サイエンティフィック・アドバイザリー・ボードを新設

サイエンティフィック・アドバイザリー・ボードを新設

Co-CEO直下で研究開発の深化と事業連携の強化を目指します

株式会社ユーグレナ(本社:東京都港区、代表取締役社長:出雲充)は、2024年1月からの新執行体制※1の下での研究開発の深化と研究・事業間の連携を強化するため、Co-CEOに対する諮問機関としてサイエンティフィック・アドバイザリー・ボードを新設したことをお知らせします。

※1 2023年12月22日プレスリリース

https://www.euglena.jp/news/20231222-2/

東京大学農学部発ベンチャー企業である当社は、2005年に世界で初めて微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の食用屋外大量培養技術の確立に成功して以降、バイオマスの5F※2の基本戦略に基づき、微細藻類ユーグレナやクロレラなどの藻類を活用した食品、化粧品等の開発・販売、バイオ燃料の開発・製造、藻類や未利用資源等を活用したサステナブルアグリテック事業等を推進しています。

当社の競争力を高めつつ多様な事業を更に成長させるためには、当社の原点である研究開発を一層深化し、蓄積した研究成果を事業に最大限に活かすことが重要です。今回、R&DセンターをCo-CEO直下の所管とすることで、研究・事業間の連携とガバナンスを強化するとともに、微細藻類を中心とする研究開発の深化とサイエンスベースの経営・事業運営を加速させる観点から、Co-CEOに対する諮問機関として、R&Dスペシャリストによるサイエンティフィック・アドバイザリー・ボードを新設します。

サイエンティフィック・アドバイザリー・ボードは、当社の創業者の一人であり、微細藻類ユーグレナの大量培養技術を確立し、これまで研究開発全般の責任者をしていた鈴木健吾、当社の技術顧問および専門役員CRO(非常勤)を務め、事業家として多くのベンチャー企業の技術を世に出してきた丸幸弘、そして、石垣島におけるユーグレナ等の微細藻類の培養・生産の責任者である中野良平の3名で構成します。R&Dスペシャリストとしての専門的、客観的、先進的な知見や見識に基づく助言および提言を活用することで、当社の研究開発の新規性・効率性・有用性の向上を図るとともに、研究成果の社会実装の更なる拡大を目指します。

※2

バイオマスの5Fとは、バイオマスには、重量単価が高い順にFood(食料)、Fiber(繊維)、Feed(飼料)、Fertilizer(肥料)、Fuel(燃料)の5つの用途があり、重量単価の高いものから低いものに順次事業を展開することで、バイオマスの生産コスト低減と利用可能性の拡大を推進する、という事業戦略

■サイエンティフィック・アドバイザリー・ボードメンバーのコメントおよびプロフィール<鈴木健吾>

私は、これまで微細藻類ユーグレナの研究をベースにした新規事業の提案や様々な研究機関との共同研究などを積極的に実施することで知見を蓄えてきました。この度の新体制においても引き続き、特にサイエンスの観点から新たな価値を提案ならびに価値創造に寄与して参りたいと考えております。

皆様の改めてのご支援、ご協力を心よりお願い申し上げます。

経歴:株式会社ユーグレナ 共同創業者 兼 エグゼクティブフェロー2005年東京大学大学院農学生命科学研究科

修士課程在学中に株式会社ユーグレナの設立に携わり、共同創業者の一人として研究開発の責任者を担当、2024年よりエグゼクティブフェローに就任。微細藻類の一種であるユーグレナの大量培養に関連した技術開発を中心に手掛ける。2016年、博士(農学)学位取得。2019年、博士(医学)学位取得。理化学研究所

微細藻類生産制御技術研究チーム チームリーダー、マレーシア工科大学 マレーシア日本国際工科院

客員教授、東北大学未来型医療創造卓越大学院プログラム特任教授(客員)を務める。著書に『ミドリムシ博士の超・起業思考』(日経BP)がある。

<丸幸弘>

ユーグレナ社の設立前から技術的議論を行い、設立から技術顧問として、ユーグレナ大量生産技術の確立と事業化をサポートしてきました。

2年間でCROとして研究所の改革を行い、研究開発型ベンチャー企業に必要な基本的なR&D体制を整え、組織化・仕組化を実行しました。この組織化されたR&Dで再度原点回帰をするべく、経営陣にもさらに多くのナレッジを提供し、変化に対応した事業開発の推進に寄与していきます。

経歴:株式会社リバネス 代表取締役 グループCEO兼 株式会社ユーグレナ サイエンティフィック・アドバイザリー・ボード東京大学大学院農学生命科学研究科

博士課程修了、博士(農学)。2002年大学院在学中に理工系大学生・大学院生のみでリバネスを設立。日本初「最先端科学の出前実験教室」をビジネス化。異分野の技術や知識を組み合わせて新たな事業を創る「知識製造業」を営み、アジア最大級のディープテックベンチャーエコシステム、テックプランターの仕掛け人。世界各地のディープイシューを発掘し、地球規模の課題解決に取り組む。主な著書に『ディープテックDeep

Tech世界の未来を切り拓く「眠れる技術」』(日経BP)、『知識製造業の新時代』(リバネス出版)など。

<中野良平>

2008年に入社して以来、ユーグレナ等の微細藻類の生産技術開発を磨くことに全力を注いできました。研究開発の現場、事業部、そして経営との重要なハブになる役割として、しっかりと職責を果たして参ります。

経歴:株式会社ユーグレナ R&Dセンター センター長 兼 八重山殖産株式会社 代表取締役 兼 株式会社ユーグレナ サイエンティフィック・アドバイザリー・ボード

東北大学大学院農学研究科 博士課程修了、博士(農学)。東京大学大学院農学生命科学研究科

博士研究員を経て、2008年ユーグレナ社へ入社。ユーグレナ生産設備を有する八重山殖産(株)の工場内に生産技術研究所を設立した2012年から石垣島に転勤移住。以降、当社のコアテクノロジーの一つである微細藻類の生産技術開発に尽力。

<株式会社ユーグレナについて>

2005年に世界で初めて微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の食用屋外大量培養技術の確立に成功。「Sustainability

First(サステナビリティ・ファースト)」をユーグレナ・フィロソフィーと定義し、微細藻類ユーグレナ、クロレラなどを活用した食品、化粧品等の開発・販売、バイオ燃料の製造開発、遺伝子解析サービスの提供、未利用資源等を活用したサステナブルアグリテック領域などの事業を展開。2014年より、バングラデシュの子どもたちに豊富な栄養素を持つユーグレナクッキーを届ける「ユーグレナGENKIプログラム」を、継続的に実施している。

https://euglena.jp

当リリースの詳細について

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000551.000036462.html

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