累計33万部「活版印刷三日月堂」シリーズの著者・ほしおさなえの新作は、「染織」が題材! 糸を染めて布を織る手仕事を通して〈生きる意味〉を描いた感動作

<何者でもないわたしにも、明日はやってくる>

累計33万部「活版印刷三日月堂」シリーズの著者・ほしおさなえが「染織」を通じて描く、生きる意味を失った女性が「生」と向き合う再生の物語。 『まぼろしを織る』書影

『まぼろしを織る』書影

書誌ページ>>

https://www.poplar.co.jp/book/search/result/archive/8008440.html

Amazon>>

https://amzn.to/3S2Tx7l

<暮らしの中に当たり前にあったのに、いつの間にかほかのものに置き換えられ、消えていこうとしているもの>を題材に、人の営みを描いてきた作家・ほしおさなえさんの最新作、『まぼろしを織る』を2024年1月17日、ポプラ社より刊行いたしました。

川越の小さな活版印刷屋「三日月堂」を舞台に、言葉と心の温かさを描いた感動シリーズ「活版印刷三日月堂」。

シリーズ累計は33万部を超え、第5回静岡書店大賞受賞、第9回天竜文学賞受賞、「読書メーター

オブ・ザ・イヤー2020」人気シリーズランキング一位など、大反響を呼びました。

著者のほしおさなえさんは活版印刷のほか、和紙や連句など、古くから伝わる手仕事を題材にしながら人の営みを描いてきた作家です。

本作では植物から糸を染めて布を織る「染織」を題材として、「人の生きる意味」という深いテーマに向き合いました。

<あらすじ>

母の死をきっかけに生きる意味を見いだせなくなった槐は、職も失い、川越で染織工房を営む叔母の家に居候していた。そこに、水に映る風景を描いて人気の女性画家・未都の転落死事件に巻き込まれ、心を閉ざしていた従兄弟の綸も同居することに。藍染めの青い糸に魅了された綸は次第に染織にのめり込んでいく。

ある日、槐の前に不審な男が現れ、綸が未都の最後の言葉を知っているはずだと言う。未都の死の謎を探りながら、槐は自分の「なぜ生き続けなければならないのか」という問いと向き合っていく――。

<著者プロフィール>

ほしおさなえ

作家。1964年東京都生まれ。1995年「影をめくるとき」が群像新人文学賞小説部門優秀作に。おもな著作に「活版印刷三日月堂」「菓子屋横丁月光荘」「紙屋ふじさき記念館」などの文庫シリーズがある。

* 実際の染織風景写真をカバーに使用

染織の様子が撮影された写真カバー

染織の様子が撮影された写真カバー

表紙写真は、染織ブランドatelier shimuraと服飾ブランドmatohuによる、植物染・手織の共同ブランド「hikariwomatou

光をまとう」の制作風景を、写真家・桑島薫さんが撮影したものです。

植物から色を貰い、染まった糸を手で織っていく瞬間が美しく切り取られています。

>>

https://www.hikariwomatou.jp/

* 読者からの声

〇ものが溢れる豊か過ぎる時代に圧され、そのままの自分を評価出来なくなった人たちが、ゆっくり、それぞれのペースで、寄りかかりながら濃密な時を生きていく。漠然とした不安から解放され、心が凪ぐ作品。(書店関係者)

〇「製糸は蚕の命を使う、染織は植物の命を使う」「人はそうやって命で織りあげた布をまとって生きてきた」という言葉に、伝統工芸の素晴らしさが伝わってくる。(図書館関係者)

〇日本本来の様々な文化/工芸を目の当たりにするような表現が、読み手にその素晴らしさと積み重ねられた歴史の厚みを伝えてくれる。(教育関係者)

* 刊行記念サイン会を実施!

『まぼろしを織る』の刊行を記念して、作品の舞台でもある川越にてサイン会を実施いたします。

【日時】2/11(日)14:00~

【会場】ルミネ川越店

【定員】50名

イベントの詳細はこちら>>

http://www.book1st.net/event_fair/event/page1.html

* 書籍情報

書名:『まぼろしを織る』

著者:ほしおさなえ

定価:1870円(10%税込)

書誌ページ>>https://www.poplar.co.jp/book/search/result/archive/8008440.html

https://www.poplar.co.jp/book/search/result/archive/8008440.html

Amazon>>https://amzn.to/3S2Tx7l

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