動物用再生医療支援サービスを提供するJ-ARM社との資本業務提携を締結

社長:杉本雅史)は、 さらなるウェルビーイングな社会の実現を目指し、 伴侶動物(以下、 CA※)の健康をもサポートするコンパニオンアニマル事業において、

動物用再生医療支援サービスを提供する株式会社J-ARM(本社:大阪市、 代表:竹根幸生、

以下「J-ARM社」)と1月26日付で資本業務提携を締結しましたのでお知らせいたします。 本提携により、

既存技術では治療が難しい疾患に対する再生治療法の確立ならびに、 当社の再生医療技術による獣医療への貢献を目指します。

本事業は生活に身近な「未病(セルフケア)」から、 再生医療による「治療(プロフェッショナルケア)」までの幅広い領域をカバーし、 当社がヒトで目指すことと同様に、

動物においても予防・未病~治療まで、 生涯を通したライフステージの健康をサポートしてまいります。 ※CA=コンパニオンアニマル。 伴侶動物のことを指します。

* 出資の背景・目的

当社はロートグループ総合経営ビジョン2030「Connect for

Well-being」を掲げ、再生医療事業や食事業にも領域を広げながら、ウェルビーイングな社会の実現を目指し、さまざまな取り組みを行っています。CAはヒトにとってかけがえのない存在であることから、CAの幸せはCAのみにとどまらず、ヒトのウェルビーイングにもつながるという考えのもと、これまで培ってきた研究力やネットワークを応用し、CAの健康をサポートする新事業を2022年11月より開始しました。

CAの治療領域においては、ヒトと同様に、神経・脊髄疾患や心疾患、肝疾患、腎疾患、自己免疫疾患など今の技術では治療が難しい病気がまだまだ存在するという現状があります。当社の再生医療に関する技術とJ-ARM社が取り組む動物の再生医療を連携させることで、このような疾患に対する有効な治療法開発などの課題解決が期待できます。

* 提携の内容

J-ARM社は動物病院向けの細胞治療・再生医療導入支援事業を進めており、獣医療領域において多くの実績があります。当社のヒト領域で培った、高品質で安定的な培養技術や無血清培地開発などの再生医療の技術と掛け合わせ、具体的には細胞培養キット事業、培養細胞の解析サービスへの関わりや、無血清培地の提供などから協業を始めます。

資本につきましてはJ-ARM社が新規発行する株式を取得する形で出資予定です。本件が当社の2023年3月期の連結業績に与える影響につきましては軽微であり、今後公表すべき事項が生じた場合には速やかにお知らせします。

* J-ARM社について

会社名 株式会社J-ARM

代表者 竹根 幸生

所在地 大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋5-9-27 ラ・ルーチェ阿倍野 201

設立 2006年4月

URL

http://j-arm.biz/

事業内容 細胞治療・再生医療導入支援、培地・培養技術(細胞培養)の研究開発