都府城陽市にて障がいがある児童・生徒の登下校をサポートする『通学支援サービス』を7月1日開始

校外学習や実習でスクールバスに乗ることができない日など、イレギュラー時の保護者付き添い負担を軽減

特定非営利活動法人ゆう・さぽーと(所在地:京都府城陽市、代表:中野 裕介、以下:NPO法人

ゆう・さぽーと)は、障がいがあるお子さんの安定した学校生活を保障する為、公的福祉サービスでは認められにくい通学支援について開始します。城陽市において、障がいがある児童・生徒の登下校にサポートが必要になった場合は市の福祉課において協議して移動支援等の公的福祉サービスで対応していますが、利用が認められないケースもあります。保護者が仕事を休んで対応しなくても良いように新サービスを開始しました。

特定非営利活動法人ゆう・さぽーとHP:

https://www.yusapo.com/ []

1. 通学支援サービス概要

当法人が行う通学支援サービスの概要は以下のようになります。

⑴ 利用対象者

・ 城陽市民の学齢期のお子さん

・ 公的福祉サービス(移動支援等)での通学支援が認められない方

⑵ 利用時間

・ 7:00~10:00の間(左記時間以外は要相談)

⑶ 利用料金

類型

時間

月2回まで

月3回目以降

1. 移動支援(身体介護伴わない)に該当

1時間以内

500円

1,500円

以下、30分ごと

150円

300円

2. 移動支援(身体介護伴う)に該当

1時間以内

700円

2,100円

以下、30分ごと

250円

500円

3. 行動援護に該当、医療的ケアの対応

1時間以内

1,000円

3,000円

以下、30分ごと

500円

1,000円

1. 行動援護とは、通学中の行動において、強いこだわりや衝動的な飛び出し、自傷・他害・大声等を伴うことに対して、何らかの支援が必要な場合に該当。

2. 医療的ケアとは、通学中の移動において喀痰吸引等の医療的ケアが必要な場合に該当。

3. 移動支援(身体介護伴う)とは、通学中の移動において食事・排泄・移動等に直接介助又は必要な支援を行う場合

4. 移動支援(身体介護伴わない)とは、上記の対応が必要ない場合

【法人会員割引】

当法人の正会員・賛助会員の方は入会口数により利用回数上限までの利用料金が無料となります。

入会種別

無料利用 回数

賛助会員(1口2,000円)

年間5回

正会員(1口3,000円、入会金2,000円)

年間7回

会員口数割引(正会員2口以上)

年間15回

・会員期間は毎年度末(3月30日)まで

・利用後に入会された場合でも、支払済利用料の返還はできません。

⑷ 支援内容

・自宅等から学校や校外学習・実習先等への移動の付き添い、必要な支援、介助等を行います。

・移動手段は、電車やバス、タクシー等の公共交通機関利用となります。(当法人車両による移送はありません)

・公共交通機関等の交通費は実費必要となります。利用者本人に加えてヘルパー分もいただきます。

⑸ 利用方法

・利用をご希望の方は、当法人まで電話連絡をお願いします。

・利用希望日やお子さんの状態、通学ルートなどの確認をさせていただき、サービス概要を説明させていただきます。

・利用契約を交わした後に利用開始となります。

・利用希望日の概ね1ヶ月前頃にご連絡下さい。直前の連絡になると日程調整が難しくなります。

⑹ その他

・移動支援、行動援護等の公的福祉サービスの利用が可能な場合は、そちらを優先利用していただきます。

・当事業所のヘルパー体制の都合で希望日に対応できない事もあります。

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2. 通学支援開始の背景

城陽市の障害福祉を考える城陽市障がい者自立支援協議会サービス調整部会の場で、宇治支援学校の教員の方から「校外実習、進路実習などでスクールバスに乗車せず、いつもより登校時間が遅くなる日に保護者が仕事を休んで登校の対応をするケースが多く、困っている保護者も多い」と聞きました。隣市の宇治市ではレスパイトサービスという独自の福祉サービスが安価で提供されており、城陽市においても同様のサービスが望まれていることも知りました。当法人は障がいがある児童・生徒の通学支援を公的福祉サービスで対応を行うこともありましたので、もっと多くの方の通学支援を行うことができないかと考え、独自のサービスを考え始めました。

独自サービスを考える中で以下の課題が挙がりました。

【課題】

・利用者にとって使いやすく安価であり、事業者にとって継続可能なサービス利用料金の設定

・継続的にサービス提供体制を整えること

・様々なケース(障がい、疾病、家庭状況等)に対応できること

・ 公的福祉サービス(移動支援、行動援護等)との住み分け。どのようなケースは公的福祉サービスの利用になるのか知っておくなど行政との連携。

これらの課題を解決するため、行政や学校、障害福祉関係機関への聞き取り調査等を行い、法人内で協議を重ね、割引価格や当法人会員限定の特典などを考えました。今後、サービス提供を続ける中で改善していく予定にしています。

3. 公的サービスでは対応できないニーズ解決にNPO法人ゆう・さぽーとが取り組む理由

NPO法人ゆう・さぽーとは、障がいがある方とともに、当たり前で彩りある暮らしを作り出すことを理念に活動しています。当法人は城陽市とともに「障がい者地域で安心して暮らせる街づくり」を目指して、城陽市障がい者自立支援協議会へ参画し、行政と協働で地域課題の解決のために活動をしています。

地域の特別支援学校から「通常時ではなく、校外実習などの登校時間が変わる際に、通学の付き添いが難しい保護者の声を聞くことが多い」と聞き、通学支援の一つの選択肢を作るために当法人ができることを考えました。元々、公的福祉サービスである移動支援等の利用を通じて通学支援の実践はありましたので、支援のノウハウを活かし、移動支援が利用できないケースについても同様の支援が受けられるようにしていければと思います。

4. 今後のビジョン

2023年7月からサービス提供を開始し、利用契約者を募ります。通学支援の実践の中で生まれる課題をまとめ、今年度末に事業の評価を行います。利用料金や割引プランなどが使いやすいものであるか、事業継続が可能であるかなどの評価を経て、次年度の事業計画を行います。

まずは城陽市の通学支援を希望される多くの方に利用していただき、障がいがある児童・生徒の方が安心して通学できることを体験され、保護者の安心につながるように支援を行います。そして、城陽市福祉課と情報共有しながら、より良い福祉サービスを継続的に提供できるように努めていきたいと考えています。

【団体概要】

団体名:特定非営利活動法人ゆう・さぽーと

所在地:京都府城陽市枇杷庄島ノ宮20番地21

代表: 理事長 中野 裕介

設立: 2011年11月22日

事業内容:

HP:https://www.yusapo.com/

https://www.yusapo.com/

【問い合わせ先】

特定非営利活動法人ゆう・さぽーと 理事長 中野 裕介

Mail:[email protected] TEL:0774-26-3007

【報道関係問い合わせ先】

特定非営利活動法人ゆう・さぽーと 理事長 中野 裕介

TEL:0774-26-3007 MAIL:[email protected]

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