2年連続本屋大賞ノミネート。本書は約2年ぶりの長編となる。