株式会社ファンケル 島田和幸社長  新入社員への訓示

世の中の変化に合わせて「不」の解消を 株式会社ファンケルは2024年4月1日午前11時00分から、入社式を行いました。グループの新入社員83人に対して代表取締役

社長執行役員 CEO 島田和幸(写真)が以下の訓示を行いました。 【代表取締役 社長執行役員 CEO 島田和幸の訓示】

皆さん、入社おめでとうございます。

今年は83人の新入社員を迎えました。会社を取り巻く環境は大きく変化しています。コロナ禍の3年は、皆さんも大変な苦労をされたと思いますし、就職活動も大変だったと思います。やっとコロナ禍が明け、人の動きも活発になる一方で、国際情勢は分断と長引く紛争によって緊迫した状況が続いています。私たちの未来は、ますます見通すことが難しくなってきました。

ファンケルでは、世の中の変化を捉えて会社を変革させようとしています。皆さんはこのようなタイミングで社会人人生が始まります。人生100年時代、これからが本当の学びのステージです。社を挙げて歓迎し、皆さんに期待しています。

■ファンケルの存在意義、強み

ファンケルは1980年に無添加化粧品から創業し、1994年にサプリメント事業を開始しました。従業員数は3,226人、女性管理職比率は48.5%、障害者雇用率は4.53%(いずれも2024年3月末時点)です。男女や国籍の違いがなく、従業員皆が同じ条件でいきいきと働いている会社です。

ファンケルの創業理念は、「正義感を持って、世の中の『不』を解消しよう」。経営理念は「もっと何かできるはず」。

世の中の「不」を解消し続けることが私たちの存在意義です。

そして、ファンケルグループが実現したい「不」の解消として、「お客様の美しさと健やかさを、一生涯、寄り添って支える企業でありたい」という想いがあります。これを実現していきます。

ファンケルの強みは、高品質な製品を自らが研究開発、生産、商品企画、広告、販売、サービスと「製販一貫体制」であることです。つまり「独自価値の高い製品」と「通販と店舗の両方で、直接お客様につながっている」ということです。

無添加化粧品やサプリメントにおいて、親子や三世代でご愛用いただくなど、幅広いお客様から愛されるブランドがあります。そして、お客様をはじめ多くの周囲の方々から、「ファンケルはいい会社」だと言っていただけることが、当社の何よりの強みです。

■今年が転換点

ファンケルグループの目指す姿「VISION2030」は、「世界中をもっと美しく、ずっと健やかに。そして世界中で愛される企業に」です。

ファンケルは今年が転換点です。世の中が大きく変化する今、私たちが解消すべき「不」はたくさんあります。

その先の未来を起点に考え、多くの挑戦をすることで、必ず明るい未来が待っています。

現在、当社では若手社員が活躍しています。デジタル化が進む中、ライブショッピングやSNSの活用で、デジタルマーケティング部門など、入社数年のデジタルネイティブの先輩たちが活躍しています。皆さんにも大きな活躍の場があります。

最後に皆さんに期待することを3つお伝えします。

一つ目は、ファンケルの創業理念や経営理念、製品、お客様のことをしっかり知ること。

会社はそれぞれ個性を持っています。この個性を体感してほしいです。そして、ぜひ愛用製品を見つけてください。

二つ目は、ここで出会った「同期の仲間」を大切にしてください。仲間がいるから、ライバルがいるから頑張れます。

そして三つ目は、今日からファンケルの一員という自覚を持ってください。

今日から一人ひとりが「ファンケル」という看板を背負っています。人に意地悪をせず、約束を守り、そして「まずやってみる」こと。結果を恐れず挑戦し、経験を積んでください。

皆さん、入社おめでとうございます。これから、一緒に頑張っていきましょう。

以上、私からのお祝いと激励の言葉とします。

(株)ファンケル 代表取締役 社長執行役員 CEO 島田和幸(前列中央)

(株)ファンケル 代表取締役 専務執行役員 山口友近(島田左)

(株)ファンケル 取締役 常務執行役員 管理本部 本部長 炭田康史(島田右)

ほかグループ新入社員83人