コロナ禍で多くの旅好きを励ました沢木耕太郎さん初の国内旅エッセイ『旅のつばくろ』が待望の文庫化、10月30日発売。本にまつわるエッセイ集も好評発売中!

株式会社新潮社は10月30日に、ノンフィクションライター沢木耕太郎さんの文庫最新刊『旅のつばくろ』を刊行します。

本書はJR東日本の車内誌「トランヴェール」の巻頭に連載されたエッセイをまとめたもの。単行本刊行直後に新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言が発出され、外出が大幅に制限されるなか、旅に出る代わりに本書を手にして下さった読者は数多く、電子書籍とあわせて4万人以上の旅を愛する方々の心を励ましました(沢木さん自身は、自粛期間を大型ノンフィクション『天路の旅人』の準備に費やし、少しも退屈しなかったとか……)。

代表作『深夜特急』で知られる通り、沢木さんは世界中を旅し続けていますが、その最初の旅は16歳の時の東北旅行でした。本書ではその少年時代の足跡を辿り、本州の「北の端」龍飛崎や太宰治の生家のある五所川原、宮沢賢治が愛した故郷・花巻のほか、絶景広がる軽井沢や兼六園などを歩き、意外にもはじめてとなる国内旅について綴ったエッセイ集となりました。なお、紙書籍と同日に配信開始となる本書電子書籍版には、単行本・文庫とも紙書籍には収録できなかった沢木さん撮影の写真が収録されています。

■試し読み、著者インタビュー

本作に収録されるエッセイ4編を当社ウェブサイトで試し読みすることができます。以下のURLからご覧ください。

https://www.shinchosha.co.jp/tsubakuro/#tsubakuro1

また、本作刊行時の著者インタビューもあわせてお楽しみください。中学3年生の時に船で大島を訪れたものの、怖くなってすぐに帰ってきてしまい、家族に笑われたという微笑ましいエピソードも語られています。

https://ebook.shinchosha.co.jp/nami/202005_06/

■書誌情報

【タイトル】旅のつばくろ

【著者名】沢木耕太郎

【発売日】2023年10月30日

【定価】605円(税込)

【装画・題字】横山雄

【ISBN】978-410-123535-6

【URL】https://www.shinchosha.co.jp/tsubakuro/#tsubakuro1

https://www.shinchosha.co.jp/tsubakuro/#tsubakuro1

■ブックエッセイ『夢ノ町本通り』も好評発売中!

沢木さんが本について綴ったエッセイを集成した単行本『夢ノ町本通り』も好評発売中です。沢木さんは〈腹ばいになって本を読んでいた幼年時代からずっと、私にとって本を読むことは「甘美な時間」だった〉と語る通り、本との出会いによって自らの人生を豊かにしてきました。無数の本との出会いを綴る豊潤な35編のほか、『深夜特急』の旅に出る直前に書いた単行本未収録エッセイ「書店という街よ、どこへ?」はファン必読です。

■著者略歴

1947年東京生れ。横浜国立大学卒業後、ノンフィクションライターとして出発し、雑誌を舞台に斬新な文体で注目を集める。1979年『テロルの決算』で大宅壮一ノンフィクション賞、1982年『一瞬の夏』で新田次郎文学賞を受賞。その後も『深夜特急』『檀』など今も読み継がれる傑作を発表し、2006年『凍』では講談社ノンフィクション賞、2013年『キャパの十字架』で司馬遼太郎賞、2023年『天路の旅人』で読売文学賞を受賞。そのほか長編小説『波の音が消えるまで』『春に散る』や、国内旅エッセイ集『旅のつばくろ』『飛び立つ季節

旅のつばくろ』など著書多数。