新病院「ジャパンハートアジア小児医療センター」開設決定。貧困層に無償治療を行う、アジアの新たな高度医療拠点へ

国際医療NGOである特定非営利活動法人ジャパンハート(東京都台東区 理事長:吉岡春菜)は、

カンボジアの首都プノンペンに新たな医療拠点「ジャパンハートアジア小児医療センター」を開設することを決定しました。 国際的な病院として、

拠点外の国からも患者を受け入れることを前提に施設を構えるのは、 団体初となります。

当院のテーマは、「命の格差をなくす、アジアの高度医療拠点」。東南アジア圏を中心に、貧困層の病気の子どもへ無償治療を提供する小児総合医療センターとして開院します。

ジャパンハートが強みとする小児がんにおいては、先進国と途上国の生存率が80%対20%であり、サバイバルギャップが深刻な病気の一つです。このような医療格差をなくすためには、現在の拠点病院よりもさらにキャパシティの大きい新たな施設が必要となるため、このたびの開設が決定しました。

現在運営している「ジャパンハートこども医療センター」は、カンボジアのカンダール州ウドン地区で2016年に開院した(※)病院です。そこでは、命の危機に瀕した子どもをはじめ、全土から連日多くの患者が来院する一方、キャパシティやアクセス面が課題となっています。

そこで、新たに拠点を都心に構えることでこれらの課題を解決し、

より多くの助かるはずの命を救い、いずれは他国からの小児患者も積極的に受け入れる、アジアを代表する国際的な医療センターを目指します。

※2016年に開院した前身の「ASIA Alliance Medical

Center(ジャパンハート医療センター)」から、小児医療強化のため小児病棟を増築したことを機に、2018年「ジャパンハートこども医療センター」として設立。小児固形がんの治療実績数は、日本国内有数の小児がん拠点病院を上回る。

なお、新病院建設にあたり、非営利組織に対して寄付募集・決済・支援者管理サービス「congrant(コングラント)」を提供するコングラント株式会社(大阪府大阪市西区

代表取締役:佐藤正隆)と提携し、共同プロジェクトを発足しました。同社が展開するサービスやサポートを受けながら、両者でファンドレイジング活動に取り組みます。

そして本日、新病院の支援企業・団体に向けた特設サイトをオープンしました。サイトは一般公開しており、この「命の格差をなくす」ための医療支援活動に賛同し、共に先進国と途上国での「サバイバルギャップゼロ」を目指すパートナーを募集しています。

<特設サイト>

https://japanheart-hospital.org/

【特定非営利活動法人ジャパンハート(国際医療NGO)】

「医療の届かないところに医療を届ける」を理念に、国内外で無償の医療活動を行う認定NPO法人。1995年に小児外科医・吉岡秀人が単身ミャンマーで活動を開始して以来、現在はカンボジアやラオスなど東南アジアの開発途上国で、小児がん手術などの高度医療を含む治療を年間約25,000件実施しています。国内では、離島・へき地への医療者派遣、災害被災地への緊急救援活動を展開。国際連合UNIATF

Award 2020を日本から唯一受賞。第5回ジャパンSDGsアワードでSDGs推進副本部長(外務大臣)賞受賞。

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