パッケージ型AI外観品質検査装置『JTGムジンダー』を発売

2024年2月28日

～自動化設備導入を諦めていた小規模製造業の工場でも品質検査自動化に貢献～

パッケージ型AI外観品質検査装置『JTGムジンダー』

製造業に向けAIを用いた品質検査の課題解決を推進する株式会社ＪＴＧ（代表取締役：清水康孝

所在地：愛知県名古屋市）は、新たにパッケージ化したAI外観品質検査装置「JTGムジンダー」を開発し販売を開始したことを発表致します。

日本の労働人口の減少が引き金となり、製造業の品質検査の現場でも検査品質の維持が課題となっています。有効であってもAIを利用した外観検査自動化は高額で導入ができないというお客様の課題に対して、当社は

AI外観検査自動化をパッケージ化する事で安価かつ短納期でのAI外観検査自動化を実現します。≪参考動画：

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昨今日本でも少子高齢化の加速と共に、製造業においても労働人口の減少が深刻化しています。特に品質検査の現場では熟練検査員の引退に伴い後進の検査員が育たない、検査員ごとによる検査品質のばらつきがあるなど、目視検査の課題は多く、外観検査自動化の需要が高まっています。AIを用いた外観自動検査は有効である一方で導入コストも高額になり、まだまだ導入のハードルが高いのが現状です。

当社ではAI外観検査の自動化の実現に向け、装置をパッケージ化する事で安価かつ短納期でのAI外観検査自動化を提案し、お客様に以下のメリットを提供します。

1. 安価な手置き検査手置き検査をパッケージとする事で専用設計を削減し安価な設備導入を実現

2. 品質安定化AIによる画像判定を実装し、検査員ごとの基準のばらつきを統一検査画像記録を残すことで、トレサビリティ（※１）に貢献

3. 省スペース無駄をそぎ落としコンパクトにすることで設置面積を削減 AC100V駆動により配置換えにも容易に対応

4. 高い汎用性コンベア上を流す事の出来る製品であれば上面検査が可能 NG排出機構はオプションより選択する事が可能

5. 時間のかかるアノテーション（※２）を自動化（特許出願中）検査対象製品の不良箇所をAIに教える作業を自動化する機能を搭載

（※１トレサビリティ：製品に不具合やトラブルがあった場合に原因を特定したり対策を講ずるために製品の生産過程を追跡する事、またはその仕組みの事。）（※２

アノテーション：AI外観検査において、AIが学習する際に画像のどこに不良があるかを指示する作業。

学習画像を確認し、不良が映っている箇所に印付けを行う作業を示します。）

今回発表する「JTGムジンダー」は、コンベア上にカメラ・照明を配し検査画像の取得を行い、AIによる画像検査を行う事で、検査員による目視検査と同等の検査を実施できるパッケージ型の手置きAI外観検査装置です。単純なコンベア方式とする事で、製品をコンベア上に置くだけでAIによる外観検査を実現します。また、不良を検出した際もコンベアを停止して不良を通知するほか、オプション選択で不良製品を排除する排除機構を選択する事で検査員は製品の投入に専念する事も可能にします。

無駄な機能を極限までそぎ落としコンパクトな形にする事で、これまで設備設置面積を確保できずに設備導入を諦めていた工場にもJTGムジンダーがあれば、AIによる外観品質検査の自動化を実現します。