メディカルネット、AIにより唾液から測定できるスキャンテスト乳がんの独占販売権を取得

2023年9月27日

CEO：平川大、以下「当社」）は、医療機関への遺伝子検査サービスの提供を行う株式会社ミルテル（本社：広島県広島市、代表取締役社長：加藤俊也、以下「ミルテル社」）のスキャンテスト乳がんの歯科業界における独占販売権を取得いたしましたので、おしらせいたします。

株式会社メディカルネット（本社：東京都渋谷区、代表取締役会長

【スキャンテスト乳がんとは】

スキャンテスト乳がんとは、乳がん患者で変化する唾液中の「ポリアミン」を解析して乳がんの早期発見をサポートする検査であり、下記の指標を測定します。

■唾液に含まれる複数種類のポリアミンを測定

■AIにより作成した独自アルゴリズムにより“現在乳がんに罹患している可能性”を判定

■リスク検査結果は低・中・高の三段階評価による乳がん罹患のリスク評価

■検査方法は液体クロマトグラフィータンデム質量分析装置（LC-MSMS）

日本における乳がん検診受診率は約40％と欧米の約70-80％と比較して非常に低く、日本の非検診受診者の受けない理由の１位は「受ける時間がない」が最多となります。また、その他受診しない理由として、「恥ずかしい」「痛い」などの理由も多く存在しています。

このような市場環境に対して、ミルテル社のスキャンテスト乳がんは「精度」と「手軽さ」に強みがあり、下記の特徴があります。

■唾液を専用容器にご自身で採取してそれを返信封筒に入れて弊社の検査ラボへ郵送いただくだけで検査結果を受けられます。

■気温等に左右されずに唾液を安定保存する技術があるため北から南どのエリアにお住まいでも手軽

にリスク検査が受けられます。

※採取した唾液は凍結して郵送という手間はありません。そのまま常温でポスト投函できます。

■唾液を採取する前日や当日の食事制限など煩わしさは殆どありません。

■がん患者の検体を使用した研究開発時のデータではAUCは0.9以上と非常に高い精度を誇ります。

【目的】

スキャンテスト乳がんは、口腔内の健康状態によって身近に潜む全身疾患の罹患リスクを明確にし、人々が安心して健康に過ごせる社会を作るための一手となります。

乳がんは、日本人女性の罹患数において最も多いがんであり、原因については様々な要因があるようでありますが、歯科業界における海外の研究では、歯周病に罹患した女性の乳がんリスクは２～３倍にまで高まることが言及されています。また、日本乳癌学会によると、乳がんの治療中は、薬物療法を行うと特徴的な口腔内症状が副作用として起きること、化学療法で感染しやすくなったときに歯肉炎などが発熱の原因になることがあるようです。

このような状況下においては、今後、より多くの生活者の皆様に定期的に歯科医院へメンテナンス受診いただくと同時に、歯科医師の先生方には積極的な医科歯科連携が必要となるでしょう。

当社は、上記の課題を解決するため、当社の強みである自費診療に特化した歯科医院の顧客基盤を用いてミルテル社のスキャンテスト乳がんを業界内に浸透させ、生活者の皆様及び歯科医師の先生方にとって健康で笑顔溢れる社会になるよう本件に取り組んでまいります。

【今後の展望】

今後は、唾液の状態から常に全身の状態が把握できるようになる世界を作り上げるため、当社はミルテル社との連携をより強固にし、研究開発を進めてまいります。

厚生労働省の調査によると、2065年には日本の総人口が9,000万人を割り込み、高齢化率は38％台の水準になると推計されております。これにより、政府は総就業者数を増加させるために健康寿命の延伸を目的とした「健康寿命延伸プラン」を策定しています。当社は、口腔の健康と全身の健康が深く関係していることが明らかになりつつある状況の中で、健康寿命延伸のためにより一層口腔内ケアを促進させる取り組みに着手し、世界中の人々が笑顔で健康に生活できるよう事業を推進してまいります。

また、本件取り組みの一環として、2023年９月29日(金)～10月１日(日)にパシフィコ横浜で行われる「第９回

ワールドデンタルショー2023」に出展するメディカルネットグループのブースにて、ミルテル社による特別セミナーを開催いたします。

お申込みの上、ぜひご参加ください。

テーマ

その患者乳がんリスクも高いかも？歯科医院での乳がんリスク検査導入のすすめ

日時

９月29日(金)14:45-15:00

９月30日(土)14:45-15:00

10月１日(日)14:30-14:45

開催場所

「第９回ワールドデンタルショー2023」於パシフィコ横浜

メディカルネットグループブース内（A-13・出展者セミナーC会場の隣）